2008年09月28日

放映権の問題があるとはいえ・・・

今日のプロ野球の試合(特にセリーグ)は歴史に残るゲームでした。


昼は広島市民球場で主催される最後のゲーム、広島×ヤクルト戦。夜はナゴヤドームで中日×巨人戦が行われました。


前者のほうは、広島市民球場での最後の試合ゆえか、広島ナインの気迫がひしひしと伝わり、前田健選手の力投とプロ入り初アーチもあってか6-3で勝利
試合後には広島が優勝・日本一になった時のペナントがその年に生まれたファン(最初の優勝の時のペナントだけは、広島市民球場が落成した年の生まれのファンも一緒に持っていた)のよって携えられて入場。その後広島ナインがグラウンド一周するという感動的なセレモニーで半世紀以上の歴史に幕を閉じました。

後者は緊迫した投手戦
中日の先発チェン選手の伸びのある球と巨人の上原選手の要所要所を抑えるピッチングでハイテンポで進んでいったものの、8回裏、伏兵荒木選手への一投が出会い頭の当たりとなり、それが決勝点になるアーチに(恐らく上原選手唯一の失投とも言ってもいいくらいだったと思います)
その後は守護神岩瀬選手がスミ一を守りきり、中日がホーム最終戦を勝利で飾る試合になったとともに、巨人には痛い一敗になり、阪神にペナントレース優勝のマジック8を再点灯させることになりました。


で、この試合に共通して言えることは、試合が尻切れトンボで終わってしまったこと

前者の試合は、確かにCSのJ SPORTS2で試合終了までO.A.されていたものの、広島ではRCCテレビ(中国放送)で15:30までしかO.A.しませんでした
その後はTBSテレビ系の全国放送(ゴルフ中継)と17:00からのMBSテレビキー局の全国放送(俗に言う『日5アニメ』)が絡んでいるため、枠を潰すことができないからだと推測されます。そのため、17:30以降のローカルニュースでその模様を見たという人のほうが多かったと思われます。

後者の試合は、元々予定になかったのが急遽三重テレビで18:00から放送開始したものの、元々組んであった特番(生放送テレビショッピング)は編成上の関係か潰すことができず、さらにCS放送での主催局で三重テレビに放映権を譲渡した先のCBCテレビ(中部日本放送)では日曜夜は特番(バラエティ番組)があったため、その枠も放送できないという異常事態になっていました。いつもは平気で枠を潰すことの多いのに、この日だけはなぜか発動させなかったのは、元々編成上にないという点と優勝争いに絡んでいなかったという点、またゴールデンタイムの番組は(基本的に)確保しなければならないということかららしいです(具体的な理由は不明)


せっかくいい試合だったのと、最後のシーズンを飾る試合なのだから、制作局もキー局もそのあたりはもっとフレキシブルに対応してほしいなと思えてなりませんスポンサーの関係もあって厳しいところもあるかもしれませんが、せめて夜中に録画放送をするくらいのことはやってほしいなぁと思います(実際三重テレビは早く試合が終わったため、残った時間をそれで割いていたわけですが)
「サンデーモーニング」のあのお二方ではないですが、本当に野球が面白くなる時期でこういう中継をやられると辛いですねぇ・・・。
特に延長をしなくなったのには、ある意味困ったものが。
いくら視聴率が悪いからといって、視聴率のいいサッカーはともかく、同じくらいの視聴率のバレー中継は無条件で延長(しかも録画疑惑があるのに)するのはいかががなものなのかと。
それも2011年以降の地デジ本格放送でのマルチ編成ができるようになれば解消されていくのでしょうが、『スポンサーの意向』が第一になっている限り、この傾向は消えないのかもしれませんね・・・。



Posted by alexey_calvanov at 21:56│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ | 真面目なモノ

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