以前からファミリーマートがココストアの買収に動いているということはここでも書いていましたが、遂にファミリーマートが動きました。
ファミリーマートは、ココストアを130億円で買収し、10/1より完全子会社化することを発表し、既に発表しているサークルKサンクスとの合併(予定)に先駆けて行われることになります。これでローソンを抜いて第2位となり、首位のセブンイレブンには射程圏内に収めたというふうにもなり、今後コンビニ業界の再編が加速するのではないかと推測されます。
ココストアは酒店をベースにした店が多いのが特徴で、当時のコンビニとしては珍しく酒類の販売を行っていました。また日本最初のコンビニの一つとして名を挙げられることもあり、その1号店は愛知県春日井市藤山台にあります。
それ以外にも、できたての弁当やパンを販売したりもしていましたが、酒類販売の自由化以降、差別化ができなくなったためジリ貧となり、往時の勢いはなくなってしまいました。
今後かつて買収したam/pmのように、数年掛けて完全にファミマロゴに切り替えていくのは必至だと思われます。その際に、できたて弁当・パンのようなオリジナリティが失われていくというふうになると、少し悲しいものがありますね。できることなら、ファミマになってもこれを強みにして、ファミマの店でも普及するくらいの力を発揮してほしいですね。