2020年03月25日

延期だ延期

新型コロナウイルスの影響で、遂に世界的なイベントにまで延期の影響が出ました。
2020年7月に開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックを1年程度(普通に考えれば来年7月まで)延期することを国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と合意し、IOCの理事会でも承認されたことを発表しました。


当初は予定通りの開催を考えていたのですけど、新型コロナウイルスがアジアからヨーロッパ、そしてアメリカに広まろうとし、世界全体で見てもほとんどの国に広まっている現状を考えると、とてもやれる状況ではないという非難まだ特効薬ができていない中での開催はリスクがあるという非難、さらに日本の感染状況が治まっていないどころか、今後爆発的に感染が広がる恐れもある中で行われる、かつ渡航規制も掛かっている中で選手が日本に行けるのかという非難もありました。選手の中からも選手団の中からも延期を求める声が日に日に高まっていたとされています。つまりIOCや日本の組織委員会が予定通り行うことに対し、くぎを刺したのです。それで延期するかを4週間以内に決めるとしたのですが、それでも非難はやまず、ほぼ即断のような形で延期が決まったのです。


正直延期になっても様々な影響(特に選手の選考と会場の確保、他の国内外のスポーツイベントの調整)があるのですけど、中止になるよりかはよかったと思います。中止になれば、日本経済に計り知れない影響を与えることになり、一生懸命作ったハコモノの負債だけが残るという最悪のシナリオを描きかねないのです。もしかしたらギリシャ危機(ないしは、その後に発生したリーマンショックや現行のコロナショックと言われるもの)以上の恐慌を味わいかねなかったわけです。延期になったことを前向きに捉えて、今年開催していたらデメリットになったであろう物事を少しでも潰せるように努力すべきだと思います。
例えば、かねてから言われていたお台場の水質問題を今年の夏から本格的に対策を練って、できる限りきれいな水質で行えるようにすべきだと思います。これは延期になっていい効果を出せると思います。
また首都高の付け替え工事も、もしかしたらオリンピックに間に合う可能性も出てきましたコロナショックを和らげるための公共投資という意味でも迅速に取り掛かれないか検討すべきでしょう。また築地市場の跡地を通る道路もオリンピック延期で間に合う可能性のある道路になってきました。快適な移動を行えるように努力していくべきです。その他、オリンピックには間に合わなかったといわれていた工事が延期によって間に合う可能性をはらんできていることでしょう。ピンチをチャンスにして、一つでも多く完成させて、快適なオリンピックに近付けていきましょう。


オリンピック延期は負の側面だけでなく、いい側面もあるのだということも併せて報じてもらって、国民に意識の変革を促せていければ、オリンピックに向けてさらに盛り上がるだろうし、現状の閉塞感を和らげることができるのではないかと思っています。オリンピック延期をポジティブに、まだまだ祭りは終わらないんだと思いながら待とうではありませんか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:04│Comments(0) スポーツ 

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