2017年06月12日

FC岐阜の2017年天皇杯に向けて

以前お話しした通り、数ヶ月前(5月の連戦あたり)から天皇杯に向けてのテストマッチをしている感があります。メンバーがコロコロ変わるのも、疲労の溜まっている選手を外して休ませるというふうよりも、代わりの選手を見出しているようにも感じられるのです。全ては6/21の天皇杯第2回戦の徳島ヴォルティス戦に向けてです。
ベストメンバーで戦えればいいんでしょうけど、先述の通り疲労面を考慮しないといけません。またまだ2回戦ということなので、過去の他のチームのメンバーを見ても主力級を出すのはJリーグのチーム(特にJ1・J2)では稀で、主にリザーブ選手をメインに据えてきます(それでも負ける時は負けるのだが(苦笑))


そこで、今の岐阜の選手がどのくらい試合に出ているか、調べてみました。なお、ゴールキーパーだけ特殊なポジションなので今回の調査からは外しています(ビクトル選手が全試合出場で、高木義成・常澤聡選手は共に0。ただし、高木選手は常にリザーブ入り)。なお、括弧書きはスタメン出場数で、リザーブ入りは試合出場無しと同じ扱いにしております。またこれ以降、一部を除いて敬称略になっております。ご了承下さい。


DF
阿部 9(2)
甲斐 0
福村 18(18)
大本 18(18)
鈴木 0
磐瀬 0
ヘニキ 15(15)

MF
青木 6(6)
シシーニョ 17(17)
田中 18(10)
野澤 5(2)
庄司 18(18)
風間 8(6)
田森 15(14)
山田 17(5)
小野 7(2)
永島 17(17)

FW
クリスチャン 3(0)
古橋 18(18)
瀧谷 3(0)
薮内 0
難波 17(12)


ヘニキ選手やシシーニョ選手のようにカード4枚で出場停止、クリスチャン選手のように外国人枠の問題、田森選手のようにケガでしばらく出られなかったケースを除けば、若手や替えの利かないポジションでフル出場している選手が目立ちます。ただ、それでも交代している場合もあるので、本当の意味でフル出場しているのは福村貴幸選手と庄司悦大選手だけでしょう。
と考えると、福村・庄司、出場停止等はあるものの、ほぼフル出場だったヘニキ・シシーニョは替えが利かないないしは利きにくいポジションなんだなということがあぶり出されるわけです。
ただ、田中・山田のようにちょくちょく交代させて競わせているケースもあり、この場合は出場試合数は多いものの、スタメン出場数で見ると思った以上に伸びていない、スタメンで出ていても途中で替えられるふうになっています。監督の信頼を得られていないのか、疲労度を考慮してなのか・・・。


というわけで、スタメン出場数・出場時間数などから見て、6/12現在の評価を個人的に出してみました
S→A→B→C→Dの順で低くなり、Sはスタメン確実、Aはスタメンほぼ確実、Bはリザーブには入れるがスタメンはボチボチ、Cはリザーブレベル(いわゆるベンチウォーマー)で夏以降の移籍リストに入れられる可能性アリ、Dは実力不足で夏以降の移籍リスト入りというふうです。なお、こちらもゴールキーパーが特殊な職種ということもあり評価していませんが、残留順なら、ビクトル→高木→常澤だと思います。


S
大本・ヘニキ・庄司・シシーニョ・永島・古橋

A
福村・田森・難波

B
阿部・田中・山田・風間・小野

C
青木・野澤・クリスチャン・瀧谷

D
甲斐・鈴木・磐瀬・薮内


ちょっと甘めの評価をしている選手もいますが(苦笑)、だいだいこんなもんでしょう。


まず、替えの利かない庄司・シシーニョ・ヘニキはS確実FW・MFで頑張っている古橋・永島もSでいいでしょう。大本はMFながらDFで活躍している点を評価してSにしました。彼も替えが利かないと言えば利かない。阿部選手でもいいポジションなんですけどね、たぶん。

Aの中で、難波はSでもいいかなと思ったんですけど、若手と同じ得点なのが気掛かりなのでAに。ちょっとドジってオフサイドにしてしまっている点も減点対象にしています。でも、FWなのに献身的な守備やアグレッシブなプレーは何物にも代えがたいんですよ。若手はあれを見習えと。チョンボな部分は見習うなよ(笑)。
チョンボな面で言えば、福村もほぼ同様な理由で。フルで出ているにもかかわらず、失点の起点が彼のケースが散見されているのが気になります。それ以外はあまり気にする点は無いんですよ。ただ、夏の補強で福村のポジションを抑えられると、彼の居場所は無くなるかも
田森は調子の良し悪しに波があるのと、愛媛FC戦のようなチョンボを見て、これはひどいと。よって、他の選手が頑張れば奪えるチャンスはあると思いますよ。

Bは敢えて田中をここに据えました。彼はMFなのにFWで出て、かつチーム得点王ではあるものの、まだ確実性がないのとスタンドプレーに走りがち、そして90分戦えるスタミナが無いのが問題なのかな。ポテンシャルは高いし、AいやSまで上げたかったんだけど、ここはホントに厳しく見ました。彼は庄司あたりのところにいてほしいんだけどね・・・。
小野も出てないだけで、もっと活躍していいプレーを見せればAは確実だと思っています。正直なぜ出られないのかわからないくらい。失礼ながら地味な選手というのもあるんでしょうけど、彼のような選手はそういないですからね。器用な選手だと思うので、MFのサブには十分だと思っています。
一方で期待外れになっているのは、阿部・風間・山田の3選手。
まず山田は出場しているけれども、もっと点に絡んでほしい本職なのに本職ではない田中と競らされるのは不本意だと思わないと。
阿部は信頼を取り戻しつつあるけれども、風間は中々信頼を掴めていない状況。ただ、双方出場機会を求めている可能性があるので、状況によっては夏の移籍リストに名を連ねてもおかしくないかも(現に風間は大分トリニータを出場機会を求めて出た経緯がある)

Cで最も危険水位にいるのが青木・野澤・瀧谷。なお、クリスチャンは外国人枠の絡みがあるので、評価がし辛い。でも、最初の得点がセンセーショナル過ぎて、あまり活躍していないようにも見えるわけよ。昔岐阜にいて、後に福島ユナイテッドに移籍したロドリゴコースにならなければいいのだが・・・。
で、青木は第7節以降出場していない(リザーブには常に名を連ねて入る)、野澤はここ最近出場しているけど、これといった結果を見いだせていない感がある、瀧谷は難波の代わりに出てきていない本当なら瀧谷は難波のポジションを奪ってもいいくらいなのに、まだできていないのは監督もがっかりしているんじゃないかと。正直クリスチャン以外は干されてもおかしくない。

Dは特に言うことはありません。鈴木が出てこれないのは残念至極。リザーブにも入れないのはなぜなのかね?ここにいる選手は夏の移籍ないしはシーズンオフの更新がヤバいことを覚悟しておいた方がいいかも。ただ、入団したての薮内は仕方ないにしても、特別指定から入った甲斐はまずいんじゃないのかな・・・期限付きの磐瀬も片道切符だったら・・・。


というわけで、A・B・Cの選手が天皇杯のスタメン・リザーブに入れる可能性があると見ています。もちろんこれだけでは足りないので、Sの選手も出してくる可能性もありますけど、さすがにフル出場している選手は休ませたいよね・・・。


さぁ、6/21の徳島戦では、どのメンバーで挑んでくるのでしょうか。大木武監督は長いテストマッチの末に誰を選ぶのでしょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ 

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