2015年09月14日

FC岐阜観戦記2015 第15節 ぶちくらせ!レオ

昨日(9/13)、FC岐阜はギラヴァンツ北九州と対戦しました。
昨年北九州は大躍進し、6位になったものの、スタジアムの建設が終わらず、J1ライセンスがもらえなかったため、プレーオフに進めなかったという苦い経験をしております。今年もまだ間に合いそうにないとのことなので、モチベーションの問題がかねてから言われておりました。そのこともあってか、今年は11位とくすぶった状態でシーズンを迎えています。それでも日本人が中心のチーム編成で、この順位は健闘しているともいえるでしょう。


ところで、岐阜にとって激動の1ヶ月・・・と言っても過言ではない時間をこのホームに戻ってくる間に過ごしました

まずはリーグ戦。
先月ロアッソ熊本戦で敗戦した後、アウェイ3連戦となっていたのはご存知の通り。
初戦だったセレッソ大阪戦は、非常に荒れた試合になりましたが、PKを決められ敗戦21位の大分トリニータとは勝ち点3点差となり、ここで負けを引きずるといよいよ窮地・・・というところまで追い詰められました。
ところが、アウェイが関東に移ってから風向きが変わってきました
まず苦手としていた栃木SC戦を1-0で勝利。これで大分に勝ち点では追い付きました(順位は得失点差の関係で岐阜が最下位のまま)。
次いで、雷雨のため中止になった試合の代替で水曜日(8/26)に行われたザスパクサツ群馬でも1-0で勝利久しぶりの連勝となり、最下位を脱出しました。
しかも、この関東で行われたアウェイ2連戦は、いずれもオウンゴールに伴う得点という珍事でもありました。得点を取れなかったと考えると厳しいかなとも思えるところですが、J3に落ちるかもしれない危機的状況を考えると、オウンゴールであっても勝ちは勝ちと割り切って考えるしかなかったですね。いずれにしても、いい調子で次のリーグ戦を迎えることになったわけです。

そして、この間には天皇杯も行われています。
1回戦の件は先日お伝えした通り。2回戦はジェフユナイテッド千葉との一戦でしたが0-1と負け。ザスパクサツ群馬をジャイアントキリングしたセカンドチーム(FC岐阜SECOND)も徳島ヴォルティスに0-1で負けてしまいましたが、J2相手に大健闘だったとも言えます。
というわけで、トップチームもセカンドチームも仲良く2回戦落ち。どちらもリーグ戦などに集中できる環境になりましたから、全力を出し切って挑んでほしいものです。特にトップチームは今回3連勝すれば、一気に降格圏内も脱出できるので、このアドバンテージを生かしたいところですね。


SHL23_1859今回の試合から、長良川競技場バックスタンドのセンター部分が入場禁止かつ通り抜け不可になりました。かねてから申していますJ1ライセンス取得のために、芝生席だった部分を座席にする工事を行うためですね。
やっとと言うべきか、ここまで漕ぎ着けましたねぇ。J2残留も危うい中で、この工事を行ってくれることを認めた岐阜県と岐阜市に感謝です。



SHL23_1860そして、会場に着くなりなぜかグラウンドに真っ先にやって来たラモス監督この時期にここに最初に来るのは一体なぜと思いながら、彼の一挙手一投足を眺めておりました。自身の去就を考えていたのでしょうか。謎です。



SHL23_1862そして、こちらがアウェイ席に陣取る北九州のサポーターの皆様何かと物議を醸している「ぶちくらせ!北九州」の横断幕も写真ほぼ中央のところに(ちょっと見え辛いかもしれませんが)ありました。ちなみに、「ぶちくらせ」とは、地元の言葉で「倒せ」という意味なのだそうです。
個人的には、これくらいは問題ないと思いますけどねぇ。そこまで怖い言葉とは思ってないですよ。地域によっては、もっとひどい言葉が飛び交ってますからね(苦笑)。ホントにいいぞもっとやれって感じですわ。



SHL23_1863この日のホーム応援席は、なぜかすっきり。
いつも来るメイン自由席へ応援をお願いしている方いわく、自分のチームへの嫌がらせとかではなく、ド真ん中に設置された一番古い横断幕(WE ARE GIFU)と2種類のサポーター達のメッセージが選手の目の中に飛び込みやすくするように、敢えて他の横断幕を外したのだそうです。



SHL23_1864そして今回、ホームでありながらあの密集応援を行っておりましたアウェイでは『恒例行事』でもあるこの応援スタイル、ホームでは滅多に見られないので、度肝を抜かれた方も多かったのではなかろうかと。



SHL23_1865さらに、ジャンプ応援までしやがった(笑)。わからんかもしれんが、してるんだよ(爆)!
でも、すぐに終わったな。こちとら、福岡に行った時は、選手入場から試合開始数分までずーっとやってたのに。体力のないヤツらめ(ギャハ)。



SHL23_1867そんな試合は、ここ数試合は堅守でほころびのない岐阜が、前半に関しては北九州にペースを握らせず、積極的にゴールに向かっていたのが印象的でした。その結果、前半17分にレオミネイロ選手のシュートが決まり、結局この1点が値千金となって勝ちました
後半は北九州のペースになって危なかったのですが、岡根・渡辺・阿部の3選手による守備の連係が上手いこと機能したのがよかったのではないのかなと。
何より、この試合はレオミネイロのレオミネイロによるレオミネイロのための試合となりました。点には結びつかなったものの、惜しいシュートが2本あり、調子の良さを窺わせていました。もちろん、両翼の一人だったジウシーニョ選手の攻守にわたるフォローのたまものでもあるのですが、守備もできる人がMFにいることで、難波選手・レオ、もちろんジウシーニョ選手も自由に動けるようになったので、相手には脅威でしょう。
ゆえに、難波選手の不調が気になるところラジオの解説ではチームプレイに徹したとのことだそうですが、ぜひとも、周りの選手も難波選手がフリーになったのなら、お膳立てしてあげてほしいものです。徹底的にマークされているので難しいのは百も承知。でも今日の試合のような運び方ができれば、難波選手のマークも甘くなるはずです。FWのリザーブである遠藤選手がふがいないだけに・・・。



SHL23_1871これで、岐阜はラモス体制で初の3連勝となりました。ここまで長かった・・・。6連敗も味わった今シーズンですが、この連勝でできる限りチャラにしたいところですねぇ。
写真は、その喜びを味わっている、試合終了後も残ったホーム応援席のサポーター達。



さぁ、この後の試合は9/20の大分戦。再びホームでの試合になります。またシルバーウィーク突入っということもあり、連戦になります。厳しい状況ではありますが、大分だから勝てるというふうに挑むのではなく、大分だからと気を抜けば、一気に最下位に落ちかねないという気を引き締めた状況の中でも、ベストを尽くすというふうで挑んでほしいものです。


J2残り試合あと11。最下位との勝ち点差は6。入れ替え戦順位との勝ち点差は2。


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Posted by alexey_calvanov at 23:27│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ 

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