2015年07月25日

何とも何とももったいない

先日、台湾でキハダマグロに覚せい剤を仕込んだ事件のことを書きましたけど、今度は自然災害でマグロが再び受難という話。しかも、今回はさらに貴重なクロマグロですよ、奥さん。


これまた先日襲った台風11号の影響で、和歌山県が大きな被害を受けたのですが、その時にマグロの養殖場も被害を受けたようで、串本町にあった養殖場で飼われていたクロマグロ約11,000匹が死んでしまったのだそうな。被害総額は約12億円にのぼりました。これ、成魚ばかりじゃなく幼魚も含めての金額だと思うので、下手をしたらそれ以上の価値が死んでしまったのではないかと思いますよ。


どうしてこんなに死んでしまったのかというと、マグロの生態が大きく関わっているからです。
マグロは回遊魚なのですが、非常に繊細な生き物とも言われ、ちょっとした環境の変化ですぐ死んでしまうわけです。葛西臨海水族園でのマグロの大量死もウイルスが原因とも言われていますけれども、ちょっとした環境の変化で、大量死になってしまうほどですもの。
で、今回の台風襲来で、マグロの身体には傷が付き、そこから細菌が入って死んでしまったのが主な原因とのこと。もちろんマグロ同士がぶつかったことによる死亡波に揉まれて死んだというケースもあるそうで、外部環境の変化にもろいという側面を裏付ける話でもあります。

これ以外にも、和歌山県では、今回のマグロ以外にも主だったところで、同じ串本町で養殖業者のいけすが、有田川町でミカン農家がそれぞれ被害を受け、和歌山県全体の被害総額は約24億円になるとのことだそうです。


台風め、マグロだけでなく様々なものを傷めつけやがって・・・。頼むから実りの秋のシーズンには来ないでくれよ。


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Posted by alexey_calvanov at 23:35│Comments(0)TrackBack(0) 飲み食い系 

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