2012年01月13日

冬の新アニメ2012 その8 Another

冬の新アニメ、8回目は角川書店の推理小説が原作の作品「Another(アナザー)」です。既に原作およびコミカライズの展開は終了(原作は前後編・コミカライズは全4巻)しており、続きが気になる方はそちらを・・・というふうになるのでしょうね。

この作品はテレビアニメ以外にも実写映画化も決まっています。当初は茨城県でロケを行う予定だったそうですが、東日本大震災の影響で三重県の伊賀市周辺で行われたのだそうな。公開は今年の夏の予定。

そしてテレビアニメ化された今作品ですが、手掛けたのは「true tears」・「Angel Beats!」・「花咲くいろは」などを製作したP.A.Works(ピーエーワークス)。そのためP.A.Worksがある富山県でも放送されていますけれども、その富山県での放送が最も早いという極めて異例な事態も起こっています。それだけ地元で認められた会社でもあるというひとつの事例になるのかもしれません(放送局の詳細は「続きを読む」にて掲載)。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


1998年5月、中学3年生になった榊原恒一は父親がインドに出張になったために、父方の祖父母の住む自然豊かな街、夜見山市に移り住む。しかし、なぜか恒一はそこで気胸を患い入院することになる
入院中、恒一は眼帯をした少女に出会う。彼女はなぜか地下2階に下りて行ったきり消息がわからなくなった・・・。

ゴールデンウィーク明け初日、恒一は転入先の夜見山北中学校に通う。
そのクラスには、入院した時に一緒になった眼帯の少女がいるクラスだった。しかし、彼女のことを話すと、何を怯えているのか何一つ言わない。むしろ彼女の存在を消しているかのような雰囲気を醸し出していた
そして、恒一は眼帯の少女と学校の屋上で再会する彼女の名前は見崎鳴(めい)。



というふう。


初回を見た感想は、事前に聞いていた「かなりキッつい描写がある」ということで、少々構えていたんですが、とりたて怖い部分はなく、淡々と進んでいったなと。
しかし、作品の進行がどことなく「ひぐらしのなく頃に」のような、タブーに触れるとおかしなことになるという雰囲気は十分に味わえましたね。「ひぐらしのなく頃に」の場合は、ギャグやコメディでお茶を濁していたこともありましたが、この作品ではガチでシリアスな話で全編進めていってるので、気の抜けるところがないわけですよ。これは惨事が起こったら怖いかもしれんわ。ともすれば放映時期が悪かったとも(夏にやれば怖さ倍増だったかも)
ホラーかつミステリーの好きな人にはオススメできるというのも納得。

あとオープニングがアリプロことALI PROJRCT(随分久しぶりだなぁ(苦笑))でしたが、歌詞の内容と映像が妙に合わせていて不気味さに拍車を掛けるんですよねぇ・・・(汗)。アリプロは今作や「シゴフミ」のようなサスペンス系の作品によく合うんじゃないかと思うのは私だけなのだろうか?
まぁ、その怖さゆえにエンディングの明るさには救われたわけで。明るいと言っても映像がですが・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:40Comments(0)TrackBack(0)