夏の新アニメ、9回目は芸術科の高校生が巻き起こすドタバタコメディーで、4コママンガが原作の作品「GA 芸術科アートデザインクラス」です。
ちあみに、タイトルにあるGAはもちろん「ギャラクシーエンジェル」でもなければ、実は同じくタイトル内になる「芸術家アートデザインクラス」でもなく、「芸術科Aクラス」の略です(このことは第2話の中でも突っ込まれている(笑))。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
大学の付属として設立され、工業科・芸術科・衛生看護科・普通科の4つの科がある総合高校の彩井高校。
その中の芸術科にある芸術専攻クラス「芸術科Aクラス」、通称GA。その中の個性派揃いの1年生5人が巻き起こす日常のドタバタ劇をまるでデッサンのように書き起こし、豊かな彩色で彩っていくというお話。
というふう。
中身を見ていくと、限りなく「ひだまり」(「ひだまりスケッチ」)なんですが、ひだまりと違うのは、主人公にあたる登場人物が1人多いだけではなく、きちんと芸術論や芸術に関するトリビアが随所に盛り込まれているので、ひだまり以上に芸術の話が高度で先鋭になっています。
そのため、少し人を選ぶかなというところもあるものの、わかる人には非常に面白い作品になっていると思われます。
ちなみに、第1話のピクトグラム(非常口の人の形とかトイレのマークがその一例)は導入作としては非常にわかりやすい、いいつかみだったなと感心しきり。
興味のある方は「ピクトさんの本」という、かわいそうなピクトグラムを取り扱った本を読んでみると、もっと面白く感じるかもしれません。
・・・逆を言えば、わざわざ探しに行かなくても、この本さえ彼女達に渡せば、もっと独創的なモノができたのでは(ニヤニヤ)。<斬首とかの肢体圧縮断絶や頭がバーンみたいなピクトグラムばかりできて放送コードに載せられません!