2010年11月13日

大村議員出馬で、ますます混とんを見せてきた愛知県知事選挙

来年2月に投票が行われる愛知県知事選挙。
既に現職の神田知事が勇退するということで、久しぶりのガチンコ選挙になることは明らかになっていました。そのため、愛知県内では共闘体制を築いていたものの、既に様々な理由でそれが崩れたため、民主党も自民党も早くから候補者を立て、早々とPR活動を行うといった感じになっていました。

そこに、みんなの党から2009年の衆議院議員選挙立候補者が立候補として出たため、ガチンコからカオスな状態に移っていきました
そしてさらに、かねてから出るのではないかと言われていた河村たかし名古屋市長の推す大村秀章衆議院議員(自民党所属)が出馬を固めることになり、政党間の争いだけでなく、同じ政党同士でも分裂しかねない国政と市政のカオス状態が複雑に絡み合った、実にわかりにくい選挙になりそうです。

というのも、自民党は同党が事実上推薦の候補者(その候補者は推薦を断っているものの、自民党が擁立したため)と大村衆議院議員が出ることになるので、民主党は同党が推薦した候補者と民主党員でもある河村市長の推す候補者になる大村議員が出ることになるので、互いに分裂選挙の様相を見せてきましたし、無党派の取り込みという点では、河村パワーの影響が大きい大村衆議院議員とみんなの党の候補者とでしのぎ合いになることでしょう。


ただこの選挙、自民×民主の代理戦争になっているばかりでなく、河村市長の市長×市議会との戦争のとばっちりを受けた感じがして、いささかいい気分になれません。前者は仕方ないとはいえ、後者は市政の範囲内で終わらせてほしい余計な争いをなぜ県にまでかぶせなければならないのかいささか疑問符が付きます。


誰が当選しても、愛知県の県政が大きく変わることが予想されるばかりでなく、国と他県との連携具合も大きく変わってくるものと思われます。
愛知県の経済が停滞している中、足元の揺らぎを察知し、経済という基盤を固めてくれる人が当選してほしいものです。県知事まで政争の具にされてはかないませんよ・・・。



Posted by alexey_calvanov at 21:26│Comments(0)TrackBack(0) 真面目なモノ 

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