2009年01月22日

心残り

昨日の夕方のこと。
いきなり、以前から入院していた祖父のことを母が話し始めた。いわく、時間があるならお見舞いに行ってほしいことと、そろそろヤマが来そうなので身を整えるとかしておいて覚悟を決めてほしい(伯母から言われたと思われることを言っていた)と。

そろそろ床屋に行ってこないと髪の毛がボサボサになりかけていたので、今週の土曜は無理でも日曜にはと思っていたのと、確かに見舞いに一度は行ったものの、ここしばらくは顔を出していなかったので、せめて月末の土日にでも・・・と思っていたその矢先、一本の電話が鳴る。
どうやら伯母かららしい。しばらく話し込んでいると、電話を切った刹那こう切り出した。
「祖父が亡くなった」・・・と。
丁度偶然祖父のことで話題が上っていた合間に逝ってしまったのです。
そしてまたここ最近は、日に日に悪くなっていたとはいえ、丁度友引に差し掛かる日に急逝したため、葬儀屋の関係もあって今日には通夜はできず、明日あさってで通夜と葬式を行う日取りになるのだと思われます。以前祖母が亡くなった時と奇しくも似た日取りになっていたので、そのあたりはさすがに夫婦らしいなと思えるもしれません。


そんな中、今でも心残りに思っているのは、忙しさや仕事疲れにかまけてここ約半年か1年は顔を出していなかったことでしょうか。
確かに、日に日に悪くなっていたとはいえ、母から伝え聞く話を聞いている限り、まだまだ元気そうで大丈夫だとある意味勝手な解釈で安心しきっていた甘さがあったなということ、うわ言のように私の名を呼んでいたそうなので、死期がわかっていれば・・・というやるせなさが頭の中をもたげていました。

以前とある人に、行けるうちに行ったほうがいいとは言っていたのに、自分自身がそれをできなくて今非常に情けなく、そしてそのことだけが心残りでならないのです。本当に後悔の念に駆られています
だから敢えて戒めをこめて書いておこうと思います。
家族・親しい人が明日をも知れぬ身になった場合、顔を出せるのなら、いつでもいいのでお見舞いに行けば、自責の念に駆られず後悔しないですよ。



Posted by alexey_calvanov at 23:34│Comments(12)TrackBack(0) 真面目なモノ 

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この記事へのコメント
カズトラマンさん>ありがとうございます。

「親孝行 したい時には 親はなし」
この言葉を祖父ながらも思った次第です。
葬式の時に、十分届いてくれていればいいのですが・・・。
Posted by アレックス at 2009年01月26日 02:00
かのんさん>ありがとうございます。

親戚が遠いと、いつでもすぐに駆けつける・・・なんてことは中々できないでしょうからいじらしいところもあるかと思います。

顔の出せる時に顔を出せるようにとこの時は思ったばかりです。
Posted by アレックス at 2009年01月26日 01:57
プーミンさん>ありがとうございます。

若い時に肉親を亡くされたのはさぞや辛いことだと思います。
私の家でガンで亡くなった人がいないので、その苦しい状況を知らないのですが、特にガンは非常に大変な病気だと聞きますので・・・。

親とは言えど人間なので、歯向かおうとも逆らおうとも長い人生の中では仕方のないことだと思います(それこそ親を異常なまでに尊敬する人のほうが気になりますが)。
ただ、その時を迎えた時に、何ができるかを考えて生きたいと思っています。
Posted by アレックス at 2009年01月26日 01:53
wara☆さん>ありがとうございます。

上のコメントでも触れましたが、安泰だとあぐらをかいてろくすっぽ見舞いにいかなかったことには後悔してもしきれない部分があります。
今さながらどうあがいてもどだい無理な話ですが、たぶんしばらくは頭の中に残って離れないんでしょうね。
Posted by アレックス at 2009年01月26日 01:47
ようさん>ここ数年身内が亡くなっていたのと、前からいつ来てもおかしくないと思っていましたからね。
でも、その中で安泰になっていたのにあぐらをかいて行けなかったのには後悔の念はあります。辛い部分はそのあたりでしょうか。

最後に、ありがとうございます。
Posted by アレックス at 2009年01月26日 01:44
やすやすさん>ありがとうございます。
人というのは、祖母の時も思いましたが、死してもとても穏やかに逝くものだなと。

葬式そのものは滞りなく向かえられました。
改めてありがとうございます。
Posted by アレックス at 2009年01月26日 01:41
お世話になった人にはいつしか「ああしておけば良かった」と後悔してしまうものですが、その切ない気持ちは十分に届いていると思います。謹んでご冥福をお祈りいたします。
Posted by カズトラマン at 2009年01月24日 19:01
お寂しいことでしたね…
お悔やみ申し上げます。
わたくしも遠方にいる親戚とは
ことごとくお別れ出来ずに
切ない思いを幾度となく
しております。
お別れはいつか必ず訪れるものですが
おっしゃる通りに
会える機会があるのなら。
ですね
Posted by かのん at 2009年01月23日 19:18
こんにちわ。
まず、
お悔やみ申し上げます。大変でしたね
私は今32歳ですが 18歳の時に 母親が亡くなりました。
ガンだったので 最期まで苦しんで息を引き取りました。。
最期を看取れたのは よかった事かもしれませんが、
14年経った今でも
苦しんで亡くなっていった様子を鮮明に覚えています。
今もカキコしながら涙でてきます…
親孝行も何一つできなかった事が悔いです。
今は祖父母も他界、
父親と兄と3人家族ですが 父親の事を大切にしたいと思うんですが、なかなか…
つい歯向かってしまいがちです
…でも 自分で《今出来る事》をやってあげたいと思って生活してます
Posted by プーミン at 2009年01月23日 14:14
そうですね…長く入院されたりしていると、病院にいるから大丈夫…と錯覚してしまう事が(私は)ありました。祖母の時ですが…。まさかそんな急に容体が悪くならないだろう…とか。
また今度行こう、と自分が思っても死は待ってくれない…無常だなと思います。
ちょうどアレックスさんが週末に行こうと思っていた矢先の訃報で、たぶんとても無念に感じておられると思います。
最期のお別れ、ゆっくりしてきて下さいね。
お祖父さまのご冥福、心からお祈りしています。
Posted by wara☆ at 2009年01月23日 10:49
身内の方が亡くなられたのは、さぞお辛い事でしょう…。
謹んでお悔やみ申し上げます。
Posted by よう at 2009年01月23日 09:22
この記事を読んで、生命の終わりは必ず来るものだと感じました。
正月早々、私どもも職場仲間の親族の訃報に接してきましたが、まさかアレックスさんの祖父までもが…
秋川雅史の歌った曲のタイトルから拝借しますが、まさしく『千の風』になったのだと思います。
謹んでお悔やみ申し上げます。
Posted by やすやす at 2009年01月23日 08:45

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