2012年09月19日

「氷菓」の舞台、飛騨高山に行く⑤

先週の日曜日(9/9)、青春18きっぷを使って高山に行って来ました


まるっとプラザで地図をもらい、モデルとなった喫茶店で一服。それから高山市図書館を見て、近くのラーメン屋で腹ごしらえをした後、再び鍛冶橋前に。そこから斐太高校に向かう途中、朝市のある道路から宮川の流れと橋を見て心癒されながら、目的地までえっちらおっちらと向かいました。


ISW11F_20120909_125337目的地の斐太高校の途中にある大きな病院。
これは、作中の人物である入須先輩の親が運営している総合病院のモデルになった久美愛厚生病院久美愛=組合なんじゃないのかと思うのですが、調べてみるとやっぱりそうだった。
この病院はJA岐阜厚生連(岐阜県厚生農業協同組合連合会)が運営しているとのこと。現在の名前は2005年からのもので、もしかすると高山市民および飛騨地方の人達には高山久美愛病院と言った方がわかってもらえるのかもしれません。
なお、この病院は今年中に中部縦貫自動車道高山インター近くへの移転が決まっているそうです



ISW11F_20120909_124151目的地の斐太高校まであと少しのところ。
実は、ここは飛騨高山の重要な電波拠点があります。
左のデカい電波塔が東海ラジオの高山放送局送信所。かつては独自のコールサインを持っていたため、一部時間帯でここから地域発信番組を流していました(もちろん日中を中心に独自のCMを流していた)。
奥の山の中腹に建っている電波塔(写真中央からやや右下の細い物)が岐阜県をサービスエリアにしている地域放送局ぎふチャンこと岐阜放送の高山放送局ラジオ送信所。
こちらもつい最近(2010年くらいまでだったと思う)まで独自のコールサインがあったため、お昼に地域発信番組を流していました

独自の番組が流れなくなっても、この電波塔は地域にとって重要な情報発信および受信基地であることには変わりありません。



閑話休題。ここから少し先に川が流れていて、その先に目的地の斐太高校があります。


ISW11F_20120909_124619合崎橋から斐太高校の正面を眺める。右側に校名の書かれた看板がある。

斐太高校は1886年開校の旧制中学から続く伝統ある学校で、2005年までは通信制も置かれていました(現在は飛騨高山高校に移管されている)。奥に走る小路を挟んで校舎のあるエリアとグラウンドに分かれています(そのため、この小路は学校の敷地を走る私有地の可能性もあるので、生徒以外の通行は控えた方がいいのかもしれない)。

写真は車道から撮影したもの。車がビュンビュン通るという事前情報を仕入れていたので、大丈夫かなと思ったんですが、休日ということもあってかほとんど車が通っていませんでした。しかしながら、撮影の際には十分気を付けて下さい見通しはいいのですが、橋が車道用と歩道用で分かれているので、下手すると逃げ場がありません(汗)。



ISW11F_20120909_124702ちょっと寄ってみた。
例によって例のごとく、頑張って(以下略)。



ISW11F_20120909_124738学校側から。
こちらも作中で出てきていたところ。やっぱり頑張って(以下略)。



ISW11F_20120909_124842そしてもう一つ、この斐太高校を語る上で忘れてはならないのが、この川
この川は大八賀川。そう、斐太高校は「白線流し」で有名な学校でもあります。


白線流しとは、昔退学処分になった学生が川に学帽を投げ捨てたのが起こりとされ、以後卒業式で男子は学帽の白線、共学になった後には女子もセーラー服のスカーフを流すというものに変わっていき、やがて卒業式の恒例行事、そして岐阜県および東海地方の春の話題になっていきました。

やがて、この白線流しをモチーフにしたテレビドラマが製作されました。それが長野県松本市の高校を舞台にしたドラマ「白線流し」(1996年にフジテレビ系で放送)です。


夏だからなのか水かさは少ないですが、公式サイトの写真を見る限り、左岸の際の部分まで水が来るみたいです。



ISW11F_20120909_125201合崎橋全容。
この川の先まで白線は流されます。



ISW11F_20120909_124644合崎橋から眺めた大八賀川。
この川は、この先宮川(富山県では神通川と呼称)に合流し、富山湾に注ぎ込むのです。



ISW11F_20120909_125627おまけ。


斐太高校から最も近いところにあるローソン高山大新町店。
たぶん、「氷菓」キャンペーンの時には聖地扱いされて異常に盛り上がるぞ~(ニヤニヤ)。



この後、中心地に戻ろうと最寄りのバス停に行ったら、もうバスがない(泣)。すわ中心地まで再度歩くハメになるのか・・・と思ったのですが、少し歩いた先にあったバス停で偶然5分ほど待てば来ることがわかり一安心。結局定刻よりさらに数分遅れた(汗)ものの、無事バスは来て、高山駅まで戻って来れました


この後は、高山市南部に向かうことになったのですが、そのあたりは次回に。


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Posted by alexey_calvanov at 23:41Comments(0)TrackBack(0)