2008年10月22日

♪娘トラ☆/菅野よう子 前編

今回紹介するのは、前作が大ヒット、一部収録曲がテレビのBGMでも利用されている「マクロスF」のオリジナルサウンドラック集第2弾『娘(ニャン)トラ☆』です。


この『娘トラ』、正式名称は『娘々(ニャンニャン)サウンドトラック』(または『ニャウンドトラック』)の略称・・・って、おいそこの菅野、お前また予約するのにこっ恥ずかしいアレな(以下略)


とにかく、前作がとてつもなく売れたために、今回は予約しなくても買えるくらいに山積みをしてお出迎えしていた店舗もあったかと思います。現に私が買いに行ったSマップでも買いに行った当日120枚近くコーナー展開までされ置いてありました(いくらCDは返品が利くとはいえ、そこまで売れるかと)。

そんな期待される中、発売を向かえ、今日最後のテレビ放送であるアニマックスが終了したので、今回紹介する運びになりました
前作同様、今回も1曲ずつ紹介していきます。
・・・周りが何と言おうとだ(ギャハ)。
なお、★はオススメ曲です。


01:♪Prologue F
第2弾のオープニングを飾る曲。やや悲壮感が漂う、今まで起こった悲しい出来事を代弁するかのような曲でもあります。

02:★♪ノーザンクロス
以前マキシシングルで発売された♪ライオンのカップリング曲番組の2代目エンディング(何回か変わっているが、同じように頻繁に流れた♪ダイアモンドクレバスを初代として考えてこう記載)。
♪ライオンの時にも触れましたが、切なく何かしら鬼気迫るものを感じますね(♪ライオンが出た当時はシェリル死亡説が流れていただけに余計意味深に感じたのかもしれません)。
このサントラの解説によれば(解説者は例の2名(笑))、シェリル復活後第3弾目の曲という位置付けだそうです。
曲調はテレビ版のものと同じ。シングルのようにフェイドアウトせずきちんと〆て曲が終わっていて、曲として固まっていると感じさせてくれます。シングル版もいい感じではあるのですが、違和感のなさでいけば、やはりこちら(聞き慣れているというのもありますが)。

03:♪トライアングラー(fight on stage)
記憶に新しい最終話エンディング曲。
高音で突き向けた坂本さんの歌い出しとは違い、May'nはやや低音気味(主人公の名じゃないですが、アルト的)な歌い出し、中島さんは坂本さんに忠実な歌い出しになっています。ただ聞いて思ったのは、よっぽど難しい歌なんだろうなぁ、と。
この曲を歌う時のMay'nというのは、ロッカーというよりも、コブシを利かせたソウルフルなR&B(リズム&ブルース(※))や極端に言えば演歌風な歌いだしに聞こえなくもないです。
難しい歌と思われるこの曲をキャリア的に若い2人が歌いきっただけでも大いに評価できると思います。
ただ、歌詞とそのアレンジの面で唯一気に入らないところが
『わたしそれともわたし』と呼びかけるところがあるのですけど、個人的には原詞どおり(『わたしそれともあの娘』)にして、ハモらしたほうが雰囲気的には出るんじゃないのかなと・・・

04:★♪High School Life
前作では入らなかった次回予告で流れる曲ギターのストリングスが利いている名曲です。
タイトルと合わない感じがするんですけど(笑)、そんなことを感じさせないくらい心に刻んでくれます

05:♪トランスフォーメーション
打ち込み音がメインになっているような感じの曲。それにエレキ系の音がかぶせてくるようになっている。
何かゲームのBGMっぽいというのか、何というのか。これだけ聞いたらそう思える曲です。

06:♪アナタノオト
最終回のタイトルにもなった曲。
歌詞を見ていると実にストレートな曲の一つ。下手をしたらドクンドクンドクンがドキュンドキュンドキュンと聞こえDQNを連想させるイタい曲なんじゃないかと紙一重に近い雰囲気を出していまして(苦笑)。
ただ、決して悪い歌ではなく、彼女の性格のように一途というふうに捉えられてよろしいかと思います
で、この例の解説コーナーに来たメールに気なるものが・・・。

「まだまだ調教が必要ね」(Gさん/OL/17歳)


・・・こ、これって(ニヤニヤ)!<このキーワードでピーンと来た方がいても、とりあえず次回に種明かしするので、言うのは待っとって(笑)。

07:★♪Test Flight Delight
前作にも似たような曲があったかと思いましたが、雄大な空を飛ぶ感じの曲ですね。これも曲の一部が番組のBGMに使われそうな感じです。

08:★♪星間飛行
文化放送・ラジオ関西でO.A.している「こむちゃっとカウントダウン」で1位を獲得したことのある曲。ランカのメジャーデビュー曲でもあります。
解説によれば、歌詞中の『キラッ☆』というのが相当インパクトがあったらしく、老若男女問わずマネするようになり、果ては事故の原因にもなるので交通標語でキラッ☆禁止ということまで定められたほど
初々しい感じの仕上がりになっていて、聞いてて心が爛々とするかのようにウキウキしてきます
この作品はアニメの中でもオープニングで使われたことがあり、ちびキャラのランカがかわいらしく踊っていまして。これも見てて楽しかったですね。
ちなみに、この曲で使われている振り付けを考えたのは、ダンスパフォーマンスグループのPaniCrew(パニクルー)。アーティストとして活躍する側面もあるようです。
うちの地元では金曜の夜の某FM局で番組やってたりします(爆)。某総合駅で公開収録もやってるので、興味のある人は見に行ってはいかがでしょう?

09:★♪イヌミミランカ
前半の中では意外にコミカルな曲ランカのドジっ娘の側面を端的に表すと、こういう曲になるんでしょうね(笑)。
解説によれば、某めざましテレビに似たニュースバラエティーでやってる占いコーナーで一番ついていない人に流れている曲だそうな。
・・・やっぱりドジっ娘ランカの曲と言っても過言じゃないな(爆)。

10:♪妖精
解説によれば、シェリル復帰第2弾曲
ノリのいい曲ではありますが、歌詞のところどころに自身の妖精とまで言われるほどのカリスマとそこからの転落を皮肉った曲のように思えてなりませんね。
そのことから考えると、少し彼女自身がかわいそうにさえ思えてくるから、歌というのは不思議でなりません。


後半へ続く





(※)
個人的な意見ですが、R&Bというのはアメリカ南部の人達が歌う演歌みたいなものだと考えてます。

なんでこんなことを触れるのかというと、May'n自身の歌手としてのプロフィールを触れるために書いた側面もありまして(これを知らないと、何でこういう歌い出しができるのかわからないかもしれないからというものあります)。
ここまではご存知だと思いますが、かつてMay'n自身は中林芽衣という名前(本名)でアーティスト活動を行っていた時期があり、その時主流にしていたのは、何を隠そうR&B系の曲だったわけです。
実際デビュー曲となった曲もR&B色の強いものですし、彼女の好きなアーティストのほとんどがR&Bのアーティストだったりします(洋楽のアーティストを例に挙げれば、ジャネット・ジャクソン、ビヨンセ、クリスティーナ・アギレラなど。他ではラッパーのエミネムやポップス(ソフトロック系)シンガーのブリットニー・スピアーズ)。



Posted by alexey_calvanov at 23:11│Comments(0)TrackBack(0) アニメ・コミック 

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