夏の新機種au編。最後は京セラ・カシオ日立連合の機種紹介です。
⑤Mobile Hi-Vision CAM Wooo(HIY01)
3wayオープンスタイル(縦・横・途中開き)を搭載した日立の企画端末。
500万画素のCMOSカメラの他、auとしては初めてになる1280×720サイズのハイビジョン(HD)サイズのムービー撮影ができるようになった。また日立では京セラ以外で初めてmicroSDHCに対応している。
個人的感想
ビデオ撮影を前提にされた機種になっており、随所にそのための機能が搭載されている。
まずはハイビジョン撮影可能になっていること。次はデジタルビデオカメラみたいなスタイルを取ることができること。そしてHDMIタイプC端子が搭載されており、日立の液晶テレビWoooやそれ以外のHDMIタイプC端子対応テレビに接続して出力も可能になっている。
もちろんカメラ機能も500万画素までアップしているし、Woooの技術を利用したワンセグも搭載している。映像を撮るという点ならば、auの中で1・2を争う機種になりそう。
⑥G'zOne CA002
カシオの時計ブランドになるG-SHOCKをベースに開発したケータイ。G'zOneモデルとしては8代目のモデルになる。
IPX5/IPX7相当の防水機能だけでなく、耐衝撃性を備えている。
個人的感想
一部機能追加がなされているが、基本的にはW62CAのブラッシュアップ機種でしかない。そのためカメラ機能や外部メモリ機能が弱いという欠点を持つ。
機能を重視しない人なら十分かもしれないが、防水面が欲しいという人には、他の機種にターゲットを切り替えたほうがいいことをオススメする。
⑦K002
3.0インチのIPX液晶を搭載した折りたたみ式のケータイ。薄さ10.9mmのステンレスボディを搭載している。またその中にはワンセグ・FeliCa機能も含めている。
個人的感想
パナソニックの機種とほぼ同等の薄さにまで持ってきたのには相当な技術革新があったものと思われる。今回のモデルの中で、またauの機種では簡単ケータイ K003と同じく公式で16GBまでのmicoSDHCを搭載しているのも大きな特徴。
しかしながら、パナソニックと違うのは、ワンプッシュオープンに該当する機能がないために、開け辛いものになっている。何かしらのフォローが欲しい。
⑧簡単ケータイ K003
auの簡単ケータイとしては、WINでは3代目(トータルでは8代目)になる折りたたみ式ケータイ。話しやすさ・見やすさ・押しやすさに配慮したモデル。
話しやすさでは、「はっきり通話」・「ゆっくり通話」・「ノイズキャンセル機能」を搭載。見やすさでは、「でか文字」など10種のでか機能や「光で操作ナビ」、キーの色付けなどで押すボタンの間違いを極力減らしている。押しやすさでは、ボタンの完全分離独立や電源キーのスライドなど使いやすさも併せて配慮されている。
個人的感想
シンプルながらもとにかく使いやすさを配慮したケータイになっている。しかしながら利用対象層を本当に考えたのかというちぐはぐな面は相変わらず。
例えば、microSDHCが16GB対応なのにもかかわらず、着うたフルプラスはおろか着うたフルが利用不可であること、シニア層でもニーズの高いと思われるワンセグが搭載されていないなど。
せっかくいい機能を積んでいるのなら、それなりにポテンシャルを引き出してあげてもいい。ドコモのらくらくホンプレミアムはいい例だと思うのだが・・・。
⑨misora(KYX02)
auの企画端末の一つiidaブランド(旧au design projectおよび旧NEW STANDARD)の機種。今回で第2弾モデルになる折りたたみ端末。
ベースはNEW STANDARDシリーズのベルトのついたケータイ NS01から来ている。
個人的感想
機能やサービスに関しては1世代前のものになってしまっているので、やや遅れた感がある。明らかにクリアなデザインのみがこの機種の良し悪しを左右するとしか思えない。販売するには骨が折れそうだ。
本当はこれで終わりだったんですが、実は7月のサービスに合わせてUQコミュニケーションズが動き出したので、次回はそのUQの金機種1種類と併せて様々な発表を紹介していきます。