2019年12月20日

こんなことして喜ぶのは、のび太とジャイアンだけ

特にジャイアンは、のび太が持っていた「コンピューターペンシル」というひみつ道具を普通の鉛筆にすり替えて盗み出し、テストで100点を取るという『前科』があるからな(ニヤニヤ)。

というわけで、もうすぐ学期末。成績書である通知表をもらって帰るという時期に差し掛かってきます。そんな通知表に関する話を2つ紹介。


一つ目は、新潟から。
長岡市の中学生がハッキングをして自分の通知表の内容を改ざんしたとのこと。
この中学生は、教員用のサーバーに不正アクセスをし、社会・美術・技術家庭の成績を改ざんしたそうです。どうやってIPアドレスとパスワードを調べ、どこから操作したのかというと・・・。
まずIPアドレスは、6月に校内の発表資料を作成するために教員から借りたノートPCに残っていたのを拝借したらしい。いやはや、その時点でずさんだ(苦笑)。パスワードは専用のアプリを利用して自己解析したそうな。いや、その努力をだな、勉強の方に向けたらだな・・・(汗)。
で、9月に教員用のハードディスクを持ち帰ったりしながら解析を進めたのでしょう。10月には自身のスマホから生徒共用のタブレット端末を経由して教員用のサーバーに不正アクセスしたというわけです。後日、タブレット端末が通常と違った設定になっていることを不審に思った職員によって警察に通報され、今月犯人の中学生が書類送検されました。中学生は「親にいい成績を見せたかった」と供述しているそうです。

先程も書きましたけど、ずさんだよね。だいたい生徒に触れられるところにハードディスクとか置かない教員用のノートPCを第三者に貸与する際は、最小限しか使えないようにするとかの対策が必要なんじゃないのかなと思います。一般企業だったら当ったり前のことなんですけどね・・・。「学校の情報管理が不適切」と述べているので、今後改善されることを願います。


もう一つは、東京から。
東京の情報処理会社が自治体向けに提供している業務システム(クラウドコンピューティング)が今月不具合を起こし、全国54の自治体で影響が出ております。状況によっては、バックアップデータとして取っておいたデータが消失・復元不能になる恐れもあるとのこと。
住民票が取得できない・後期高齢者医療制度のデータが取得できないという事態が起こっている中、練馬区の小中学校では、そこに預けた通知表のデータを引き出せなくなってしない、年内に生徒へ渡せないという事態に陥ったそうです。単純に引き出せないならまだ大きな問題にならないのですけど、データが消えてしまったのなら、それこそ大問題一から再作成となると年度末の成績と併せて付けることになるので、教員の苦労は倍増ですぞ・・・。まぁ、もらう立場の子供は、そんなものいらないと思ってるでしょうから、うれしいんでしょうけど、成績よかったからクリスマスプレゼント買ってとかおこづかいの額を上げて(お年玉頂戴)とかの口実が使えなくなりますな(ニヤニヤ)。


同じ成績書類の話とはいえ、コンピューターに管理していたことが仇になったという点では共通しています。だからといって、アナログ万歳というわけにはいかんのでしょうけど、コンピューターで管理するなら、容易に開けられるような仕様にしないとか複数のバックアップを保有しておいてリスクヘッジをするとかを行うべきだったんですよ。簡単な策はある(例えば、バックアップは簡単な部類だと思う)と思うので、面倒臭がらずにちゃんとやろう。オイラも会社のデータでしっかりやろう・・・(汗)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:09│Comments(0) etc 

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