春の新機種、最後はウィルコム編です。
ウィルコムのポイントとしては、料金プランの拡充が行われたこと。
3月以降、ファミリーパックもしくは法人割引で申し込まれているウィルコム定額プランが主回線と合わせて3回線以上になった場合、主回線・副回線問わず2200円(税込)になるというもの。より使いやすくなった。
さらにウィルコム定額プラン専用のオプションサービス「070以外もお得な通話パック」も同じ3月から、当月使い切れなかった無料通話分を、無期限に自動繰り越しできるようになった(自動繰り越しの上限額は6300円)。
それ以外では、端末紛失時に使われるリモートロックがウィルコムのサービスセンターやウィルコムプラザでも対応可能になった。
では新機種の紹介です。
①WX320K
ウィルコムの機種の中ではハイスペックになるモデル。通称『京ぽん』(4代目)。
4x(128kbps)パケット通信対応で高度化通信規格W-OAM対応モデル。リアパネルはアルミ素材で作られている。
Operaブラウザ・130万画素カメラ・ブロック崩しゲーム「アルカノイド」がプリセットされている。
個人的感想
AH-K3001S・WX300K・WX310Kに続く『京ぽん』モデル。そして初のW-OAM対応モデルでもある。
高速通信に対応していたり、カメラもウィルコムの中では最高モデルではあるが、USB対応だからか、外部メモリが搭載されていない点が残念。
②WX321J
ストレート端末。日本無線お得意の指紋認識機能が搭載。追加機能として、指表面のキズや皮脂の不一致によって生じる認識率の低下を防ぐ真皮層検出方式センサーを採用している。
4X(128kbps)パケット通信・W-OAM・構内PHS搭載。ブラウザはNetFrontを利用。データ同期ツールIntellisync(インテリシンク)により、Outlookと電話帳やスケジュールの共有も可能。さらにWordやExcel、PDFなどのビジネスファイルを閲覧できるドキュメントビューアも搭載。
新モデルの中では唯一外部メモリ(microSD)を搭載している。
個人的感想
ベースはWX310Jで、W-OAM搭載された点以外はあまり変わっていない。色は現状確認できる限り、黒のみだが、かなりシックで洗練されている。ビジネスマン向けのケータイかもしれない。
③WX220J
ストレート端末。法人をターゲットにしたシンプル端末。
シンプル端末とはいうものの、4Xパケット通信・W-OAM・コンパクト版のNetFront・構内PHS機能(内線電話として活用可能)を搭載。
個人的感想
デザインとしては、一昔前に出ていたJ-PHONE(現ソフトバンク)で出ていた東芝の端末(カメラはないがJ-T05かJ-T06)に近い。またAH-J3003Sに非常に近いつくりになっており、古臭さは否めない。
ただ、サブケータイとしては格安モデルになってくると思われるので、仕事用もしくは内線用として持っておくのも悪くない。
④AX530IN
PCカード typeⅡタイプのデータ通信カード。高速通信規格W-OAM TypeGに対応し、PHS端末として初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)にも対応。従来機比で約1.25倍となる最大512kbpsで通信できる。
個人的感想
この高速通信規格W-OAM TypeGは将来的に基地局が光IP化されると800kbpsにまでスピードが上がるので、より重い動画がすぐに見られるようになるといった快適なネット生活を送ることが手軽にできるかもしれない。