2013年08月03日

ファーム交流試合に行ってきた①

プロ野球というと、きらびやかな野球場で繰り広げられる・・・と思われるでしょうが、そんな試合とは無縁そうなところもあるわけで。それが2軍の試合。ともすれば、この試合を見に行く人というのは、ある意味熱心な野球ファンとも言えるでしょう(ただし、地方でプロの試合がなかなか見られない人達にとっては、貴重なプロのプレーの機会を見られる場でもある)。
人によっては見に行きたいと思う人もいらっしゃるかもしれないですが、平日は昼間の開催がほとんど、試合日程もインターネットで調べない限り出てこない、そもそも本拠地が1軍と違うので非常に遠かったり・・・と見に行くのには試練が必要になってきます。

しかも、2軍はセリーグ・パリーグという分け方ではないのです。
プロ野球の2軍(通称ファーム)はイースタン・ウエスタンというくくられ方をしており、その名の通り日本を東西に分けてリーグが行われています
イースタンは7球団(日本ハム・楽天・西武・ロッテ・巨人・ヤクルト・DeNA)・ウエスタンは5球団(中日・オリックス・阪神・広島・ソフトバンク)に分けられ、イースタンにはシリウスという若手(主に育成選手)中心の混成チームもあります。ゆえに、イースタンの試合を名古屋(ないしは東海地方)で見ることはよほどのことがない限り無理です(まれに読売新聞主催でイースタン公式戦が行われることがある。たいてい四日市の霞ヶ浦第一野球場だったりするのだが(爆))。


しかしながら、今年はプロ野球交流戦よろしく、ファーム交流戦が行われるとのことをケーブルテレビのCMで知り、行ってみることにしました。しかも相手は巨人戦。見に行かぬわけには(ホントは日本ハムかロッテ戦がよかったんだけど、中日サイドがゴネたんだろうなぁ(苦笑))


ISW11F_0589というわけで、中日の2軍のホームグラウンドであるナゴヤ球場に行って来ました。ナゴヤ球場界隈の話は後日掲載します。結構個人的にはドラマチックとも言えると思いまして・・・。

まず最初は屋内練習場元々名古屋市の西区に選手寮である昇竜館と共にあったのですが、移動に不便ということで、レフトスタンド解体を契機に移転してきました



ISW11F_0590正面入口。
中日新聞等で巨人戦であるということを嗅ぎつけたファンで行列が・・・(汗)。これでも1500人位しかいないのだそうな。5000人位いたと思ったのに(苦笑)。
しかし、ナゴヤ球場に行くのって何年ぶりだろう1996年にナゴヤドームへ移転してからは随分ご無沙汰でしたし。私自身子供の頃に行った記憶しかない。しかも親と共に内野席に連れて行かれた記憶しかない(外野ももちろん行って観戦したけれども、記憶がほとんどない)



ISW11F_0591球場の中はこんなふう。



ISW11F_0592ナゴヤドームと同じ環境で・・・ということで、外野は解体(ただし、ライトスタンドの一部はファンの魂がこもっているという理由で完全解体は免れている)。広さだけでなくフェンスの高さもナゴヤドーム同様になりました。
ちなみに、芝はフェアグラウンド部分は天然で、ファウルグラウンド部分は人工



ISW11F_0597このように、新幹線が間近に見られる球場としても有名でした。
巨人が優勝を争っていた時、その相手だった中日の試合をここで見て一喜一憂していたとか。実は、少々遠くなりますが在来線(JR・名鉄)からも見られるのですけれども、遠いのと新幹線と比べると建物の間隙を縫う形になり見えにくいというのもあって有名ではありませんね。

ちなみに、現在新幹線から見られる野球場の座はマツダスタジアム(広島)に譲ったと言ってもいいでしょう。



ISW11F_0596非常に珍しい水撒きの風景。
ピッチャーマウンドそばに水道管があるらしく、そこから水を頂いて、ホースで撒いているというふう。実にアナログかつアナクロな風景(笑)。
こういうシーンを見ると、実に今の野球がデジタルチック(華やかとも言うのか)なものになっているのかがよくわかる。もちろん今の屋外球場でもやっているんだろうけど、結構新鮮なんですよ。



ISW11F_0598この日のオーダー。
少々ビックリ。何せ巨人は1軍で活躍しているメンバーが並んでるし・・・(汗)。松本哲也選手とか藤村選手とか太田選手とか亀井選手とかホールトン選手とか(滝汗)。



ISW11F_0600中日サイドに目を向けてみると、ルナ選手がいるやないかい!
ルナ選手は、ひざの故障で登録抹消され、その時期がオールスター前ということで、メンバー選出もされていたこともあり、罰則規定にも引っかかってしまった(注:いかなる理由でもオールスター出場を辞退した場合は、1軍の後半戦10試合出場停止となる規定がある)という不遇をも味わってしまいました。
というわけで、この日の試合は調整も兼ねていたのだと思います。
ルナ選手は8/4から1軍復帰が可能ということになっていたので、この日の試合は途中で交代。恐らくそのまま横浜に向かったのではないかと思います。



ISW11F_0595そして2軍には先日引退発表を行った山崎選手もいましたよ。



ISW11F_0601山崎選手は8回裏に代打として出場していました。
もうこの雄姿は見られなくなるので、写真に収めておこう。



で、肝心要の試合はというと、乱打戦で非常に締まりのないものでしたよ。
先発の雄太(ゆうだい。川井雄太)選手がボロボロで、初回の松本哲也選手に5分も粘られた末にヒットを打たれたのが響いたのか4回まで投げてもピリッとしないふうでしたね。
対するホールトン選手も要所は抑えていたものの、打たれやすい傾向にあり、一時は堂上剛裕選手にホームランを浴び同点にされてしまったことも
それでも中日は逆転することができず、追い付いても引き離されるという試合展開でした。暑さも手伝ってヒートアップしそうになりましたよ(苦笑)。


しかしながら、改めて2軍の試合まで見行く人達は、よく言えば熱狂的な、悪く言えばキ●ガ●なファンが多いですなぁ・・・。
2軍ということで、普段は私設応援団もいない、ある意味普段よりかは静かな環境下で見られるのがウリでもあるのですが、1塁の外野側の席にいた巨人ファンの人(3人)はその寂しさを紛らわせてくれるくらいに大声でアカペラで巨人の応援歌を歌っておりました(ギャハ)。ヒッティングマーチまでやってのけてるから、骨の髄まで染まっちゃってるな。
あとは脇谷選手に異様なまでにご執心だったファンとかもう原色の野球を見ているかのような感じで暑さもあってクラクラしてきましたよ(苦笑)。まぁ、それはそれで面白いんですけどね。
しかも、「ファームの試合は選手にとって貴重な実践の場だから、優しく見守ってあげてね」的な主旨のアナウンスが出ているのにもかかわらず、ヤジが容赦ないからね(汗)。もうやめてあげて、2軍の選手のライフはもう0よ!

ちなみに、ファームの試合とはいえ、先述のように巨人のナインは1軍メンバーが混ざってるし、小笠原選手も出てきたし(この日の盛り上がりのピークだったとも)、中日もルナ・山崎選手のような大物もいたし、1軍で名を売った選手もたくさんいました。そういう意味では1000円(前売りなら800円、ファンクラブ会員なら500円)はオイシイなぁ・・・。暑くなければ(ギャハ)。


そう言いながらも、明日また行って来ます(ゲラゲラゲラ)。買っちゃったし。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

Posted by alexey_calvanov at 23:54│Comments(0) とっくしゅ~で~す | スポーツ

コメントする

名前
 
  絵文字