2014年04月28日

てっきり都市伝説だと思った

かねてから都市伝説と言われていたあの作品を巡るエピソードが、事実であったことが30年以上の時を経て明らかになりました


かつて、アタリが発売したゲーム機「アタリ2600」アメリカでものすごく普及したゲーム機としても知られていますが、同時にある一本の作品がクソゲーとして認定されたことがきっかけで、後にアタリショックとまで言われるゲーム業界最大の危機を引き起こしたとされ、本体共々時代の闇に葬り去られることとなり、任天堂のゲーム機「Nintendo Entertainment System」(NES。日本名はファミコンことファミリーコンピュータ)が上陸するまで暗黒時代を迎えることとなりました。その作品とは、「E.T. the Extra-Terrestrial」。そう、スティーブン・スピルバーグ監督によって制作されたあの映画のゲーム化作品です。
あまりのデキの稚拙さに、ユーザー・批評家からは大クレーム400万本作ったソフトは350万本返品を食らい(注:アメリカのゲームソフトは返品制度があるので、こうなった。ちなみに、500万本出荷して150万本だけ売れたという説もあり、まちまち)、アタリは大赤字を叩き出し、親会社のワーナー(後のタイムワーナー)が売却するにまで至ったほどです。自社で捌ききれなくなったアタリはニューメキシコ州の産廃処分場(砂漠の中にあるとされる)に夜の闇と共に葬られ、二度と掘り起こされないようにコンクリートまで使って表土が覆われたとも言われていました。信憑性の有無がわからなかったことに加え、情報が錯綜したため、やがてこの話は都市伝説になっていったのです。かく言う私も、この話はてっきり都市伝説だと思っていて眉唾(まゆつば)だと思っていました


しかし、その都市伝説は約30年の時を経て立証されたのです。
マイクロソフトにある「Xboxエンタテインメントスタジオ」の手掛けるドキュメンタリー番組が、「E.T. the Extra-Terrestrial」が埋められたとされる場所の発掘許可をもらい、掘り始めた初日に出てきたとのこと。都市伝説で言われていた通り、ソフト以外にもパッケージや取扱説明書、さらにはアタリ2600のコントローラー(ジョイスティック)まで出てきたのです。伝説は惑うこと無き事実だったのです。ちなみに、コンディションはそれなりというふう。まぁ砂の中にあるので、動かない可能性もありますし、掘り起こす過程でボロボロになったのもあるようですが。


この模様は、今年中にドキュメンタリー番組「Atari: Game Over」という題名でXBOX ONEとXBOX360に独占配信される予定です。日本での配信は未定ですが、恐らく何らかの形で配信されることになるのでしょう。できることならNHK・・・いえ何でもありません(ギャハ)。


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※現在品切れ中。再入荷は未定。
・・・まぁ、入って来ないわな(ニヤニヤ)。



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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)TrackBack(0)