2014年09月27日

頑張ったドカベン

プロ野球当時の南海・ダイエー(現ソフトバンク)で捕手を務め、その風貌から水島新司さんのマンガ「ドカベン」の主人公山田太郎の愛称「ドカベン」の名で親しまれた香川伸行さんが、ダイエーの灯が消えることが発表された9/26に亡くなりました。まだ52歳だそうで・・・。あまりにも早過ぎます。
香川さんは、波華商業高校(通称波商。現大阪体育大学附属波商高校)でロッテ・中日で活躍した牛島和彦さんとバッテリーを組み、1979年の春の選抜甲子園で優勝。高校野球では通算5本のホームランを放ち、風貌に見合った豪打を発揮しました。
その豪打はプロの世界でも発揮し、南海にドラフト2位で入団した1980年には初打席初本塁打という偉業も達成しています。
しかし、その風貌が仇となってしまいました。
プロでは体重管理ができなかったことと性格のよさが災いし、ダイエットを試みてもシーズン中には戻ってしまうということを繰り返していたため、成績は徐々に悪化。さらにはひざを壊したため、27歳の若さで現役を引退せざるを得なくなりました。
引退後は、野球解説・居酒屋の主人・健康器具の販売のかたわら少年野球の主催を行うなど野球界の発展に貢献していましたが、過剰な体重によって糖尿病を発症し、人工透析を週3回受けなければならないほどに、あまつさえそこに心臓疾患も加わり、その身体はボロボロになっていました。
そして昨日(9/26)、自宅で倒れていたのを発見され病院に搬送されたものの、既に亡くなっていたことがわかりました。
まだ若いですよね。惜しいですよ。最近テレビにも出ていないし、元々体調が悪いのは知っていたのですが、心疾患まで患っていたのは知りませんでした。正直現役時代や高校時代の活躍は直接は知らない部分が多いものの、愛嬌のあるキャラはよく知ってましたね。すごく明るくて真面目な人だという印象があります。
ご冥福をお祈り致します。そしてよく頑張ったぞ、ドカベン。あの世でじっくり野球を楽しんで下さい。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)TrackBack(0)