千葉県にある新聞社の千葉日報が手掛けたニュース番組、「千葉日報ニュース」。このニュースは、1971年~2003年までチバテレ(チバテレビ)で放送されていました。
特徴的なのは、番組冒頭で流れるBGM。荘厳な音楽と共に、恐怖感をあおるような今では古風なものになっていました。この後も特徴的で、動画はなくテロップとナレーションだけでニュース内容を伝えるという、かなりストイックかつシュールな物だったそうです(よく似たようなものだと、中日新聞などが行っていた文字ニュースという文字が下から上にスクロールするだけのニュースというのがあった)。
以下、当時の千葉日報ニュース冒頭部分。
その「千葉日報ニュース」が終了して約10年、今度はインターネットを舞台に千葉だけでなく全世界で、この「千葉日報ニュース」が見られるようになりました。
その番組は、「千葉日報ニュースβ」というもので、正味5分の動画番組。
前半の約2分半は、千葉日報を発行している千葉日報社のウェブサイト「ちばとぴ」のニュースランキングから人気記事をピックアップして紹介し、後半の約2分半は、キャスターを務めた大学生やご当地アイドルのPRタイムに充てられるようです(状況によっては変わる可能性あり)。
こちらが新しくリニューアルされた「千葉日報ニュースβ」。
ちなみに、冒頭のBGMは音源が残っていなかったので、千葉日報社の音楽好き記者がシンセサイザーを使い耳コピで再現したのだそうな。
荘厳感は変わらず、内容はどちらかというと硬軟を混ぜた真面目ながらも地域の話題を十二分に引き出した動画ニュースは、千葉の現状を知りたい故郷を離れた同県出身者にはありがたいのかもしれません。
それにしても、1回目に登場した「ぐーがる。」のピンクは(以下自主規制)。