2016年04月26日

ガラガラでも特急時代の2倍

3/26に開業した北海道新幹線。まだ最終目的地の札幌駅には程遠く、新函館北斗駅までですが、それなりの効果は出ているようです。


開業から1ヶ月経った今日、乗車率が27%だったことを発表しました。平均乗車数は約5600人だったとのこと。
一見すると、他の新幹線より効果が出ているのかと疑問視しそうな数字ではありますけれども、JR北海道としては想定内の数字なのだそうです。
というのも、かつて特急などが走っていた時代と比べて、前年実績の約2倍の数字だったからです。開業効果というのもあったのでしょうけど、輸送量が増えたことで乗る人の量も増えたとも考えられます。ただ木古内駅~新函館北斗駅には並行在来線が走っており、その乗車数との比較をしないと本当に増えた量がどのくらいなのかがわからず、気になるところでもあります。


まあ、本当の試練は開業して1年になるまでの間
最初は大型連休などの休みの期間にどれだけ乗車してくれるのかがポイントになってくることでしょう。なお、大型連休中の予約席数は80,222席(予約率は32.8%)となり、特急だった前年に比べ予約席数は2.81倍になっているのだそうです。
それ以外では需要の掘り起こしが必至となるでしょう。ツアーの一つに組み込むだけでなく、通勤・通学の足として使ってもらえるようにする、地域の足として定着できるような策を練る、特急とのリレー運行が快適になるような配慮も必要でしょう。特に北海道は広いですから、最後のリレー運行の快適さは必須となるでしょうね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:57Comments(0)TrackBack(0)