2015年09月17日

ソフトバンク、ぶっちぎりで優勝

まぁ、そりゃそうだわなとも。


プロ野球パリーグは福岡ソフトバンクホークスが昨年に引き続き優勝を決めました。今年は工藤公康監督が初めての采配を振るうというふうになりましたけれども、危なげないどころか圧倒的強さで他球団を駆逐していきました。
何せ投手陣も打撃陣も優秀すぎて、2チーム組めるんじゃないのというふうなくらい。例えば、途中から破竹の勢いで勝ち星を伸ばしているバンデンハーク選手も外国人枠の影響で、今年前半は2軍暮らしだったんですよ。そんな選手がソフトバンクの2軍、下手したら3軍(ソフトバンクは3軍制度)にゴロゴロいるかもしれないわけですから、このチームで優勝できなかったら何ともはや・・・ですわね。

全ては親会社のソフトバンクの資金力が物を言っているわけです。過去の巨人もそうですが、資金力があれば、優勝できるレベルにまで引き上げられるんです。ただ、ソフトバンクは巨人と違って、そこまでカネで他球団の選手を引き抜かなかった点が特徴的とも言えます。簡単に言えば、弱点と思える場所、要所要所を押さえた補強をしたところでしょうか。
逆を言えば、基本的に育成で選手を育て上げたうえでの優勝なんですよね。元々ソフトバンクは強かったというのもあったので、素地はあったんですわ。リーグ優勝をただの優勝で終わらせず、選手の能力を伸ばすための下地として生かした、この点がソフトバンクの強さの秘密なのかもしれません。

これが上手く機能し続ければ、ソフトバンクの優勝ならびにAクラスからの降格はしばらくないと思います。他のチームはAクラスにぽっと出で得るかどうかでしょう。混パはまだ続くのでしょうけど、ソフトバンクが非常に強い状態で他がダンゴというふうになっていくのでしょう。これを抜け出せそうなのは日本ハムと西武あたりなのかなと思いますが、どちらも決定力がないので、たちまち混パの渦に巻き込まれていくんでしょうねぇ・・・。


しかし、ソフトバンクにとってまだ気を抜けないのがクライマックスシリーズ、いわゆるプレーオフです。
2004年から始まったプレーオフと2007年から始まったクライマックスシリーズを併せて9回戦ってきているのですが、日本シリーズまで進めたのは、2011年と2014年の2回しかなく、短期決戦に弱いと言われ続けています。これだけ強いと逆に慢心が出たりとか実戦感覚が遠のいて上手く戦えないなどと考えるとドツボにハマる・・・なんてことにならなければいいんですけど、どうなることやら。


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Posted by alexey_calvanov at 23:41Comments(0)TrackBack(0)