2015年08月09日

FC岐阜観戦記2015 第14節 同期対決で見た実力の差

FC岐阜は昨日(8/8)、ロアッソ熊本と対戦しました。


そういえば、昨年唯一見られなかった試合がこの熊本だったので、チーム紹介をしておきましょう。
ロアッソ熊本は、元々は電電公社熊本から端を発したチームで、Jリーグ昇格前はアルエット熊本→ロッソ熊本と変遷2008年に現在の名前でJ2昇格を果たしました(現在のチーム名に変更されたのは2007年で、『ロッソ』という名が商標権に触れる可能性があったためとされる)奇しくも岐阜と同じ年の昇格になったわけで、岐阜にとっては特別な相手でもあります。
J2昇格後の成績は中庸より下になることの多いチームで、まだまだ上位進出は高い壁が立ちはだかっているというふうですけれども、入れ替え戦や降格の危機にさらされる機会は岐阜に比べて少ないとも言える状況です。

チームカラーは火の国熊本・阿蘇山をイメージした赤。クラブエンブレムには、これまた熊本の名物になっている馬(暴れ馬)と赤い盾となっています。


さて、この試合を迎えるまでに岐阜には様々な出来事が降りかかって来ました。
劇的な勝利をしたジュビロ磐田戦以降の試合はというと、7/26にはさいたまで大宮アルティージャとの一戦を迎えたものの、5-0と惨敗。もう何も言うことのないほどの惨敗。実力の差だけでは片付けられない何かがあったと思いますわ。
その次、8/1には群馬・前橋でザスパクサツ群馬との一戦を迎えるはずでしたが、雷雨の影響で試合中止8/26に代替開催されることになりました。この日はエフエム群馬での放送があったので、試合開始前からかじり付いて聞いていたのですが、いつまでたっても開始されないので何事かと思ったら、これだもの。
というわけで、2週間ほど開催期間が空いているため、移動を伴うとはいえ休養は十分なのではないかと思います。

選手層にも大きな変化がありました。
既に、渡邉・風間両選手が加入したとはお伝えしましたけれども、その後、コンサドーレ札幌からベテランの砂川誠選手を期限付き移籍で、特別指定選手として順天堂大学に在学中の青木翼選手を獲得しました。
そして外国人選手、当初は京都サンガからダニエル・ロビーニョ選手を獲得したと発表したものの、メディカルチェックで引っ掛かったため見送られ、代わりにブラジルで活躍しているジウシーニョ選手を期限付き移籍で獲得しました。ジウシーニョ選手は、日本では2008年~2011年にジュビロ磐田、2013年~2014年にヴァンフォーレ甲府で活躍した経緯のある人です。この日の試合にはまだ間に合わなかったのですが、加入すれば得点力不足を補えるものと期待しております。
ちなみに、このダニエル・ロビーニョ選手獲得見送りには様々な憶測が流れ、ジウシーニョ選手獲得できなかった際の保険だったのではないのかとか隠していたケガがあったのではないかとか熱中症になったのが見送りのきっかけになったのではないかとか様々。これにカネの問題やら監督やチーム編成に合わなかったとかも言われていたからね。うーむ、混迷しているチームに潜む闇というやつか・・・。


SHL23_1775さて、この日の試合は各務原市とのコラボマッチデーということで、キムチフランクを頂きました。
こちら、各務原市が主催するキムワングランプリで連覇を果たした一品各務原市川島町にある川島サービスエリアで売られているんですよ。



豚肉のジューシーな味わいとキムチの風味が実にマッチしておりまして、たまりません。何も無くても十分に頂けるのですが、個人的にはケチャップを少したらしても美味いのかなと。


SHL23_1777そして、試合はというと、前半は岐阜・熊本双方決定打が出ない状況この日は暑い日だったのにもかかわらず強風が吹きすさぶ試合となり、前半は熊本が、後半は岐阜が風下に立つふうになりました。
しかし、点を加えたのは熊本。58(後半13)分にセットプレーでの得点となりました。熊本に関してはこの得点でギアが1段階上がり、66(後半21)分の元日本代表でもあった巻誠一郎選手登場(その貴重な1点を加えた清武功暉選手の負傷交代によるもの)によってさらに1段階ギアが上がってました。点には繋がらなかったものの、岐阜の攻撃を封じ込めるには十分でしたね。
結局この1点を守り切り試合終了。0-1というふうになりました。惜敗というにはあまりにもお粗末な内容。フラストレーションしかたまらない試合でした。


まずシュートがちっとも入らない熊本より多いシュート数(岐阜12に対し熊本8)だったものの、枠に捕らえたシュートが半分もない、下手したら1/3くらいじゃなかったかなと。シュートの精度が低いのはここ最近ずーっとそう。とりあえず、たくさん打ちましたアピールはもうたくさんですわ・・・。
そして、終盤の猛攻。こちらもお決まりになってきていますね。相手はビビるそうですけど、岐阜のファンやサポーターから見たら、またかとそろそろ言われてもおかしくない状況。逆に、それだけ終盤動けるなら、序盤から積極的に動いて、ゲームを動かしなさいと。3人までは交代できるので、とにかく動いて、得点に結びつけないと。特に攻撃陣。時に守備に勤しまなければならない状況もわかりますが、ミッドフィールダーとの連携をきちんとしなさいと。
あと、個人的には、難波宏明選手から遠藤純輝選手に交代した時点で敗戦を確信しましたけれどね・・・。相変わらずシュートの精度が低すぎる。もっとシュート練習させなさい。
新戦力に関しては、砂川選手は終盤変わったものの、一生懸命起点作りに勤しんでくれたと思います。高地選手も疲れが見え始める頃。同じベテランとして奮起させたり代わりを務めたりと屋台骨を支える存在であってほしいものです。
またこの試合では青木選手も登場し、周囲を驚かせましたね。まだまだな面もあるものの、チーム活性化のために奮起してほしいものです。



この試合でまた連敗。8月はこの試合でホームゲームは終わりなので、9/13のギラヴァンツ北九州戦まで待つしかありません。その間はセレッソ大阪(8/15)・栃木SC(8/23)、そして先述の群馬の振り替え試合が待っています。この後には天皇杯(8/30に長良川メドウで兵庫県代表と対戦)も控えているため、振替のおかげとはいえ、超過密スケジュール。しかも強豪セレッソ大阪も控えているため、3連敗になる可能性も控えており、このままではJ3の一枠確定と揶揄されるのではないかと・・・。
そうならないためにも、奮起してほしい。もう十分やってますアピールは結構。相手に打ち勝つ気持ちを見せない選手はいらないと正直言いたいです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:28│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ 

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