今回は「ドラゴンクエスト展」の開場から。
午前11時、いよいよ開門。
「ドラゴンクエスト展」は、いくつかの部屋に分かれて展開されています。その中で入場者は戦士・武闘家・僧侶・魔法使いのいずれかになって、冒険の旅に出ます。
冒険の旅に出た彼らには、冒険の書をもらい、パンチタイプの問題を答えていくことになります。
冒険する場所は、シリーズの歴史を知ることができるようになっていて、詳細な解説と、作品の中で特に印象深いセリフが書かれています(例えば、ドラクエⅡなら、サマルトリアの王子が話す「いやー、さがしましたよ」)。
もちろん、冒険の最中には、モンスターがお出迎え。
ドラキーがあらわれた!
・・・ちょっと光ってますが、あのマヌケ具合はしっかりと表わされています(笑)。
少し進むと・・・。
おおきづちがあらわれた!
スライムがあらわれた!
さりげなくスライムが隠れたように出ているのがポイントですね。
何か視点的には、いじめられっ子(スライム)を守るおおきづちという雰囲気がありありですな(ニヤニヤ)。
さらに少し進むと・・・。
スライムナイトがあらわれた!
少々乗られてるスライムがのっぺりしているような気もしないでもないが、気にしない(苦笑)。
ちなみに、上に乗っている騎士は、スライムナイトの身体の一部という説もありますが、「スライムもりもりドラゴンクエスト」では、その騎士だけが現れたりと、なかなか騎士の謎は解けません。
そこから進んだ角には・・・。
さまようよろいがあらわれた!
「ドラゴンクエストⅢ」で初登場したかのキャラ、「ドラゴンクエストモンスターズWANTED!」では、単体だけでなく、『おなじみコンビ』としてよく仲間を呼ぶホイミスライムと一緒・・・かと思いきや、余裕綽々(しゃくしゃく)だったのか、ホイミスライムはいませんでした。残念。
竜王の城に近付くと出てきたのが・・・。
ゴーレムがあらわれた!
メタルスライムがあらわれた!
・・・何か、このシチュエーションもゴーレムがメタルスライムを守っているような感じですな(笑)。
ゴーレム「さあ、早くお逃げなさい」
メタスラ「へへーっ」
・・・こんな感じですかね(ニヤニヤ)。
そしてその先には、竜王の城があります。
そこでは戦士・武闘家・僧侶・魔法使いの代表がそれぞれの武器片手に竜王に挑みます。なお、スペシャルゲストはミミックさんです(爆)。
・・・あれ、ホントにビックリしたぞ。子供わんわん泣いてたもの。
あと写真がないのは、撮れそうな雰囲気じゃないからです(笑)。ITmediaガジェットの記事を参照して下さい。
竜王の城を越えると、ドラクエの歴史や企画書などドラクエシリーズの貴重な資料が拝めるコーナーへ。
堀井さん直筆の仕様書や城および街並みの配置図、モンスターの原案が掲載されていました。
そのモンスターの原案を元に、鳥山明さんがキャラとして起こしてくれているわけですよ。その手書きの貴重なイラストも展示されていました。
面白いのは、モンスターの名前が全く違うものもあったりする点や他の作品で出てくるキャラが描かれている点。
例えば、アーマーと名付けられたモンスターは後にキラーマシーンと呼ばれるようになってますし、「ドラゴンクエストⅤ」で初登場したデンタザウルスが実は「ドラゴンクエストⅡ」からデザイニングされていたりとモンスター1つにも紆余曲折が見られます。またモンスター原画の中には隠されているものもあり、ひょっとすると、これから先のシリーズで登場するモンスターが描かれているのかもしれないと思うと、ちょっとばかし胸が膨らみますね。
まぁ、「ドラゴンクエストⅡ」は難解なバランスだけが独り歩きしていますけれども、様々な要素を練り込もうとして、ファミコンの限界を知らされた作品でもあるわけです。
例えば、ミミックは「ドラゴンクエストⅢ」で初出ですけど、実は「ドラゴンクエストⅡ」で初登場の予定だった(実際チラシにはミミックが描かれている)り、「ドラゴンクエストⅥ」で初めてできた鏡の演出(鏡に映った自分達の顔が、3枚目を通った時にモンスターの顔になるという演出)は、元々「ドラゴンクエストⅡ」で行う予定のものだったそうです。
しかし、すぎやまさんの楽譜とか堀井さんのファイルの資料とか、ただでさえ貴重な資料が目の当たりにできるなんて・・・胸熱ですよ、胸熱。
このシリーズが好きな人だけでなく、将来ゲームクリエイターになりたい人にも絶対見てほしい展示物ばかりです。
試遊コーナーや様々なグッズコーナーの紹介を抜けると、いよいよこれからのドラクエが見られるコーナーと、お土産・お食事コーナーに差し掛かります。
次回はそのあたりを紹介。