2013年10月04日

秋の新アニメ2013 その2 凪のあすから

秋の新アニメ、2回目はKADOKAWA(旧アスキーメディアワークス)から刊行されているコミック電撃大王で連載中の作品「凪のあすから」です。この作品はP.A.Worksが原作を手掛けおり、先述のコミック電撃大王とのコラボ展開がなされています。
この作品は、キャラ原案がブリキさん、シナリオは岡田磨里さんなどといった豪勢なものになっており、制作スタッフはP.A.Worksの選りすぐりの面々で構成されています。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


かつて、人間は全て海の中に住んでいた。しかし、陸に上がることを望んだ人達が現れ、やがて彼らは身体に付いたえらを捨て、陸地の生活に挑むことになる。日照りなどの自然災害に悩まされ、人間同士の争いも引き起こすものの、徐々に陸上生活に適応していき、今は当たり前のように地上を謳歌している。しかし、その生活を進めるにつれ。かつての海の生活を忘れてしまったかのような感もあり、人によっては海に住む人間を見下すかのような人達まで現れ始めている


そんな時代の中を過ごす幼馴染みの関係でもある4人の子供達は、地元の中学校に通う予定であった。しかし、地元の中学校は廃校となってしまったため、陸にある中学校に通うことになる。その途中、主人公の幼馴染みの一人である向井戸まなかが陸の人間である木原紡の乗る漁船の地引き網で釣り上げられてしまった。しかし、このことが陸の人間と海の人間との新たな展開を迎えるとは誰も知らなかった・・・



というもの。


舞台設定は現代なのですが、少々ファンタジーチックになっています。またどうも子供の世界だけでなく、大人の世界の一部にも、海の人間と陸の人間との間にわだかまり(ともすれば差別的なもの)があるようにも感じられます。
第1話ではそのあたりが丁寧に描かれていて、単純にファンタスティックな世界に収まっていないわけです。そして、この作品もボーイミーツガール的な展開も描かれているのですが、対立軸の中、丁度「ロミオとジュリエット」のようなふうな状況下で起こったとも言えます。しかも地引き網で引き上げられるという極めてセンセーショナルなものなので、インパクトは絶大です(笑)。さらに、その少女が徐々に陸の少年である釣り上げた人間に惹かれていくのですが、その心境を主人公はあまり快く思ってない、思春期独特のもやもやした心(危ない表現で言えば、幼馴染みじゃないのに、それ以上の関係になって悔しい、もしくは独占欲に侵されつつある状況)も上手く描かれていて、恋の三角関係に発展してもおかしくないふうになっていますね。


序盤から結構見どころが多く、かつこれからどうなるのかやきもきさせられそうな展開になっていて、かなり楽しみな作品です。最近のP.A.Worksの作品の中では結構いいなと思っています(ここのところ残念な作品が多かったゆえに(苦笑))。


放送局などの詳細は「続きを読む」にて。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  続きを読む

Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)