2020年07月08日

軽視したツケだと思いたい

ブラジルのボルソナロ大統領が、新型コロナウイルスに罹ったことが判明しました。
7/5から体調を崩し、7/6には38゚Cの熱と倦怠感が出ていたため、検査を受けたところ、新型コロナウイルスの陽性反応が出たということです。
とはいえ、重篤化までには至っておらず、現状はヒドロキシクロロキンとアジスロマイシンという薬を服用して対処しているそうです。このうち、ヒドロキシクロロキンはマラリアの治療薬として知られ、アメリカのトランプ大統領も予防代わりに服用していることで話題になりましたが、副作用も激しいということでも知られています


ところで、ボルソナロ大統領は新型コロナウイルスを非常に軽視していることで有名になりました。
主だったところだと、ただの風邪レベルという非常に舐めた発言や、ブラジルは数々の伝染病に打ち勝ってきたから大丈夫だという根拠のない発言集団の中でもマスクを付けずに入り込み、ブラジルの最高裁判所から着用命令が出されたことも。かつまだ収束もしていないのに、経済活動を優先させなければということで、いつも通りの生活を送るよう半ば強制的な働き掛けをしたこともあります。
ブラジルという国が少しでも経済活動が弱まってしまうと、国全体が立ち行かなくなる可能性があるということで、経済活動を回し続けなければならないというのはわかります。しかし、人命軽視で経済活動を回すことが、決していいわけではありません感染拡大防止のために、経済活動を回しながらもソーシャルディスタンスを保たせる、手洗い・うがい・マスクの着用などを促す、それができない地域では、必要な機器を提供するなどを行って感染拡大防止策を支援するべきなのではないかとも。
それができないのは、ボルソナロ大統領が人命軽視という面だけでなく、弱者切り捨ての論法を振りかざしているからなのではないかとも思えてならないのです。つまり、カネのある人しか彼の目が見えないのではないかと思うのです。貧困層には全く目を向けず、それどころか『汚物は消毒』的な見方をしているのではないかと疑いたくなるくらいに。


選んでしまった人達は激しく後悔しているのではないかと思います。こんなはずじゃなかった。汚職まみれのエスタブリッシュメント(既存の政治家)ではなく、清廉潔白な人を選んだはずだったのに、と。


あくまで私個人の意見ですが、ボルソナロ大統領が新型コロナウイルスに罹ったのは天罰です。なので、十分に苦しんで、自分の行ったことがいかに間違っているか反省し、心を入れ替えてほしいのです。でも、現状は快方というのか悪化はしていないということで、ますます持論を振りかざすのではないかと心配でなりません


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Posted by alexey_calvanov at 23:48│Comments(0) 真面目なモノ 

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