2015年03月05日

大須のゲーム・PCショップがまた消える

大須、正確には上前津交差点そばにあるアプライド上前津店。この店が3/22をもって31年間の営業に終止符を打つことになりました。
アプライドといってもピンとこない人には、この店を含め愛知県にある尾張旭・春日井の3店舗がかつてコムロードと呼ばれる店舗だったことを伝えれば、ピンとくる人がいることでしょう(なお豊橋にも店舗があり、その店舗は現在もコムロードを名乗っている。またコムロードの名はグループ会社の名前としても残っている)。


アプライド上前津店は、1984年にコムロード上前津店としてオープンしました。
コムロードはブラザー工業傘下のPCショップで、後にブラザー工業はTAKERUというファミコンのディスクシステムのようなネットを介したPCソフト(主にMSX・FM TOWNS・PC88・PC98など)配信事業を手掛けることとなります。大須のPCショップとしてはPC製品の品揃えが充実していたので、大須が電器街化していく中で、グッドウィル・中京マイコン・トップカメラ・ツクモなどと共に老舗として君臨していました。丁度オープンしたのもマイコンブームの頃でしたものね。正に時代の流れに乗って誕生したと言ってもいいでしょう。

この店の特徴としては、PCソフトは扱っていたものの、コンシューマー作品は扱っていなかった点でしょうか。当時の名古屋のPCショップとしては結構珍しい存在だったかなと。またこの店はPCソフトが集中発売する週は、その日の深夜0時から販売するという手法を大須で唯一行っていました(つい最近までやっていたのは、ここだけじゃなかったかなと)


上前津店が無くなるのは、恐らく儲からないからだと思います。携帯電話とかテレビとかも売っていたところを見ると、多角化して儲けようとしていたんでしょうね・・・。大須の電器街の歴史を垣間見る点でも無くなるのは残念でなりません。


かつては、ドルフィン山本をはじめとするゲームショップが栄えていましたが、そのドルフィン山本も無くなり、アクセスフィールドというコンシューマー・PCソフトを揃えてくれていたカルトな中古ショップも時代の流れで無くなってしまいました。今はコンシューマーのレトロゲームを販売する店とカメレオンクラブが主に頑張っていますけれども、往時の勢いを知っている世代にとっては少し寂しいものを感じております
その中でこの話題、辛いですねぇ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) ゲーム系 

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