2013年12月11日

ラモス「FC岐阜の監督なら、俺やろが」

サッカーJ2のFC岐阜の来季監督に元東京ヴェルディ監督のラモス瑠偉さんの名が挙がっており、彼に就任要請したということがわかりました。既に一部のスポーツ紙がスッパ抜いていましたが、遂に地元の新聞(中日新聞。恐らく岐阜新聞も報じている可能性がある)が報道したことでにわかに現実味を帯びてきたとも言えます。


ラモスさんはブラジル出身のブラジル人(日系人ではない)で、1977年に来日。彼は、Jリーグの前身である日本プロサッカーリーグ時代は読売サッカークラブに所属し、Jリーグ発足時にはその後進クラブであるヴェルディ川崎(今日の東京ヴェルディ)に在籍。後に京都パープルサンガ(現在の京都サンガ)に移籍し闘志あふれるプレーで活躍し、日本代表として「ドーハの悲劇」も体験しています。ちなみに、日本人として帰化したのは1989年です。
引退後は、評論家からFC琉球の源流となっている沖縄かりゆしFC監督、柏レイソルコーチ、J2に落ちた東京ヴェルディ監督、ビーチサッカー日本代表監督を務めています。最近、ビーチサッカー日本代表監督を退任しているだけあって、このオファーは渡りに船だと思っているでしょうね。


しかし、FC岐阜はというと、チーム動向より債務超過というよろしくない財政情勢で話題になるチーム(苦笑)。毎年資金ショート的なことを起こしては県や財界に助けてもらっているというふうなのですが、ここ最近は東京にあるJトラストという金融会社がスポンサーになって資金援助を受けているという状況です。現状1億4000万円の債務超過が残っており、これをJトラストと支援してくれる財界が負債を肩代わりする・・・というふうになっています。ラモスさんを監督に据えようと画策しているのは他ならぬJトラストで、起爆剤として21位(運のいいことにJFLのJ2昇格対象チームがカマタマーレ讃岐だけだったため、入れ替え戦の経験を踏むことはなかった)に沈んだチーム浮上を至上命題に要請されたのです。

ただ、この債務超過問題をクリアしないとラモスさんの監督要請が立ち消えになってしまうばかりか、チームの存続も危機的状況に陥ることになるため、うかうかしてられません。最悪の場合、チーム存続のためにラモスさん要請を引っ込めることも考えられます。


しかし、ラモスさんを監督に据えるということは大きな効果があると思っています。かつてのJリーガーが監督をやってくれるということを考えれば、集客力アップに繋がると思えるからです。岐阜のサポーターだけでなく名古屋など大票田を獲得できる数少ない人物なのです。是非とも実現をしてほしいし、債務超過問題を解決できる数少ない手段だとも思っています。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ 

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