ここから先はメリケンパーク。
その入口にあるのが、神戸ポートタワー。正確には神戸ハーバーランドとメリケンパークの間にある中突堤(なかとってい)にあり、かつては埠頭の袂(たもと)にありました。
建設は1963年と意外に古いタワーで、今年の春まで大規模な改修が行われていました。
ちなみに、その左側にあるのが、修学旅行生などを受け入れる売店や食堂などがある中突堤中央ビル。その最上階にあるのが、会社更生法を受けて再建中のKiss-FM KOBE。
中突堤には、オリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)の優勝を記念と震災復興を祈ったレンガ造りのブロック塀があります。
左右に一つずつあるのですが、今回は左側を撮影。
というのも、当時の優勝メンバーやスタッフのサイン入りレンガが多いため。
まずは仰木監督(当時。2005年死去)のサイン入りブロック。
当時チームの主軸として活躍したイチロー選手(現在シアトル・マリナーズ)のサイン入りブロックもあります。
この周囲には、オリックスを応援していた子供達やファンのメッセージ入りレンガが積まれているわけですけど、その後のオリックス(特に球団運営サイド)の行動といえば、言わずもがな。今でこそ神戸での試合はあるものの、一時は神戸軽視ともとれる行動(球団名に神戸の名を入れるのを拒否したり、スカイマークスタジアム開催の試合をなくそうとしたのは至極有名な話)をしていました。
そういう状況を知っているだけに、このブロックを見ると、いたたまれないものがあります。
あの時応援していた5・6歳の子供達は今20歳前後。今もオリックス・バファローズを応援してくれているのでしょうか。
オリックスの選手・スタッフ以外にも、様々な選手のサイン入りブロックがあります。
代表して、元阪神・日本ハムで活躍、メジャーのニューヨーク・メッツにも在籍した新庄さんのサイン入りブロック。
そして、こちらは当時巨人在籍(現中日2軍監督)の川相さんのサイン入りブロック。
ここを抜ければ、いよいよもう一つの目的地のメリケンパーク内になるのですが、そのあたりは次回に続く。