2018年12月25日

ああ、何とも大人げない

アメリカのトランプ大統領が、同国の大統領が毎年行っている電話応対で『大失態』を犯したようです。・・・というより、あの人のことだから、そうなっても仕方がないというか当然だわな(苦笑)。


ミサイル位置などを監視する北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)が、毎年クリスマスになると行っているサンタクロースの位置情報の提供。元々は子供達の間違い電話がきっかけで当時の司令官が『緊急性を理解』して行うことを決めた、いかにもアメリカらしい対応とも言えますわね。粋な計らいとも言えますわ。
そのNORAD宛てに子供達が電話を掛けてくる行事は、恒例になって、今はアメリカの大統領が応対するのが習わしになっているようです。
そんな応対を担ったのが、トランプ大統領今年で3年目なので勝手知ったる何とやらなもので、どういうふうに答えるべきかわかるだろうにと思っていたのですけど、そう思った私がバカだったのかもしれません(汗)。

今年のクリスマスで、サンタクロースを信じていたと思しき7歳の男の子にトランプ大統領は、まだサンタクロースを信じているのかいと応対。あまつさえ、もう大人になりなさい的な意味の発言もし、もう台無しとも。まだ小学生くらいの子供にもう少し、夢をあげなさいなと。過去2年間何もなかったのが不思議だなと思ったわ。


ただ、こんな大人げない発言をしたのにも背景があるのかもしれません。
実は、アメリカは当座の予算が通過しておらず、一部の政府機関が止まってしまっている状態。そんな中、NORADの恒例行事であるサンタクロースの位置情報の提供も行われるか不安視されていたのです。しかし、今年も無事に行われて、子供達も大人達も一安心したことでしょう。それに対して、メキシコの国境の壁を作る予算を通さない限りはサインしないと息巻いていたトランプ大統領は、今回の恒例行事が通ったことを快く思っていなかったから、子供達に当たった・・・と考えれば、あの『大失態』も納得できるのかもしれません。


結局のところ、トランプ大統領の株が下がり、グリンチ(クリスマスを快く思っていない童話の登場人物)だと言われることに。丁度世界同時株安が、トランプ大統領の連邦準備制度委員会委員長更迭発言で引き起こされただけに、それの腹いせが子供に向かったものだとしたら、何とも大人げない


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(2)