2023年03月03日

【カモン!】岡崎に行ってきた④【どうする】

岡崎公園の西にある坂谷橋から10分近く歩くことになりました。西に歩くと、愛知環状鉄道の中岡崎駅と名鉄の岡崎公園駅があります。このまま家に帰ろうと思えば帰れるのですけど、まだ寄りたいところがある。しかも2ヶ所だ(爆)。


SOG03_153341そのうちの1ヶ所が、大正庵釜春といううどん屋岡崎市にある直営店と岡崎市・安城市・西尾市にあるのれん分けした3店舗の計4店舗あります。中岡崎駅と岡崎公園駅にある店は、このうどん屋の本店(唯一の直営店)で、営業時間は11時~16時(15時30分オーダーストップ)・17時~21時(20時30分オーダーストップ)
昼営業のうちに行っておこうと少し急いで来たものの、ラストオーダー前に着いたにもかかわらず、既にオーダーストップ・・・と思ったら、お一人さんならば、ということで、ギリギリオーダーできた(汗)。
ということで、ねんがんの「もろこしうどん」をいただいたぞ!
見てわかりますけど、うどんが見えないほど入ったとうもろこしに、ほうれん草がほんの少し、アクセントレベルに乗っているだけ店によっては、かまぼこやカリカリ梅が乗っていることも。
この「もろこしうどん」は2021年2月に実施した「あなたが選ぶ、おかざきめし総選挙」で第1位を獲得したメニューだそうな。岡崎に住む人なら誰もが薦める逸品なのです。



コイツは、想像以上の味だった。とうもろこしの甘い味が広がるのかなと思ったら、硬い餡のインパクトがすごかった(爆)。さすがにレンゲが刺さるほどではないけど(ギャハ)。この餡が結構濃くて、カツオ節やサバ節、醤油の風味が強烈に絡んでます。そして、うどんがクラシカルな製法で作られているため、無茶苦茶長い餡の硬さも手伝って、なかなか引っ張り出せない。
・・・とまぁ、食べるのに苦労はしたものの、味は格別に美味い。とうもろこしの甘味と餡のだしの旨味が格別ですね。まぁ、餡が硬いだけでなく、無茶苦茶熱くもなっているので、食べる前に水で舌と口の中を冷やしておきましょう(苦笑)。


SOG03_160609ある意味早い晩ご飯になったのを家に帰ってから知ることになるのですが、そんなことは露知らず。次の目的地に向かうことに。
それが、八丁(八帖)町
かつては八帖村と呼ばれ、岡崎城から八丁(約800m)離れたところにあることから名付けられました。「東海道二十七曲がり」の西の終着点になります。



SOG03_155206愛知環状鉄道の高架沿いにある道は、きらり通りと呼ばれているようです。
この通りは、2006年に放送されたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)の「純情きらり」から採られたものです。「純情きらり」は、愛知県岡崎市を舞台に、ジャズピアニストを目指す女性の波乱万丈の一生を描いたもの。ちなみに、このドラマが愛知県を舞台にした初の作品なのだそう。結構長い間愛知県を舞台にした作品が無かったのね・・・。

このきらり通り周辺には、ドラマの出演者の手形が置かれています。こちらは、松井達彦役の福士誠治さんのものです。この手形、主人公の夫が味噌蔵の家ということで、この八丁町に置かれているのでしょう。



SOG03_155503同じく主人公の夫の母親で、味噌蔵の女将役の戸田恵子さんのもの。地元出身ということでキャスティングされたのでしょう。



SOG03_160618中岡崎駅のそばには、沖田徳治郎役の八名信夫さんの手形があります。



SOG03_155446そしてやって来ました、カクキュー(合資会社八丁味噌)の本社工場
夕方にもかかわらず、観光バスがやって来ており、大勢の観光客がいましたね。



SOG03_155617こちらが、きらり広場と呼ばれる同社工場にある広場。ここから本社工場の見学ツアーに向かうことができます(要予約)。



SOG03_161005大々的にやっているカクキューに対し、まるや八丁味噌なんて質素極まりない(苦笑)。一般家屋に紛れるようにあるから、ぱっと見ではわからない(汗)。この質素極まりない会社が、カクキューと並び2社しかない昔ながらの八丁味噌を製造している会社なんですよ・・・。



というのも、産地の名称を知的財産として登録・保護する法律(特定農林水産物等の名称の保護に関する法律)が施行されているのですが、昔ながらの製法(大豆から作った豆麹を塩と水だけで石積みした木桶に数年漬けて製造する方法)を守って作られているカクキューとまるや八丁味噌の2社(以下岡崎の2社)を外し、即席製法で作ることのできる愛知県の味噌製造メーカー6社を認定したのです。さらにEUとの間に経済連携協定を結んだため、EU諸国内で岡崎の2社は『八丁味噌』を名乗れなくなってしまいました。その後も紛糾・膠着状態に陥っており、岡崎の2社が『八丁味噌』を名乗れないまま今に至っています。去年の年末には、岡崎市が岡崎の2社の敷地内のみを八帖町から八丁町に変更されましたけど、この変更は岡崎市民の中でも賛否両論(味噌文化を守るために必要という意見もあれば、敷地内だけの変更は八帖町の住民にとって不便という意見もある)あります。


伝統的な手法だけが八丁味噌だというのは事実なので、本来なら岡崎の2社だけが八丁味噌として認定されるべきなのだと思います。しかしながら、八丁味噌の文化を守るためなら、愛知県内製造の味噌全てを八丁味噌として認めるべきという意見もわからなくはないです。岡崎の2社は八丁味噌の中でもプレミアムなものなのだということを国が積極的に述べなければならないのに、政治家の利権で動いているという話もあるので、それに呑まれた格好になってしまったのでしょうか・・・。


何とも複雑な気分になりながら、家路に向かっておりました。岡崎の2社による八丁味噌が、本当の八丁味噌だと世界で認められる日はいつのことになるのでしょうか。そんなことを思いつつ、今回の話を〆たいと思います。
・・・と思ったけど、最後岡崎で買った土産だけは紹介しておかないと(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:51Comments(0)

2014年11月05日

オカザえもんのもろこしうどんでござる

SHL23_0951今回紹介するのは、寿がきや食品の「オカザえもんのもろこしうどん」です。生タイプのカップ麺ですね。
パッケージにはオカザえもんが描かれていますけれども、ただキャラ商品で描かれてるわけではないのです。じゃあ何で描かれているのかというと、彼の出身地岡崎市と関わりがあるわけです。

実は、今回紹介する「もろこしうどん」は岡崎市のローカルフードとして有名で、よみうりテレビ(日本テレビ系)で放送されている「秘密のケンミンショー」でも紹介されたほど。現在岡崎市内15店舗でこの味が楽しめるとのこと。
その「もろこしうどん」とは、うどんの中にたっぷりのとうもろこしの粒と溶き卵(かき玉あんかけ)が入ったもので、アクセントにカリカリ梅が乗っています

ちなみに、この商品にはカリカリ梅は入ってませんので自前で購入して下さい(笑)。



で、この商品はというと、かつおだしの利いた濃いめの味になってます。というよりむしろ濃いかつおだしがメインですわ(苦笑)。もっと言えば、溶き卵もそんなに入ってなくてとうもろこしだけが浮いているもはや別物と言われてもおかしくないです。


地元の人が見たら、とうもろこしの入ったうどんとしては美味いけれども、これを「もろこしうどん」とは言い難いという感じなんでしょうね。でもね、個人的にはモチモチした麺とつゆとの相性はバッチリですよ。具が少ないので惜しいと言うだけ。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)