2006年10月24日

ナンバーポータビリティ制度スタート

今日(10/24)、ナンバーポータビリティ(番号持ち運びまたは番号継続)制度がスタートしました。

特に首都圏ではあいにくの天候だったためか、あまり思った以上は伸びていないとのことです。
それ以前に、事前情報として、メールアドレスが引き継げない・割引年数が引き継げない・キャリア(携帯電話会社)変更に伴う手数料が最低でも5000円程度かかる等々が伝わっていたため、及び腰になっている可能性があります。


ここで、改めて各キャリアの現状を。


まずはドコモ。

これといって動きとしては大きなものはないが、豊富な資金力を生かしてか、有名人を起用したスポットCMで『信頼』をアピールしたり、逆にドコモグループの社長自らがチラシを配って下手に出たりと、ありとあらゆる手を使っています
また、機種ラインナップも老若男女(特に若い男女向け)に豊富に取り揃えて挑んできました。

ちなみに、ドコモの(おそらくラジオ)CMのラインナップの中には、アムロ(古谷徹さん)とシャア(池田秀一さん)の名も・・・
これはN902iX-HIGH SPEED(通称ガンダムケータイ)にレッドが出たので、それを触れるためなのでは・・・と邪推(笑)。


対してau。

夏に既に新機種情報を出し、現在発表した半分以上の機種を販売している状況。新機種と既存機種の売れ行きは半々。
他のキャリアが後出しジャンケン的に色々な発表をしているので、少しかすんでいる状況?
現状はイメージ戦略で稼ぐという状況?


最後にソフトバンク。

昨日(10/23)、衝撃的な発表を行いました。
対ドコモ・対au用の料金プラン設定(それぞれのプランより210円安くするプラン)/今までのキャリア割引年数引き継ぎや、ソフトバンク同士の国内通話・メール(一部除く)を無料にする新プランや、年内に13機種の発売、さらに新割引サービスの発表と、矢継ぎ早に行ってきました。

正直、ここまで幹部クラス以外には情報を漏らさないで秘密裏に行ってきたのは、対ドコモ・対auへの囲い込みと、ソフトバンク体制引き締めの両方を狙った一方、あまりになりふり構わない状況から垣間見て、ナンバーポータビリティ人気で予想以上に不振だったのではないかと思っています。

ボーダフォン時代、一番の草刈り場ではないかと思われていましたが、この『予想Guy』の発表(私個人は『想定の範囲内』の発表でしたが(笑))で草刈り場のイメージは払拭できたかと思います。
しかしながら、あまりにも性急な展開に実際のアクションが追いつかないのではと思えてなりません。特に収入面とトラフィック対策。
これに関しては、コンテンツ収入の増加を図ったり、インセンティブ(成功報酬)の大幅カットを仕掛けるかもしれませんので、覚悟したほうがいいかもしれません。


本格的流れは年末になるのではとも思いましたが、もしかすると、節目の時期になる3月(年度末)の移動が多くなるのかもしれません・・・



Posted by alexey_calvanov at 21:38│Comments(0)TrackBack(0) ケータイ系 

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