2014年08月08日

まさかのリメイク、まさかの不受理

1986年、当時の子供達を夢中にさせたロボットアニメ「トランスフォーマー」を題材にしたゲーム「トランスフォーマー コンボイの謎」が発売されました。
この作品は当時サイバトロンの総司令コンボイが死に、後継者としてこの作品の主人公となるウルトラマグナスにマトリックスを託すところから始まります。なお、コンボイがなぜ死んだのかは劇場版で語られていたのですが、日本では公開されるのが遅くなってしまったため、この作品発売当初は全くわからないままでした(ゆえに、コンボイの死の謎を明かすというキャンペーンが行われ、この作品がその核になった)。

しかしその思いとは裏腹に、ゲーム内容は究極の覚えゲー(理不尽な敵配置など)とまで揶揄されるほど酷いもので、『スタート開始2秒で死ぬ』というのはこの作品の代名詞とまで言われるようになりました。コンボイの謎を解きたいがために当時小学生だった今(2014年)だと30代くらいの子供達がこぞって買ってしまったため、『被害者』が続出。その子供達を中心にクソゲーの烙印を押されることになり、何かとその頃のトラウマが披露されるのでした。当然、「たけしの挑戦状」・「シャーロックホームズ 伯爵令嬢誘拐事件」・「星をみる人」などと並ぶクソゲーとなってしまったのは言うまでもありません。

その「トランスフォーマー コンボイの謎」は2008年にWiiのバーチャルコンソールで遊べるようになっております。ポケモンショックに配慮して光のチカチカ具合を抑えたものになっておりますが、A(全年齢)指定でありながら「大人になったからといって、子供のころよりうまくできるとは限らない。更なるトラウマを負わないように」という理不尽な難易度に配慮して異例の注意喚起を掛けているとのことだそうで。まぁ、精神的におかしくなっても文句は言えんわな(苦笑)。


そんなこの作品がなぜかリメイクされることとなりました。
タイトルは、「キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎」。チョロQのトランスフォーマーが活躍するものになっている以外は、グラフィックからBGMまで変わらず、そして理不尽さは相変わらずという昨今のゲームを遊び慣れている人にとってはトチ狂ったとも(笑)。なお、主人公はオプティマスプライムとバンブルビーから選べるようになっていますが、恐らく「ソード・オブ・ソダン」のボルダンとシャルダンのように能力差は全くないんでしょう(爆)。
プレイ回数に関しては、時間で回復するというスタミナ性を採用したアクションゲームになっているのが大きな違いと言えば大きな違い。それゆえに、理不尽さがアップしているとも(汗)。

現在、「キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎」はAndroidで8/7から配信されており、iOSでも近日配信予定というふうになっていました。ところが、iOSでの配信が暗礁に乗り上げてしまったのです。
配信を行う際、iOSの場合はアップルの審査を受けることになるのですけど、アップルサイドがこの作品を偽物(要は許諾を受けていないもの)なんじゃないかと誤認している模様。当然ながら、この作品はタカラトミーの許諾を受けた『本物』です。なので、本物であるという証明ができればすぐ配信できるとは思っています。まぁ、「アウトラン3D」とかのように『永久に未定』とかなるふうではないだろうし(ニヤニヤ)。


なお、この作品のアニメ化まで決まっているそうで、「秘密結社鷹の爪」を手掛けたDLEが製作し、2015年1月に公開する予定なのだとか。おいどうかしてるぞこれ(ギャハ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:51│Comments(0)TrackBack(0) ゲーム系 

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