2012年01月17日

ハードソン、ハドソン、ハドソン・・・(泣)

また一つゲームの歴史から大手が消えることになりました。
ゲームメーカーのハドソンが、2012年3月1日付で消滅することを明らかにしました


ハドソンは北海道を代表する会社の一つとしても有名で、元々はアマチュア無線関連の店としてスタートしました
1979年にアメリカで見たパソコン(当時はマイコン)をきっかけに、関連ソフトを製作し始めると、大ヒット。たちまち日本を代表するPCソフトメーカーとしても有名になりました。
そのノウハウを生かして、ハドソンはファミリーコンピュータ(ファミコン)初のサードパーティーの一つとして活躍初のサードパーティーソフト(「ナッツ&ミルク」)を発売しただけでなく、ファミリーベーシックの開発にも携わっていました

1987年にはNECと共にPCエンジンの開発に携わり、以降90年代半ば、プレイステーションやセガサターンが登場するまでハードメーカーの一つとしてゲーム業界をけん引していた時期もありました。

しかしながら、バブル崩壊の煽りを受けてからは業績は下降線を遂げ、北海道拓殖銀行の廃業以降は急速に悪化2005年からはコナミグループの支援を受けることになりました。そして2011年にはコナミの完全子会社になり、遂に社名が消えることになりました。恐らく大手の名が消えるのはアタリ・ジャレコ(現在両社は元の社名に戻っている)・SNK(現在はSNKプレイモア)以来の衝撃でしょう。


ハドソンといえば、数多くのイベントや出来事を巻き起こしたことを挙げる人がいるかもしれません。
私くらいの世代だと、シューティングキャラバン・高橋名人・「シュウォッチ」、そして「PCエンジン CD-ROM2(ロムロム)」でしょう。

シューティングキャラバンは当時の子供達を熱狂させましたし、高橋名人はそのインパクトで一躍注目を浴び、今でも現役の『名人』です。毛利名人との対決は今でも語り草になっていますね。<スイカを16連射で割ってたまるかって必死になって言ってたね、名人(ゲラゲラゲラ)。
名人に追いつけ追い越せとばかりにシュウォッチで燃えて、「天外魔境」のムービーに驚いたのは今でも覚えていますよ。
そして、昨年シリーズ終了になった「桃太郎電鉄シリーズ」もこのハドソンがあったからこそ生まれたと言っていいでしょう
あとは、「天外魔境」にも絡んでくるんですけど、北海道に会社があったということでカニの接待を受けられたというエピソードでしょうか(そのことでカンヅメになった人もいたとか(苦笑))


ここ数年は元気がなかっただけに、いつかこうなる日が来るのではないかと思っていたのですが、思った以上に早かった、そしてあっけなかったことに、思わず口が開いたままになってしまいましたね。時代の流れとはいえ、残念でなりません。


また一つ、私達の思い出が消えてしまったかのようです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:15Comments(0)TrackBack(0)

2011年05月23日

何か一つの時代が終わった感じがする

かつて16連射で名を馳せたハドソンの高橋名人が今月末付で退社することになったとのこと。

高橋名人こと高橋利幸さんは、1982年にハドソンに入社。ハドソン入社の経緯は様々な説がありますが、当時のハドソンはかなり自由な社風だったということは聞いています。何せ屋上でラジコン大会が開かれていたと言いますし(苦笑)。
その後、1985年にシューティングゲームの宣伝を兼ねて、現在も有名な肩書きになっている「高橋名人」という名でデビュー16連射(一時は18連社だったことも明らかにしている)や「ゲームは1日1時間」などの愛嬌たっぷりなキャラクターセンスで一気に子供達の人気者になりました。その人気の過熱ぶりは16連射のできる指はバネが入ってるんじゃないかとか、(警察へは1日署長で訪れたはずなのにもかかわらず逮捕されたという)逮捕説が流れるほど。
名人ブームが去った後も、ハドソン内で広報活動を行い、四半世紀過ぎた今でも名人の肩書で様々なメディアに出演していました。


今回名人のブログで急な形で発表されることになったものの、恐らく退社するには1月前に会社内で報告する(される)ことになっているはずなので、何事もなければ、5/2(つまりゴールデンウィーク中)に報告した(された)のではないかと思います(ハドソン社内の休みの体系がわからないのであくまで推測ですが)。
今回退社に至った理由が公表されていないので、どういうわけで退社に至ったのか、今後どういったことを行っていくのかは明言されていませんが、ハドソンがコナミグループに入ってから業績があまり良くなかったと言われていたため、リストラ策の一環なのではないかとも言われています


いずれにしても、日本のゲーム業界の黎明期を支え駆け抜けた偉大な人が、こんなあっけない形で業界を去るのかと思うと少々寂しい気分でもあります。
今後の高橋名人の活躍とご多幸をお祈り致します。


ファミコンランナー高橋名人物語


公式16連射ブック 高橋名人のゲームは1日1時間 (ファミ通ブックス)公式16連射ブック 高橋名人のゲームは1日1時間 (ファミ通ブックス)



高橋名人伝説 -魂の16連射-高橋名人伝説 -魂の16連射-



高橋名人 ソングコレクション ~16連射20TH ANIVERSARY~高橋名人 ソングコレクション ~16連射20TH ANIVERSARY~



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Posted by alexey_calvanov at 23:40Comments(0)TrackBack(0)