ドイツにある自動車メーカーのフォルクスワーゲン。元々はドイツの国民車製造のためにナチスが設立に噛んでいたため、戦後解体の憂き目に遭いそうになりましたが、イギリス人の軍人によって解体を免れ、以降は西ドイツの大衆車製造に貢献しました。今でもドイツではNO.1。ヨーロッパやアメリカ、中国でたくさん売れている車になっています。
そのフォルクスワーゲンは、昨年起こった排ガス規制問題で危機に陥っている・・・はずなんですが、なぜか危機感は感じない。というのも、『副業』だと思われた思わぬ事業が救いかねないからです。それは、ソーセージ。
実は、車好きの間では知られているそうなんですけど、フォルクスワーゲンはソーセージの製造も手掛けており、主力車の一つであるゴルフよりも長い歴史があるのです(ゴルフの製造開始は1974年、ソーセージの製造は1973年)。当初はそれほど知られていなかったそうですが、今では社員食堂でもフォルクスワーゲンがスポンサーになっているサッカーチームのウォルフスブルクのスタジアムでもカリーヴルストとして売られるなど人気なのだとか。さらに、ソーセージそのものも『フォルクスワーゲン純正部品』として販売されているのだから、もはや主力商品レベル。2015年には720万本売れているのですよ。すげえわ。
いくらで売られているのかわからないですけど、これ下手したら車何十台とかになるんでしょうねぇ。微々たるものとはいえ、車が売れないこの時期に、この事業は大きいよ。
日本では、どうも購入できない模様。ソーセージ自体も8割が会社内向けに回され、残りも地元のスーパーなどで売られるだけなのだそうなので、海外輸出はしないのか・・・。
フォルクスワーゲンさん、今ピンチでしょ?せっかくだから本業にして売ろうよ(ギャハ)。