2019年08月19日

金沢に在来線で行くのは、今回で最後かもしれない・・・

何でそう書くのかというと、FC岐阜が来年J3行きになれば、ツエーゲン金沢がJ3行きになるか岐阜が再度J2へ復帰しなければ難しいというのもあるのですけど、他にもあるんですわ。そのあたりは最後に。


先日、「青春18きっぷ」を利用して金沢まで行って来ました。在来線を乗り継ぐのは、今年なら東京や京都などに行く場合と変わらないのですが、北陸方面はめっぽうキツい
大垣経由米原ないしは米原での乗り換えになるものの、その先の北陸本線の本数が少なく、乗り換え時間も10分以上あり、結構待たされる部類になります。これが行きでは米原と福井(始発で名古屋を出発したため)、帰りでは敦賀・近江塩津・米原(金沢を午前9時半に出発したため)であったんですよ。特に帰りの近江塩津駅では、何にもないところで待たされるわけですから、ある意味苦行・・・。


SHV39_5462そんな行きの車内にて。米原行きの電車です。
おお、今年も岐阜は中吊り広告を出したのね。今回乗った電車もさることながら、名古屋から岐阜へ行く電車でも見掛けたので、東海道本線ならば、米原~浜松でこの広告が見られるのね。中央本線や高山本線にあったかはわからないけれども、掲載されていたら、岐阜県内はほぼ網羅、中央本線なら長野県まで走っているかもしれないわね。はてさて、どれだけの効果があるのか・・・。



SHV39_5479話は一気に飛んで金沢・片町にて。
・・・おお、片町に純粋なポプラが生き残っていた!

ご存じの通り、ポプラは絶滅危惧種のコンビニになってしまい、生き残ったポプラも大概がローソンとの合弁という形になっております。それでも新規店舗を増やしているそうなので、完全に無くなることはないと思うものの、将来的にローソンがどう出るか・・・で、ポプラの行く末は決まっちゃうのかなぁ。


というわけで、このポプラ 金沢片町店はなんなのかというと・・・。



SHV39_5476映画「武士の家計簿」の主人公である猪山直之の生家があったとされるところだそうで。
そのためか、隣の部分も併せて武家屋敷風な作りになっているわけで。



SHV39_5482さて、冒頭の発言。
2022年までには北陸新幹線が敦賀にまで延伸。現状3~4割くらい出来上がっている感じですかね。それでも、もう福井駅なんかはレールが敷ける状況にまでなっています(実際、福井鉄道が仮設駅を設置したほど)。

ただ、新幹線ができると、問題になるのは並行在来線と呼ばれる並走している在来線の問題が持ち上がってきます。
新幹線が開業したら、並行在来線となる区間は第三セクターとして残ることにはなりますが、JRの管轄からは外れます。つまり、敦賀より先は「青春18きっぷ」で乗ることはできなくなるという意味でもあります。同時に特急も敦賀までになるのですが、敦賀からは新快速や快速が走っているため、最悪の場合、大阪から発車している特急サンダーバードは廃止になるかもしれません。かろうじて名古屋から発車している特急しらさぎが利便性の面で生き残りそう(北陸新幹線が米原ルートになっていた場合は廃止になっていた可能性アリ)ですけど、JR西日本が運営していくのか、JR東海に移管されるのか不透明ですわね。


で、北陸本線は石川県内(恐らく3本ホームのある大聖寺駅~金沢駅)はIRいしかわ鉄道に移管されることになっています。



SHV39_54821そして、福井県内(石川県にある大聖寺駅~敦賀駅)は2020年に設立される新会社に移管予定です。この先小浜経由で京都・新大阪に行くルートが決定したので、少なくとも小浜駅までは、この新会社に移管されるのではないかと思います。

ちなみに、特急が廃止されると困るのが鯖江市鯖江市内には新幹線の駅が設置されないため、普通電車しか止まらない可能性があることから、JR西日本に対して特急廃止をしないように求めているとのことですが、現状新幹線を利用してほしいと思うでしょうから、厳しいんじゃないのかな・・・。もしあるとすれば、快速電車を走らせるという案ですけど、そこまで新しい会社が余裕を持てるかどうかと採算面で妥当なのかという問題が付きまとうんですよねぇ・・・。
そして、石川県内の北陸本線が全て第三セクターになることで、JR線は七尾線のみになり、採算面で苦しいと判断されれば、のと鉄道への移管も考えられ、もしかすると石川県は(元々JRの路線が無かった沖縄県を除いて)史上初となるJRの在来線が無い県になるかもしれません現状は特急人気に支えられているので、当分は無いと思うのですけど。



あ、どうせポプラでメシ買ってきたんだろうって言いたげだね?大正解(ギャハ)。
そのあたりは次回に取り上げます。


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Posted by alexey_calvanov at 23:21Comments(0)

2014年08月27日

来年のホワイトデーは北陸新幹線の開業日

現在長野まで伸びている長野新幹線の延長線上に建設が進められている北陸新幹線。とりあえず、長野から飯山・上越妙高・糸魚川・黒部宇奈月温泉・富山・新高岡を経由し金沢までの区間を先行開業させることは決まっていました。将来的には福井・敦賀まで順延が決定し、その先は3つのルート案が示されているものの、いずれも米原・京都・新大阪といった東海道新幹線の駅に繋がる形になっています。


その北陸新幹線の長野~金沢の開業日が2015年3月14日と発表されました。丁度世間がホワイトデーという頃の開業になるんですね。
そして、新たに乗り入れる車両の停車駅と時間も発表され、最も早い車両になる「かがやき」(東海道・山陽新幹線では「のぞみ」、東北新幹線なら「はやぶさ」にあたる車両)は、東京・大宮・長野・富山・金沢(一部上野の停車もあり)にのみ停車となり、同区間を最速で2時間28分で運行するとのこと。
それ以外の車両の運行スケジュールも決まり、「はくたか」は基本的に北陸新幹線の全駅に停まることとなり(ただし、飯山のみ停まらない場合あり)「つるぎ」は金沢~富山のピストン輸送となりました。なお、既に走っている「あさま」は長野新幹線の区間のみを運行することになりそうです。


いよいよ、北陸地方の念願だった新幹線の順延が果たされることになり、北陸地方の人達にとっては関東圏がぐっと身近になることでしょう。


しかし、これに伴い変わる部分も出てくることを忘れてはいけません。

まず、これまで長野新幹線と呼ばれた部分も、北陸新幹線の開業日以降は、その区間も北陸新幹線と呼称されるようになるため、長野新幹線の名称は消滅することになるようです。

また各地方を走るJRの路線(いわゆる並行在来線)も北陸新幹線の開業に伴い廃線となり、第3セクターとして再開業(移管)となります。
信越本線の長野~妙高高原は既に篠ノ井~軽井沢を運行しているしなの鉄道に移管され、同じく妙高高原~直江津と北陸本線の直江津~市振は、新たに設立されたえちごトキめき鉄道に移管されるそうです。
同じように富山県内の北陸本線(石動~越中宮崎)はあいの風とやま鉄道(運行区間は石川県にある倶利伽羅~新潟県にある市振)に移管、石川県内の北陸本線(倶利伽羅~金沢)はIRいしかわ鉄道に移管されることになります。将来北陸新幹線が順延する区間で、石川県内を走る北陸本線はこの会社が管理していくことになるのでしょう。
いずれの路線にも言えることですけれども、しばらくの間はJR時代と同じ運賃で運営されるものの、将来的には独自の運賃体系を組むことになり、値上げは必至だと思われ、地域の足を守るためとはいえ、経費のしわ寄せが県民に来る可能性は否めません


輝かしい開業の中で、地域住民の足の維持がいかに大変なのか、これから新幹線開業が決まったことをきっかけに観光で訪れたいと思っている方々は知って頂きたいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:14Comments(0)TrackBack(0)