2010年03月20日

Z指定の今

現状コンシューマーの18歳未満購入禁止(表現的には18歳以上対象)を掲げているZ指定。いわゆるエロゲー(PC発売のCERO審査を受けない作品)を除いた作品のことを指し、主な規制は暴力・出血を伴う表現、犯罪を誘発しかねない表現、そして(全裸・性行為・排泄などの直接的なもの以外の)性的な表現に対してです。
Z指定された作品は、その旨をわかるように記載し、さらに雑誌上でも極力該当表現の部分を掲載しないように配慮。さらに店舗内でも18歳未満に目立つことのないように、別所に隔離して陳列・販売を行うようになっています


そんなZ指定の現状を探るための調査をCEROが最近行ったそうです
Z指定は調査対象になった1500店舗ほどのほとんどが販売していた中、ルールが守られていたのは、予約のみの販売をしている店舗も含めて1470店舗ほど全体の98.5%が従っているという結果(ちなみに前回調査では95.7%)。
年齢確認を経ての販売は、きちんと実施している店舗(「全顧客で確認販売」および「見た目で判断できない人のみ確認販売」)はほぼ100(99.6)%という結果が出たそうです。


これを高いと取るか低いと取るかはここを見ている皆様次第です。
ただ一個人の視点から見れば、これがきちんと履行されているかが大きく気になるところです。中でも、この調査結果で触れているユーザーサイドの意識に関する問題がまだまだ低いのではないかという点で大きく納得せざるを得ないのです。

GTAが出た当時、まだZ指定ではなく18歳以上対象を掲げていた頃、区分陳列が大っぴらなになっていなかったこともあってか、試遊台にガキんちょがたむろしていた点と、子供だけでは買えない代わりに、親が伴って購入しているといういわゆる『代理購入』が目立っていたということがありました。
規制強化に伴い、前者は確実に減ったと思いますが、後者はいまだに多いのが、調査結果でも明らかになっていました早い話があの頃と変わっていないのです。

とかく保護者に訴えたいのは、残酷さやエロさというのは、まだまだ未熟な子供には判断しがたいのだということを改めて訴えたいのです。
実際自身でもあったかと思いますが、子供というのは、カエルに花火を詰めて爆発させたりとか、アリの巣に水を流し込んだり・・・と案外残虐なことを平然とやってのけますいい意味でとらえれば無邪気ですけど、きちんと残虐さなどを教えないと大人になっても形を変えてやりかねんのです。
自らの頃を思い浮かべてみれば、その意義の大切さがわかるようになるかもしれません。



Posted by alexey_calvanov at 22:25│Comments(0)TrackBack(0) ゲーム系 

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