2009年03月09日

仮面男+日本全国の旅=レトロゲーム?

ゲームサイトの「ITmedia +D Games」で連載されているゲームコラムが書籍化されていたという話を皆様ご存知でしたでしょうか?
その名は「レトロゲームが大好きだ」
作者はゲームライターのゲイムマン
タイガーマスクや獣神サンダー・ライガー、はたまたこの前捕まったザ・グレート・サスケのようにマスクをかぶっている変わった人です(笑)。
発売はマイクロマガジン社
かつて「ゲーム批評」を発売して一大センセーショナルを起こし、現在はキルタイムコミュニケーションが連載していた「ユーゲー」(注:かつての「ユーズドゲームズ」と「ナイスゲームズ」を合併してできた雑誌)を発展させた「GAME SIDE」を出版している会社でもあります。
なお、左が昭和編・右が平成編。



内容はいわゆるレトロゲーム紹介なのですが、この紹介が一風変わっていて、その作品に出てくる人物や舞台、はたまた技の名称にゆかりの地を訪ねて、時にはその場所のシーンを作品内と比較しながら、はたまた時にはそこでプレイするといったことまでしていたり。そして時は、そのあまりのこじつけと強引ぷりに、読んでる人達は置いてけぼりになることもままあるのですが(笑)。

とはいうものの、ゲーム内容の紹介は丁寧ではあるものの、レトロゲームって何?という初心者だけでなく、やや知っている人にとっても少し骨のある本かもしれないですね。
というのも、時に出てくるそのマニアックな知識が必要な文言やゲーム業界の内容を知らないとわからない部分が散見されるからのです。
特に「ゲームセンターあらし」をよく読んでいないとわからない部分があるし、日本史や三国志のゲームが出てくる時には、その本や歴史の詳細がわからないとどうしても紐解けない部分があるわけです。


でも、その中でも思い入れのあると思われる記事には、その熱い思いがひしひしと伝わってくるし、またその詳細が非常にわかりやすくなっているなと。まぁ悪く言うとムラがあるんですけど、基本どの人間にも言えますよね(苦笑)。


ある意味コアユーザー向けともいえる本ですけど、ゲーム好きなら面白いんじゃないかなと思える一冊です。


なお、既存の読者にも対応できるように、(特に新しい事例が出た際に)一部加筆がしてあります



Posted by alexey_calvanov at 22:46│Comments(0)TrackBack(0) ゲーム系 

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