今回はDSのオススメ作品の後半戦。
前回取り扱った「ドラゴンボールDS2」に収録されている「ドラゴンボール 神龍の謎」もそうですが、今月はリメイク作品がいくつか登場してきます。
そのうちの一つが「エストポリス」。
1995年にタイトーで発売したSFC版の「エストポリス伝記Ⅱ」を大幅リメイクした作品で、当時とは違いアクションRPGでの登場になっています。なお、今作はスクエニでの発売で、そういう体系になったのはタイトーがスクエニの子会社になったためと思われます。
破壊と再生を繰り返した歴史の中で、人類は神のもたらした「波動器」というものを使って繁栄を謳歌していたものの、神と共に破壊の歴史が始まってしまう。それに対抗できるのは、「波動器」を自由に操れる勇者の登場・・・というストーリー。
タッチペンを利用して相手を代えていくシステムを採用し、素早く代えることで窮地を乗り越えるふうになっています。またアクションRPGになったことで、チャージアタックという時間で回復するシステムを上手く活用することも必要でしょう。さらにウェーブアーツはギミックの謎解きにも使えるので、これも有効活用していきましょう。
くしくも同社から出ているドラクエⅥと同じ15年ぶりのリメイクになるので、どういうふうな層が買うのかが楽しみなところ。
もう一つが「くにおくんの超熱血!大運動会」。
元々はファミコンで1990年に発売していた「ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会」。後にPCエンジンやゲームボーイにも移植され、2007年にバーチャルコンソール化されてまた遊んでみたという人も多いかもしれません。
今作は、その作品をベースに3Dポリゴンに作り直したとのこと。そのため、平面構造に近かった同作品に立体感ができ、より戦略的なバトル運動会が楽しめるようになりました。
モードもトーナメント以外に、最大4人でのワイヤレス対戦ができるフリー対戦、一定条件を満たすことでエディットモードで使えるパーツの増えるチャレンジモードがあり、やり込みや対戦も充実。
モードも3機種共通で出たクロスカントリー・障害部屋競争・勝ち抜き格闘にDS版オリジナルのお宝争奪(様々な部屋のギミックをくぐり抜け、相手の妨害をしていきながらお宝を手に入れるもしくは奪い取るというもの)の4種目が収録されています。
今作では12チームにまで増加。原作以上にクセのあるチームで遊ぶことができます。当時を知っている人には涙モノの作品。遊びやすさも向上しているので期待した以上のデキになっているかもしれません。
その他作品は以下のように。
①「みんなのコンビニ」
身近なコンビニの仕事を体験できるアクションゲーム。「クッキングママ」の系統を引いている作品になっています。
基本は陳列・レジ打ち・補充といったアクション的要素が強い作品なものの、どこに商品を置いてお客をたくさん呼ぶかという「ザ・コンビニ」シリーズに類似した経営シミュレーションっぽいところもあります。
手軽に遊びたい人にはオススメですし、子供向け作品としては非常によくできています。
②「ゲームブックDS アクエリアンエイジ Perpetual Period」
元々はトレーディングカードの人気シリーズで、シリーズ10周年作品。今作はゲームブック型のアドベンチャーゲーム。同型では3弾目の作品になります。
詳細は発表されていないものの、ダイスを使った作品になっていくものと思われます。恐らく同作品のメインであるカードバトルもあるものと思われます。
③「行列のできる法律相談所」
最大視聴率が35.3%、平均視聴率でも20%以上叩き出している日曜夜に放送中の日テレ系バラエティ番組のゲーム化。
基本は離婚などの法律相談に出演者とトークを重ねていきながら、プレイヤーがジャッジ。その後番組に出演している弁護士がジャッジをしていくというもの。
もちろん、番組名物の脱線トークも存在し、度が過ぎるとミニゲームに変化していきます。ミニゲームは出演者ゆかりのものだったり、法律知識を問われるクイズなど20種類用意されています。
弁護士と自身のジャッジが一致度もしくはミニゲームの成績が行列度というシステムに反映され、高くなればなるほど多くのイベントが見えるふうになっていきます。
これだけ番組の内容を上手く再現しているのも珍しい。番組が好きな人には買いですし、ちょっとした法律知識を身につけたい人にもオススメです。
次回はPSP作品の紹介です。