2013年12月04日

遂にソフトバンクの独占化が始まる?

新規参入組としてデータ通信をメインに展開していたイーモバイル(現在はイーアクセス)PHSをメインに展開していたウィルコム現在はどちらもソフトバンクの系列会社になっていますが、この2社が合併の方向で動いていることが明らかになりました。
実現すれば、2014年4月に合併の運びとなり、これまでのブランド名である「イーモバイル」・「イーアクセス」・「ウィルコム」のいずれかないしは全てが消える可能性もはらんでいます。というのも、存続会社がイーアクセスではあるものの、双方が全く違うブランドを扱っている関係上、ブランド名をそのままで進行すれば、ブランドの乱立になってしまいわかりにくくなるのを恐れて変えたいまたは統一したい・・・という意識が働く可能性もあるからです。ただ、ケータイ(3Gないしは4G)とPHSという畑違いの技術のため、ブランド名の変更が現実的なのではないのでしょうか。
現在イーモバイルは約440万(実数が非公開のため推測値)、ウィルコムは約570万とされており、合併すると約1000万となります。


かねてから言ってますが、ソフトバンクのグループ傘下に入っていること事態、独占禁止法に触れかねない、かつ業界の再寡占化を招きかねないと危惧しており、かつ総務省が求めた業界の活性化と全く逆の方向に進んでいるわけです。結局のところ、新規参入事業は失敗だったという国の政策に対する暗に批判めいたものになってしまってもいます
今回の一件で、ソフトバンクへの吸収合併の第一歩とにらんでいます。不採算部分をすっきりさせることを名目に、将来的に合併する(ソフトバンクへ組み込む)という既成事実を積み上げたいのではないかと思っています。
なぜ国は新規参入事業に補助を与えなかったのか、もし与えていれば状況はもう少し変わっていたのではないか・・・そう思えてならないわけです。公正な競争がこれから維持できるのか否かは国民の目で決まるので、ぜひユーザーの皆様は今後の動向をじっくりと見て下さい。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)