2017年11月26日

J1昇格プレーオフ2017を見に行った

今日は、熊本県熊本市にあるえがお健康スタジアムでアビスパ福岡×東京ヴェルディ、そしてパロマ瑞穂スタジアムで名古屋グランパス×ジェフユナイテッド市原・千葉との一戦となるJ1昇格プレーオフが開催されました。
今回見に行った名古屋×千葉、下馬評としては、ホーム・アウェイ双方で勝っている千葉が有利と思われていましたが、瑞穂でほとんど負けていない名古屋が優勢なのではないかという見方もありました。個人的には、前者の見立てで見ておりましたけどね。経験値の豊富かつ終盤7連勝でシーズンを終えた千葉の方が俄然有利だと思っていましたから。


さて、家から最寄り駅まで向かい、その最寄り駅にあるバス停から瑞穂に向かうことにしました。ところが、瑞穂グランドで降りるつもりが、系統を間違え瑞穂運動場東で降りる有様。おまけに道も間違え、もう少しで明後日の方向に行っちゃうところだった(苦笑)。これなら素直に地下鉄で行けばよかったわい・・・。

着いたら着いたで、人の列が入り口前のうっそうとした森みたいな公園でとぐろを巻いていた(爆)。まだまだ伸びるという感じなのに、午後2時できちんと開場したとうふうらしい。いくらシーチケ組の先行入場(プレーオフなので先行入場はできないものの、特典で先行購入できたチケットは先行入場扱いだった模様)を先に入れてあげたいとはいえ、早くしてあげた方がよかったんじゃないの?おまけに、バックスタンドの入場が、アウェイ席とカテゴリ4(バック席)・5(アウェイ席側の一部)と一緒というのもおかしな話普通なら、メイン入場とホーム側入場口で対応してあげるべきなんだけどね。今回は4000人入場を想定していたのならなおのこと。
先に運営の話をしておきます。はっきり言ってお粗末。スタ飯が少ないのもおかしな話ですが、それは瑞穂だから仕方ない。でもね、瑞穂だからって通路観戦を認めすぎでしょう。人物の往来に苦労するような観戦はさせるべきじゃないし、席詰めをアナウンスする前に通路観戦禁止も徹底させるべきじゃないのかと。ハーフタイムで人がごった返した時に困るじゃないの。名岐ダービーの長良川競技場でもここまで酷くなかった。
つくづく来年名岐ダービーが行われるなら、不便でも豊田スタジアムでいいと思っちゃうよ。


ちなみに、並んでいた列の人の中には、ちらほらFC岐阜のサポーターと思しき人の姿が・・・。入場するまでの間に白鳥士郎先生にお会いしましたよ。たぶん間違いない。先生何やってんの(笑)!?


SHV32_1622そんなアウェイ側。千葉にとっては、勝たないといけない状況で、かつ次の決勝に進んでもホームでは開催できない立ち位置。ゆえに、ホームに帰ることはJ1昇格を意味するわけですね。意気込みの強さともう繰り返さないという意思の強さを感じます。



SHV32_1624先程書いたように、スタ飯が少ないなと思わされた中でも、きしめんや味噌串カツというような定番は頂いております(地雷也という天むすで有名な店ですね)
今回はそれに加え、京風たこ焼の「福篭(ふくろう)」の店名にもなっている「福篭」も頂いております。
九条ねぎと七味の掛かったマヨ醤油たこ焼きになっています。



醤油の味は薄めで、メインはマヨネーズと七味もう少し醤油の味わいがあってもいいのかなと思うけど、強すぎればしょっぱくなるだけだもんねぇ・・・。逆にソースマヨネーズで七味掛けだったら美味しいのかねぇ・・・。


SHV32_1627さぁ、運命の試合です。


試合運びは、ホームの地の利を生かした名古屋が優勢に感じました。風間八宏監督は相手から教訓を学ばない監督と揶揄されることがあるのですけど、今回はかなり研究しているというのか、わかってるのかなと。もしかしたら選手が必死に研究してやっているのかもしれないけど(苦笑)。
対して千葉は、必死さは伝わるけど、緊張から来ているのかミスが多いパスミス・キックミス・取りこぼし・硬い動き様々目立っていました。名古屋が優勢になったのは、この部分もあるかもしれませんね。特にキーパーの佐藤優也選手のキックミスは勝っても反省材料になったと思う。キックミスからえらい目に遭うのは定番だからね。今年の岐阜はキックミスが少なかったので、正確性の重要さはよーく知っております(苦笑)。
それでも、前半終了間際に決めたラリベイ選手の先制点で、千葉は波に乗れるだろうと思っていました。そう、あのプレーが出るまでは・・・。


そのプレーは61(後半16)分に出ました。
シモビッチ選手から回ったボールを田口泰士選手に回る過程で、千葉の近藤直也選手に当たって回っているのですが、その田口選手には手に当たり、ハンドじゃないのかと千葉の選手達はプレイ中に訴えていたものの、主審が流して、そのまま田口選手がゴールを決めるというふうになりました。その時は単なる同点弾だったのですけど、名古屋にとっては引き分けでも決勝進出できるので、俄然有利になる1点でもありました。エスナイデル監督も、このプレーが運命の分かれ目のような発言をしていただけに、非常に大きな1点だったのでしょう。


これを機に、千葉の選手達のモチベーションが一気に失われるような格好になりました。懸命なんでしょうけど、それが気持ちと繋がらない、空回りする感じになりました。
その象徴が名古屋の2点目。キーパーの佐藤選手が必死にクリアしようと飛び出したものの、それが裏目に出てしまい、クリアもミスするゴールはガラ空きという最悪の結末になりました。あの時の1点が無ければ、このプレーも生まれず、佐藤選手はガッチリとゴールマウスを守っていたと考えられます。ちなみに、この得点を決めたのがシモビッチ選手。以降『シモビッチ劇場』の幕開けになるとは誰が想像していたでしょう
シモビッチ選手は、手薄になった千葉の守備を突いて自身2点目(チームとしては3点目)を獲得。そして終了間際に得たPKでキッカーとなり、それを冷静に決めて見事ハットトリックを達成しました。


結果的には、名古屋が千葉をお釈迦様の掌に乗せていたかのような試合運びを見せて圧勝シモビッチ選手の反則級なプレーをまざまざと見せつけたものになりました。


この試合、主審が思い切りぶっ壊した感じでしょうね。お釈迦様は主審の村上さんなんだ、そうに違いない。そう言い聞かせよう。



これにより、名古屋は決勝進出の一方、千葉は再びJ2を繰り返す格好になりました。
もう10年やぞ・・・。この前、ソフマップ名古屋にあるPerfumeの♪ポリリズムのオリコン5位ランクイン記念ボード見て思ったわ(汗)。あれだけ後半躍進したのに、また繰り返すのか。運の無さも手伝って、千葉を悲壮な感じでしか見られない・・・
既にこの試合開始前に福岡が東京Vを破っている一報が入っているので、決勝は豊田スタジアムで行われることになりました。どちらが上がっても1年で復帰になります。地の利でいけば名古屋なんですけど、豊田スタジアムで行われることを差っ引いても福岡にはワンチャンあるのよ。いや確実にそのワンチャンを掴まないといけないの。だって、来年名古屋はJ2でやりなさいよ(苦笑)。大事なカ・・・じゃなかった仲間じゃないのよ(ニヤニヤ)。
とにかく、福岡がJ1昇格プレーオフの厳しさを教えてやってくれ、頼むわ。


ポリリズム
♪ポリリズム / Perfume



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Posted by alexey_calvanov at 22:35Comments(0)

2017年08月28日

FC岐阜観戦記2017 アウェイ編 その13 奇跡も歓喜もあるんだね!

先週の土曜(8/26)、FC岐阜はジェフユナイテッド市原・千葉との一戦を迎えました。
会場はフクダ電子アリーナ(フクアリ)。この会場は3年前にも来ています。随分久しぶりな感が。あの時は1点取られて負けだったのね・・・(泣)。


この試合、ジェフにとっては厳しいものになると予想されていました。というのも、12得点を挙げている(ウチが覚醒させた(笑))ラリベイ、11得点を挙げている清武功暉、そして町田也真人(やまと)の3選手が累積警告で出場停止将棋でいうところの飛車角を欠いた状態でのスタートとなりました。
対して岐阜は出場停止中だった福村貴幸選手が復帰したため、コマが揃った格好になります。それでも、先週連勝中のカマタマーレ讃岐に(ガイア機のドムのように)踏み台にされてしまっただけに、今日の岐阜は勝たなければいかんという状況に陥っていました。だってここで負けたら、讃岐との差が大きく縮みかねないからね。しかもツエーゲン金沢やロアッソ熊本の差も近いし・・・(ちなみに、勝ち点の近かった讃岐と金沢は直接対決となり、讃岐が5連勝を達成8月無敗になりました。恐ろしい子・・・)。


SHV32_1304そんな不安な状況はさておき、フクアリといったら、このタッパーは必須ですね。忘れたと思っても、近くのショッピングセンターにあるダイソーで買うこともできるので安心(笑)。



SHV32_1305何で買うのかというと、これだよ。
フクアリといったら喜作。喜作といったら、ソーセージの盛り合わせだよ(ニヤニヤ)!
このように、タッパーに入れて持ってもらうというのがトラディショナルになっています。ちょっと増やしてくれるという噂も(ニヤニヤ)。
・・・でも、これは欲張り過ぎだったかも(ギャハ)。
上級者になると、アルミホイルやラップを敷いて、汚さない配慮も。ホームの人もアウェイの人もやっているということは、 結 構 わ か っ て ら っ し ゃ る 。



SHV32_1306もう一つは、白桃氷。夏も終わらんとしている時期ですが、まだまだ暑い。フクアリは外では浜風と思しき涼しい風が吹いていたものの、スタジアム内は熱気があって暑いから、このかき氷は貴重です。



桃の味の付いた氷と桃のほのかな甘みがいいですねぇ。ただ個人的には、缶詰の黄色い桃でもよかったなぁ。あれの甘みも捨てがたい。


SHV32_1310試合は、既にお話しした通り、風間宏矢選手のハットトリックが飛び出した素晴らしい試合になりました。
試合当初はジェフの速攻が決まりかけたものの、何とかカバーして打開。そのカウンターアタックが見事にハマったとも言えるでしょう。開始43秒(公式記録では前半1分)という超速攻な展開でした。今までの岐阜の試合では全く見たことのない、今年のザスパクサツ群馬戦でも5分くらい掛かっていましたから、あれよりも早い先制点でした。これで風間選手はノってきたんでしょうね。逆にジェフサイドにとっては誰もが目を疑った失点になったでしょう。古橋享梧選手のクロスに風間選手がきれいにヘディングで合わせたシュートでした。芝の特性を知っていたのか、弾み具合も計算していたかのようなシュートでしたね。
そして前半19分、再び風間選手大本祐槻選手のチョコンと打ったクロスを左足で転がり込むような格好で決めていました。あれ、自分もゴールに入ってしまいそうな勢いでしたね(苦笑)。

このまま一気に・・・と思っていたところで、失点(前半44分)がありましたちょっと不安になってしまう展開(この後同点に追い付かれ、逆転負けのきっかけになったため)でしたが、あの日の岐阜は先週の重い動きを感じられないどころか、逆に力強ささえも感じてしまいました
今日の風間選手の動きを見て、もしやと思っていた人もいたようです。とある女性サポーターの方で、千葉出身なのに、時折岐阜まで来ているという方がいらっしゃるのですけど、後半決めてくれると断言していましたね。
そう、その断言が当たったのです!後半12(57)分、その瞬間がやって来ました。
再び大本選手が斜めのパスで風間選手に渡しました普段ならゴール前でこねくり回す嫌な癖が垣間見えるところなんですけど、今回はそう見せかけて、右足で払いのけるような技ありともトリッキーとも言える味のあるシュートを見せてくれました。あれをまだ20代前半の選手にやられたら、相手もショックだろうなぁ・・・。あれはベテランならあるかもというシュートでしょうね。

しかし、私達は忘れてはいけない『悲劇』があります。そう、「味スタの悲劇」です。最終盤に大逆転負けを食らい、難波宏明選手の記録がフイになったかのような幕切れになってしまいました。この頃からジェフの波状攻撃が形になり出してきたので、怖いなぁとも思っていたところでもありました。それでも風間選手に変わって、「味スタの悲劇」を知る張本人の難波選手が加わってから、守備の面でも攻撃の面でも輝きを取り戻したように思えました。気合いが再び入ったんでしょうね。
そしてアディショナルタイム6分という過酷な延長もしのぎ、タイムアップ岐阜の歴史史上初になるハットトリックで勝利(1-3)を飾りました!「フクアリの奇跡」とも「フクアリの歓喜」とも呼ばれるかもしれないこの試合で。



SHV32_1311試合後サポーターの前にやって来た風間選手。
おめでとう!今日のMVPは文句なくオマエや!
・・・ちょっとコンビニに行ってくると言いたげな格好だけどな(ギャハ)!



飛車角落ちだったとはいえ、よくジェフに勝った!素晴らしかったとも言える勝利です。3人いないだけでなく、新戦力のゴールキーパーの初試合という幸運もあったんでしょうね。ここまでいいことが重なると次が怖いわ・・・(汗)。


その次の試合は愛媛FC。今年のワースト試合第3位に入りそうな試合をやってしまった相手です(ちなみに、1位はホームの町田ゼルビア戦、2位は先日行われたホームの讃岐戦)。堅守がウリのチームなので、今回のような点の取り方はできないでしょう。でも、ゴール前で一気に決めるというのは、今後の試合を迎えるにあたっていいヒントになるのではないかと思います。こねくり回す→ダメもとでも打つ→狙える場合は確実にしとめるへの変化が今回はできていたと思います。再びダメもとでも打つからでもいいので、こねくり回すサッカーからの変身を確実なものにしてほしいと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)

2014年12月07日

劇的な下克上

サッカーJ2の「J1昇格プレーオフ」決勝が行われ、3位だったジェフ千葉と6位だったモンテディオ山形がJ1昇格の最終枠を掛けて挑みました

3位の千葉は5位だったギラヴァンツ北九州がJ1ライセンスを保持していなかったため、事実上の不戦勝で決勝に上がって来ており、試合勘が保てているのか、天皇杯で山形に敗れているので、山形に対して苦手意識を残していないかが焦点となりました。対して山形は4位だったジュビロ磐田を劇的な逆転勝利で破り、かつ天皇杯で千葉を破っており、勢いがかなり付いている状態。このまま突破できるのかどうかが焦点に挙がっていました。


試合は膠着状態の中でスタート。互いがチャンスを持ちながらも決められない中、前半37分山崎雅人選手が値千金のシュートでもぎ取りました。
その後も、千葉の猛攻が続き、途中リザーブに回っていたケンペス選手を投入し、遂にはゴールキーパーも前線に繰り出すパワープレーまで行ったものの、決定機を逸し続けた千葉に勝利の女神はほほ笑まず、0-1で試合終了
これにより、J1昇格は山形に決まり、3年連続下克上となりました。しかも6位からの昇格は2013年のトリニータ大分以来の快挙となりました。


山形は全員が決死で行った守備が本当の意味で堅守となり、わずかな隙を突いて攻撃するという近年のサッカーのお手本を見たかのようなプレースタイルに尽きるでしょう。そして最終防衛ラインが破られても、浦和レッズから期限付き移籍で入団した山岸範宏選手のファインセーブで試合の流れを千葉に渡さなかったのも大きな要因でしょう。特に山岸選手は磐田戦で大逆転勝利をもたらしたヘディングシュートを決めただけあり、そのプレーには神掛かったものがありました。ネットユーザーから『モンテディオ山岸』と言われてもおかしくないわ。


しかし、勢いだけで勝ち上がったチーム、そしてこのプレーオフで勝ち上がったチームは全て1年でJ2に逆戻りするという嫌なジンクスがあります。実際過去2回行われた昇格プレーオフで勝ち上がった大分も徳島ヴォルティスもその年の1/3ほどを残して早々と降格を決めてしまうほどでした。山形もそこであぐらをかくのではなく、的確な補強を行い、かつ必要とする選手には早めに残留交渉を行ってチームを固めていくべきだと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:17Comments(0)TrackBack(0)