2008年05月28日

ふたりのゴンザレス

かつて巨人には、つい最近、2人のゴンザレスという名の選手が在籍していた時期がありました。


一人目はルイス・ゴンザレス(以下L.ゴンザレス)。南アメリカでは唯一野球が盛んな国であるベネズエラ出身の元メジャーリーガーでした。

日本ではパワフルな打撃が先行(とかく、日本のプロ野球の投手以外の外国人選手は、最近はそうではないものの、『助っ人』と称するくらいにその傾向が強い)してますが、意外にもL.ゴンザレスは内野はどこでも守れるという器用な選手でした(実際守備での評価は高い)。

しかし、4月末に行われた広島戦後のドーピング検査で陽性反応が出たことが発覚し、5/21の再検査でも陽性が出たためNPB(日本プロ野球機構)は1年間の出場禁止処分を発表。そのことを基にして巨人サイドも契約違反を理由に解雇の方針を打ち出しました。
これに対して、L.ゴンザレス側は、陽性反応に関しては正当な審査の下に行われたものなので結果を受け入れると表明しながらも、陽性反応に至った禁止薬物は使っていないという理由で、今回の処分結果に意義を訴えるという何ともわかりにくい申し立てを行っています。

おそらく、ドーピング検査は採尿による検査だとは思いますが、その過程でサンプルが入れ替わったとでもL.ゴンザレス側は訴えたいのでしょうか?
しかしながら、陸上選手の場合ではありますが、サンプル採取の場合、採尿をしているところを検査員に見られながら行っているという証言もあるくらいなので、そんな不測の事態に陥ることは断じてありえないと思います。
また今回の件が、ソフトバンクのガトームソン選手の時に散々言われていた中での出来事でもあり、かつ以前同選手の使っていた毛生え薬の成分に含まれていたとかのように、知らず知らずのうちに摂取したということではないことを考えれば、今回のNPBの処分は至極当然だと思います。
L.ゴンザレス側は、正当な理由を提示しないと今回の件の疑いは晴れないと思いますし、仮に晴れたとしても、日本でのプレーはほぼ絶望的としか思えません。


そして、もう一人がジェレミー・ゴンザレス(以下G.ゴンザレス)。こちらも南米ベネズエラ出身の元メジャーリーガー
メジャーでは先発→中継ぎ要員だったものの、怪我による影響が祟って巨人に来るまでの数年間はあまり目立った活躍ができずにいました
再起を賭けて巨人に入団後も、名前騒動(注:当時、現ソフトバンクのジェレミー・パウエル選手とL.ゴンザレスが在籍のため、G.ゴンザレスはGGというニックネームで呼ばれることになった)で名は出たものの、これといった活躍はできずに1年で戦力外通告。地元に帰っていたそうです。

そしてつい先日(5/25)、地元のベネズエラのマラカイボ湖で水上バイクを楽しんでいる時に落雷に遭い死去
地元スポーツ紙とベネズエラの高官が語ったことで、日本の新聞のスポーツ欄およびスポーツ新聞にも掲載されたので、ご存知の方も多いかもしれません。

ベネズエラでは日本の暦では冬季にあたる時期に野球(いわゆるウィンターリーグ)が開催されるので、オフシーズンを楽しんでいたところでの事故だったのかもしれません。

まだ33歳という若さ。まだ地元でも他の地域でも活躍できたかもしれない歳だったために、惜しくてなりません。
ご冥福をお祈り致します。



Posted by alexey_calvanov at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)スポーツ | 真面目なモノ

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