2015年10月12日

ロッテ、下克上2015への第一歩を果たす

恐れていた事態というのか、もう仕方がなかったと言うべきなのか、ここまで神懸っているのも久しいです。


プロ野球クライマックスシリーズ・パ ファーストステージ日本ハム×ロッテは3戦目を迎え、日本ハムはこの試合に勝っても引き分けても第2ステージに向かえるのに対し、ロッテは何が何でもこの試合を勝たないと進めないというピンチに陥っていました。
普通なら、ホームで地の利のある日本ハムが勝ってもおかしくない試合です。ただし、その対戦相手が4位になった西武ならの話。運の悪いことに、相手はロッテなぜかポストシーズンには異様な強さを発揮することがあるのです。


実際、1戦目は日本ハムはエース大谷選手を繰り出したのにもかかわらず、相性はよかったにもかかわらず、2回でフルボッコにし、その後も追加点を重ねたロッテが3-9と完勝2戦目もロッテが調子よく攻めていたものの、終盤になって日本ハムが大逆転日本ハムが4-2で持ちこたえました。

そして迎えた今日、3戦目はロッテの涌井選手の粘投が光った試合となりました。6回1/3まで(143球)投げて1失点に抑え、打線の奮起を促していました。そう、先日(10/6)見せた楽天戦の10回137球を投げ切ったあの時のように。
結局1戦目のような打線の奮起には至らなかったものの、井口・デスパイネ両選手による一発攻勢に繋がり、デスパイネ選手のクソボール(笑)から放たれた一発が決勝点になってロッテが1-2で逃げ切り。後続の選手も涌井選手の気迫あふれるピッチングに後押しされたものと思われます。


しかし、こうもロッテは下克上の時になると力を発揮するんでしょう?しかも5年周期という謎属性まで引っ下げて。さらに今回の下克上は本物になるのではないかとも言われています。というのも、2005年には2位からプレーオフを勝ち上がり、2010年にはクライマックスシリーズを崖っぷちからはい上がり、セリーグ優勝チーム(2005年は阪神、2010年は中日)を下しています。そして2015年再び下克上を『発動』させてしまったのです。
しかも、今回のロッテはかなり分が悪いと言われていました。何せ主力が相次ぎケガで離脱し、一部はまだ帰ってきていないふうだったかと。まだケガが完全に癒えていない選手達が奮起しただけでなく、過去2回の下克上を知る選手達と共にチームを引っ張っているのだとすれば、これほど恐ろしいチームはないです。

ただ、この勢いがいつまで続くのかは疑問符が付きます。何せ次の対戦相手は史上最強のソフトバンク過去2回戦った時とはケタ違いに戦力が高いからです。それでも、ソフトバンクは短期決戦には弱いと言われ続けています
実際ファイナルステージを勝ち上がったのは2回(2011年・2014年)だけロッテとの相性もこの短期決戦だけで見ればいいとは言えないでしょう。さらに実戦からも遠ざかっていますこのブランクがソフトバンクの選手達にどう影響をもたらすかも未知数です。また工藤監督がどういう対策を練ってくるのかも未知数です。


この下克上の結末はいかに?決戦は10/14から福岡ヤフオク!ドームで行われます。


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Posted by alexey_calvanov at 22:16│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ 

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