2017年10月29日

FC岐阜観戦記2017 アウェイ編 その17 モラトリアムの泥沼にハマる

FC岐阜、今日は松本山雅FCとの一戦でした。
折しも台風22号がやってくるかもしれないという中だったため、朝から激しい雨が降っておりました。私も朝早くに出て、行きは電車の乗り継ぎで行くことにしたのですけど、長野県に入るあたりから雨脚が強くなってきて、ホントに試合やれるのか心配になっただけでなく、帰りの足は大丈夫なんかいなという心配もしたほどです。


SHV32_1556実は、サッカー観戦で長野県に来るのは初めて。それまでバイトや仕事の関係だったり、大学の合宿(単位取得のため)先だったり、オリンピックで行った、修学旅行で行ったと様々な目的で行っているんですけどね。
ちなみに、普通松本山雅の会場になるアルウィン(長野県松本平広域公園総合球技場)は、松本駅からシャトルバスで向かうのがセオリーなのですが、今回の岐阜戦に関しては塩尻駅からもアクセス可能ということなので、松本駅から行くと混むんだろうなと危惧していたので、今回は塩尻駅から行くことに。
昔塩尻駅に降りたことがあるけど、あんな案内弾幕作ってたのね・・・。



塩尻駅からバスで約30分。目的地のアルウィンにやって来ました。会場の写真を撮ってないのは、下車場から少し距離があるのよ(苦笑)。こんな広いスタジアムは初めてだわ。


SHV32_1557それだからか、スタジアム前にあるファンパークに吸い寄せられる(笑)。
すると、アウェイご招待枠ということで、いつも長良川で飛騨牛コロッケ売ってる店が売ってるやん!しかも普段長良川で売ってないジャンボコロッケなるものを出して
店の人いわく、手作りだから作るのが大変・たくさん作れないから普段置いていないんだって。



普段の倍くらいの大きさがあるから、肉も多く感じる。何も言うことない、もし言えというなら「美味い」だけ。


SHV32_1558スタジアムに入る前に雨脚も酷いので、早いうちに飯をと思い、今回はIRORI EXPRESSから「牛すじ煮込み」(上)と「信州味噌山賊焼き」(下)をば。晴れてたら色々回って買ってたんだけどねぇ・・・。



まずは下の「信州味噌山賊焼き」から。
以前山口県で食べた「山賊焼」と違い、カラっと揚がった豚肉ににんにくベースの味わいを付けたものなのですけど、この商品はそこに信州味噌の味わいもプラスしており、味噌の甘辛の風味とにんにくの味わいが複雑に絡み合って、濃くて辛めの味付けなんだけどもクドくも無く食べ飽きない。丼もあったけど、丼でもよかったなと思うくらいご飯に合いそうでした。この濃さならビールにも合いそうですわね。

しかし、もっと驚いたのが、「牛すじ煮込み」。
これは名古屋のどて煮と同じくらいの濃い味噌味だがね(爆)。ホントにあの甘渋い(渋らっこい)味わい、見事な名古屋テイスト。松本って名古屋から結構距離があるのにねぇ。何でこんな赤味噌バンバンな濃い味になっちゃったんでしょう(ニヤニヤ)。


SHV32_1559そして、初めて来たアルウィンのスタジアム内は、こんなふう。芝の育成で色々言われていたそうですけど、見た感じではきれいな方だと思います。さすが、パラグアイ代表だったホセ・ルイス・チラベルトさんが素晴らしいスタジアムだと評しただけある
ちなみに、アルウィンは信州まつもと空港(松本空港)のそばにあるので、運がいいとフライトイン・フライトオフの飛行機を拝むことができます



SHV32_1561試合はそんなきれいにいったのかというと、雨の中ということもあり、互いのぶつかり合いの激しい味のあるサッカーになっていました

前半は双方揉み合いの中でチャンスを見出すものの、点には繋がらないという時間になっていました。この時は、雨脚は弱く、双方自分達の持ち味を十分に行かせた時間とも言えるでしょう。
後半に入り、徐々に雨脚が再び強まっていく中で先制したのは岐阜。小野悠斗選手のコーナーキックからゴール前の揉み合いの中になり、そこから田中パウロ淳一選手が相手に絡まりながらも蹴ったボールが先制点になりました。久しぶりの先制。パウロ選手にとっても久しぶりの得点になりました。
ここで逃げ切れればよかったのですが、雨脚が激しくなってきて、徐々に松本山雅の持ち味が出てきます
前半いいシュートを放ち、あわや先制点になるシュートも放っていながらもファウルの判定が出てしまい、ピッチで悔しさを爆発させていた高崎寛之選手ペナルティエリア前のファウルから得たフリーキックのキッカーとして登場し、同点弾を放ちます。見ていて、これは決まっても文句ない、いい位置のシュートになっていました。
その後も勝って昇格プレーオフに残りたい松本山雅の気迫あふれるプレーに押され、75(後半30)分にフリーキックからパウリーニョ選手のヘディングシュートで逆転を決められ万事休すあのシーンは皆左の方向にしか意識が行ってない中で、逆方向に放たれているわけで。あれは1人でも右の意識があれば防げたかなぁ。ビクトル選手を責めるわけじゃないけど、お前だけでも右の方向を見ていてほしかった・・・


試合は2-1の逆転負け。激しい雨の降りしきる中、松本山雅サポーターの♪アルプス一万尺の歌声とOne Soulの叫びがこだまに代表される一体感と地の利と松本山雅の磨き上げた得意技(セットプレー)に負けた試合となりました。



片や昇格という大きなモチベーションで動いているチーム(負けないしは引き分けで終戦という大事な試合でもあった)なのに対し、岐阜はもう昇格も無ければ降格も無い、ある意味モラトリアムな中に入っている状況です。さしずめモラトリアムの泥沼にハマってしまった感があります。いわゆる倦怠期ですよね。
ここで1つでも勝って、来年に繋がる戦いができるようになれば、このチームは『大人』になれるんだと思います。このまま負けっ放しないしいは引き分けも挟んで負けっ放しなんてチームじゃないことは、私達は十分わかっています。もちろん選手がサボっているなんて、これっぽちも思っていません。パウロ選手の先制点がそれを証明しています。やられっぱなしだったここ数試合には見られない奮闘を見せてくれています。雨の中北サポーターもDAZNで見ていたファンやサポーターの方々もそれを思っているはずです。

今一つになって、このモラトリアムを脱却しようと思えば、いとも簡単に行けるかもしれません。あの春の初勝利までの産みの苦しみを忘れたわけではないはずです。批評家はモチベーションを見いだせない時期と言っていますが、今の岐阜は将来に繋がる戦いの中なのです。ここでの戦いが来年の自分達の評価に繋がる、いみじくもコールリーダー述べていた、ここで勝てば進化できる、ここで負ければ衰退する、そんな中なのです。
だから、ここで皆が一つになることを改めて思い起こしましょう。


次の試合もアウェイでツエーゲン金沢戦になります。白山ダービーの決戦、相手は1万人の観客動員を狙っていることでしょう。そして、金沢も残留が決まり、私達の味わっているモラトリアム期に入ったとも取れます同じ土俵に立っているのならば、私達の方が有利になるはず。死力を尽くして頑張りましょう!
ちなみに、金沢は来週曇りの予報になっています。ただ、この時期の北陸は雨ないしは雪の降りやすい環境なので、また雨具の準備をしないといかんのかねぇ・・・(汗)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:56│Comments(0) スポーツ | 飲み食い系

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