2020年09月25日

やっぱりゼム爺さん辞めるってよ

FC岐阜は、ゼムノビッチ・ズドラブコ監督を双方合意の上で契約解除し、仲田建二ヘッドコーチが正式に監督に就任する人事を発表しました。
やっぱり解任だったか、とほぼ皆思ったことでしょう。シーズン当初から不安だったと思う人が多く、実際試合になっても引き出しの少なさに驚愕した、何をやりたいのかわからない人だったとも言われました。ただ、守備意識を植え付けたということで評価する人もいるので、どの監督でもそうですけど、功罪相半ばというふうでしょう。
個人的な意見としては、日本語が堪能だったので、コミュニケーションの面では問題なかったんだろうけど、選手との意思疎通はきちんとやってたのかなという点交代の面でやはり手札というのか変えるメンツが固定されていたのが気掛かりでしたね。私が当てられる交代なんて大丈夫なのとか思ったり(爆)。ただ、選手の好き嫌いは無く、ドライだなとは思いましたね。懲罰交代とか懲罰で外すということはあまりしていなかったように思います。

新監督になった仲田さんですが、正直私はわからない(爆)。長年ヴァンフォーレ甲府にジュニアチームながら在籍しており、かつ2018年~2019年には水戸ホーリーホックのヘッドコーチを務めており、スーパーサブとしては非常に有能ですけど、監督としては甲府のU-15だけなので、非常に未知数。ただ、先日のカターレ富山戦を見る限り、緊急対応能力はありそうだなとは思います。選手の特徴もよくわかっているようで、交代の仕方も悪くはなかったかなと。
まぁ、全ては9/27に行われるアスルクラロ沼津戦でわかるかなと思っていますので、そこで改めて評価できればと思います。


ただいずれにしても、J2復帰までの残り試合数は半分程まだ首位にいるブラウブリッツ秋田との一戦が終わっていないだけに、ここをどう乗り切るかでJ2復帰が現実的になるか絵空事になるか決まると思っています。なお、秋田戦は10/7に代替戦が決まりました(アウェイは11/14か11/15)
厳しい戦いが続く中での監督交代劇が吉と出てほしいです。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 23:33Comments(0)

2020年09月21日

ゼム爺さん休養だってよ

まぁ、事実上の解任だと思います。


FC岐阜のゼムノビッチ・ズドラブコ監督が9/21の練習から休養に入ると公式サイトで発表されました。監督代行は仲田建二ヘッドコーチが務めることになります。休養がいつまでなのかは不明です。ゆえに、私は事実上の解任だと見ているのです。
ファン・サポーターとしては、そんな見方はしないでほしいと思いたいのでしょうけど、7勝4分4敗の7位で、2位との勝ち点が10に開いてしまっている現状を考えると、ここで手を打たないとアウトだとフロントが判断したのでしょう。意地でもJ2に行くという選択肢をチョイスしたのねと思いましたよ。
まぁ、メインスポンサーの日本特殊陶業のサンクスマッチであの惨敗劇ですから、当然だわなという見方もできます。来年もスポンサードしてくれるのか心配になりましたから。

これで、来年のビジョンがどうなるのか。今年J2復帰に失敗した場合、予算は大きくガタ落ちするでしょう。銀行の融資などカネの無心を受けてまで選手維持を図ってJ2復帰を目指し直すのか。分配金が減ることを見越して資金プールを図っておくのか。減った予算内でやりくりするのか。その時にならないとわからないでしょうけど、少なからずネームバリューのある選手と岐阜で活躍した選手は(引退も含め)流出必至でしょう。そうなると岐阜は10年経ってもJ3から脱出できないばかりかFC町田ゼルビアの時よろしくアマチュア落ちの可能性もはらむことでしょう(これは今後のJリーグの方針次第ですが)。


思うに、新しい監督はメンタル面で鍛えられる人じゃないとダメでしょう。鉄拳制裁止む無しという前時代的な行為は望んでいませんけど、それくらいの勢いでメンタル改善を図らないと逆転勝ちのできるチームは育たないのかなと思いましたね、今年の先制された後に勝てない事情を見るにつけ。
そう思うと、パワハラ問題で解任された曺貴裁(チョウ・キジェ)さんを引っ張り出さないといかんなぁ。指導法に問題アリと言われているけど、人を育てる部分では、これ以上に適任な人はいないと思うよ・・・。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:40Comments(0)

2019年12月11日

FC岐阜、老将に賭ける

FC岐阜の後任監督が決まりました。新しい監督は、ゼムノビッチ・ズドラブコ元VONDS市原監督となりました。


ゼムノビッチ監督は、旧ユーゴスラビア・セルビア出身で、日本での選手経歴は無し日本にやって来たのは、1995年に鳥栖フューチャーズ(現在のサガン鳥栖)のコーチとして。丁度ユーゴスラビア内戦の真っ只中で、国際的な制裁を食らっていた頃ですね。

その後は、千葉県を活動拠点にして、1999年から清水エスパルスに関わるようになりました最初はジュニアユース・ユースの総監督として就任し、2000年にはユースの監督になりますが、同じ年の年末にトップチームの監督に就任すると、天皇杯で準優勝翌年には、ゼロックス・スーパーカップと天皇杯で優勝します。監督としては2008年まで務め、2001年から2008年まではテクニカルアドバイザーとして清水のバックボーンを支えていました。

その間、2003年には母国の監督を務めていたものの、2005年には再来日活動拠点にしていた千葉県のサッカー協会のテクニカルディレクターを務めています。

2012年には日本でサッカー監督を務められるS級ライセンスを取得(清水ではそれに類するライセンスで行っていた可能性がある)。日本の永住ビザも取得し、日本での活動が活発になってきました。その証左として、2016年から2018年までは関東リーグ1部に所属するVONDS市原の監督を務め、去年は少年サッカーのテクニカルディレクターを務めていました。現在はその少年サッカーと千葉県のサッカー協会のアドバイザーというふうなんでしょうね。


この監督になったのは、先日強化部長に就任した木村哲昌さんだからでしょう。彼自身もVONDS市原に関わっていた(2015年に監督、2016年にGM、2017年と2018年にヘッドコーチ)ので、彼とのパイプを持っていたのでしょう。彼が強化部長になるのなら、まずゼムノビッチさんを監督に据えたかったのだと思います。
正直、彼がどんな采配を行い、どんな育成を行っていくのかわかりません。ただ、日本語が堪能とのことなので、コミュニケーションに困ることは無さそうです。そして、今年まで在籍していたレナチーニョ選手を獲ってくるのではないかと思われます。あの2人に見出された選手なのですから、もう1年・・・と思ってやって来るでしょうし、地獄の関東リーグで活躍しているのであれば、十分J3でもやっていけると思います。32歳とややベテランの域に入っていますが、経験と能力でカバーできるでしょう。


新監督にお願いしたいのは、J3だからといってプロ意識の無い選手には喝を入れてほしいところ。とにかくプロとしての何たるかを叩きこんで、若手を生かす戦法をメインに据えてほしい。もちろんベテランの選手は、ここぞで活きるやり方を伝えてほしいです。バランスさえ整えば、岐阜は1年で戻れると確信しています。そのための編成を期待したいです。この人しかいなかったではなく、この人でよかったと言えるように。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:28Comments(0)