2014年08月11日

誰のための交流戦なんだろう

プロ野球の交流戦が、来シーズンから18試合に削減されることとなりました。このため、来シーズンの試合数は今までより1試合減った143試合で行われることとなりました。
この問題は、セリーグ側が日程の消化を理由に18試合を、パリーグ側が営業的な理由で現状の24試合を求めていたことから端を発しています。どちらも平行線をたどっていた中、来シーズンの日程も考慮しないといけないといけなくなり、それを決める日も迫っていたので、パリーグ側が折れることになったようです。

来シーズンは、6カード3回戦ずつの計18試合となり、変則的(隔年制)ホーム&ビジターになりますこのホームになる・ならないは、恐らくその年の交流戦の優勝チームというふうになるでしょう(今年の場合はソフトバンクなので、来年はパリーグがホームサイドになると思われ)。試合期間は3週間ほどで、予備日は4~5日設けるとのことだそうです。

この日程にすることで、日本シリーズと併せて10月まででシーズンを終われるとし、11月以降は侍ジャパンの強化試合に充てられると見ています。ちなみに、この組み方で、アメリカ・韓国・台湾のシーズンとほぼ同時期に終われるとのことだそうです。


恐れていたことが起こりました。全くファンの身に立っていない改悪ですね。
なぜ交流戦を減らさなければならないのか。私個人の意見ではありますが、交流戦を始めたことで、プロ野球の新しい形ができたと思うし、これをきっかけにセリーグとパリーグのカラーの違いもよくわかった(わかってもらえた)と思います。通常のリーグ戦とはまた違う面白さがあったのに、それを無くそうとするのはいかがなものかと。
それを行うのなら、オールスターを1試合にしてもいいと思うんです。アメリカの大リーグのように公開練習とホームランダービーを1試合(1日)設けて、その次の日をオールスターに、その2日間前後1日を休みにすれば、交流戦の3試合分はひねり出せるのではないのでしょうか。
また、9月や10月の終盤に土日ダブルヘッダーをやってもいいと思うんですね。選手達は大変でしょうけど、シーズンの動向が決まる時期にダブルヘッダーを組めば、緊迫感が出て試合も引き締まると思いますし、タイトル争いも過熱するのではないかと思います。


儲からないからやめましょうとか、自分のところのチームが勝てないからやめましょうとか、今回の騒動はセリーグの球団のある種わがままから来ているという報道もあります。侍ジャパンの育成も大事ですけれども、一握りの選手だけが出場するために、プロ野球全体を犠牲にするのは、長い目で見れば大きな収入ダウンに繋がるのではないのでしょうか。
まずは日程の根本的な見直しも含め、上手く回せる方法を考えるべきでしょうね。とにかく、せっかく根付いた、リーグの要にもなっている交流戦を一方的な都合で減らすのは断固反対です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:50│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ 

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