2019年07月29日

哀しみの京都

先日京都に行った時、どうしても行っておかないといけない場所があった。


京都駅からJR奈良線に乗り換えて、六地蔵駅で下車。この駅は地下鉄東西線の終点でもあるのですが、少し離れたところに京阪の駅もあります。
駅を降りて、小路を通り、山科川に掛かる橋を渡る。


SHV39_5372そこから少し歩いて、曲がろうと思った小路で、飛び込むように凄惨な現場にぶち当たる
JRから見た車窓でも、思わずあっと声を上げてしまったが、ここにたどり着いた時にも、思わず声を上げてしまったほど、焼け焦げた現場を目の当たりにしてしまったのです。



SHV39_5373そして、第1スタジオ正面玄関。
いかに炎がすごかったかがわかる。しかもこの場所は住宅地の中にある。もし犯人が持ってきたガソリン(40Lと言われている)を全て撒いていたら、この黒焦げだけでは済まなかったかもしれない周囲の家を巻き込んでいたのではないかと思えてならないのだ。
その凄惨さと閑静な場所で起こったという事実、そして犯人への憤りで、気持ちが押しつぶされそうになったのは言うまでも無い。
終始大勢の人達が訪れ、手を合わせていきました。皆ただただ絶句だったと思います。



SHV39_5374京阪の六地蔵駅そばには、献花台が設けられていました。
元々第1スタジオ前に置かれていた花束をこの場所に集約させたとも言えます。スタジオ前と同様に大勢の人が黙とうと献花などを行っていました。



SHV39_5378せめて何か支援ができないかと思い、木幡駅にある京アニショップに行ってみたものの、臨時休業となっていました。まだ10日も経っていないから仕方ないのかもしれないです。
木幡駅周辺には、京アニの本社があることからか警察の車が張り付いていました。社長と思しき人がオロオロしながら歩いていました。

しかし、もしこの場所や本社がターゲットになっていたら宅地が密集し、京アニショップの前は車がひっきりなしに通り、時に踏切で通行が阻まれるこの場所が狙われたら・・・。仮に、ガソリンの撒かれる量が少なくとも、大きな被害が出ていたかもしれません。そう思うとぞっとします。



この事件の犯人は、事前に下調べをして犯行に及んだと言われています。数日前から京都市・宇治市をうろついて、かつ犯行に及ぶための道具を買っているのですから、計画的なのは明らかです。自分の妄動のために罪の無い人達、夢と未来ある若者達・百戦錬磨のアニメーターや製作陣を亡き者にしたことは、いかなる理由や状況であれ非常に重い罪に問われてもおかしくないです、いやむしろ問わなければなりません必ず動機を聞き出し、罪の重さを償わせてからでないと、釣り合うものも釣り合わない、そう思えてなりません。あの凄惨な現場を本人に見せ、しでかしたことの大きさを理解させなければ、皆浮かばれないです。


この事件で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、ケガを負われた方々とご遺族の方々の1日でも早い心身の回復を祈るばかりです。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

Posted by alexey_calvanov at 23:28│Comments(0) アニメ・コミック | 真面目なモノ

コメントする

名前
 
  絵文字