2015年07月12日

FC岐阜観戦記2015 第13節 チームの形

FC岐阜、今日は横浜FCとの一戦を迎えました。
先日の東京ヴェルディとの試合で完敗だったFC岐阜。ここは心機一転して戦いたいところですが、前回の試合は大久保哲哉選手にハットトリックを決められ惜敗しているだけに、気がかりではあります。いやいやここは奮起するところだろう(汗)。


SHL23_1739この日、同じ敷地にある長良川球場では、夏の高校野球の地区予選が行われていました
球児達のアツい夏がやって来ましたね。FC岐阜の選手達も彼らに負けないアツさを見せてほしいものです。



SHL23_1748この日は、少年マガジンで連載していた「聲(こえ)の形」とのコラボデー。アニメ化が決まり、作者の大今良時さんが岐阜県大垣市出身ということもあり実現しました。盛り上がり的には、アニ×サカ番外編といった感じでしたでしょうか。
屋台村では原画展も行われており、作中のワンシーンと作中の舞台になっている大垣市の実際の風景との作画比較も行われていました。
そこに置いてあったのが、聖地巡礼表。これで観光の掘り起こしを狙っているんでしょう。アニメ化になれば、この巡礼表も生きてくることでしょう。地道でもこの取り組みは続けてほしいものです。



SHL23_1749こちらは、大垣市の定住化をPRするチラシ(右)とうちわ(左)
こちらでも大今良時さんのイラストが採用されております。



SHL23_1746今回のコラボに併せてグッズも作成されました。
一つは、タオルマフラー。「聲の形」のキャラと日本ろう者サッカー協会(JDFA)のロゴが添えられています。



SHL23_1747こちらは、クリアファイル2種(上)とトートバッグ(下)。
クリアファイルのもう一種は下のトートバッグと同じものになっています。ちなみに、写真のイラストは、ポスターにも使われたものです。



SHL23_1745試合はというと、何とも言えないしょっぱい展開。

岐阜が少し押していたかなと思ったら、徐々に横浜FCのペースになっていき、前半29分に小池純輝選手に決められてしまいます。ここまでは前回と同じ。
じゃあ後半はというと、積極的に攻めいいところまで行ったものの、決定打が出ない・シュートの精度がない・ことごとく枠の外に飛ばす。・・・もう1点取られなかった以外はまたもや前回の試合と同じ。もはやエンドレス・エイト(ライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズに出てくる回の一つで、アニメ化の際に同じシーンを8回やったため酷評を受けた)を見せられているようなもの(苦笑)。
評価できるとすれば、前回とは違って気持ちは切れていなかった点1点を取らなければという意識だけはきちんと持ち合わせていたと思います。でも、持つだけではダメで、きちんと点を取らないと無意味になってしまうんですよね・・・。今一度、チームの形は何かを考える時なのではないのでしょうか。


そういえば、この試合では期限付き移籍でやって来た2選手が初スタメンを果たしました
一人はディフェンダーの渡邉将基選手J1のヴァンフォーレ甲府からやって来ました。
もう一人はミッドフィルダーの風間宏矢(こうや)選手J2の大分トリニータからやって来ました。お父さんは川崎フロンターレの監督の風間八宏さん、お兄さんの風間宏希選手もJリーガーで、J2のギラヴァンツ北九州に所属しています。
渡邉選手に関しては、すごく動きが良く、早くもチームに溶け込んでいる感じがしました。対して風間選手はもう一声という感じでしたが、チームの得点に絡めるようになれば十分活躍できる動きはしていたと思います。停滞気味のチームに大きな風を吹き込めるのでしょうか。そして、チームの形を作れるのでしょうか。



そして、この試合と同じ時間帯に行われていた大分トリニータはアウェイで東京ヴェルディと対戦し逃げ切り(1-2)。大分は実に14試合ぶりの勝利となりました。
この大分の勝利で、勝ち点で並んだものの勝敗差、大分は3勝で岐阜は5勝ではあるものの、引き分けが大分10(勝ちに換算すれば5つ)に対し岐阜は4(同じく2つ)しかないため、岐阜は最下位に転落してしまいました。遂に恐れていたことが起こったのです。
あまつさえ、岐阜は3連敗。ますます春先の6連敗の悪夢がもたげてきますよ、頭の中に。

何とかして勝ち点を・・・と思うところに試練は続きます。
次の対戦はアウェイでツエーゲン金沢と。前回の対戦ではフルボッコにされた相手です。ここは先輩面してでも勝ちをもぎ取ってほしい。相手のホームなので苦しいですが、J3から上がったばかりのチームにこれ以上恥を上塗りされたくないでしょう。
金沢戦の次は、ジュビロ磐田を迎えてホームで開催しますが、この試合は2度目の平日(水曜)開催何でこんな人気カードを平日にしてしまうんだ日程くん・・・(泣)。そんなに岐阜の運営陣が憎いんですか、そうですか。
連戦で挑むことになるので、ますます金沢戦での結果が重要になってきます。しかも磐田はホームで恥をかかされている点とここで踏ん張ってJ1昇格を確実にしたい点で岐阜には万全の態勢で挑んでくるでしょう。


1試合1試合が正念場であることを岐阜の選手・スタッフ陣は忘れないで下さい。そうしないとJ3はすぐそばに迫っているのですから。


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Posted by alexey_calvanov at 23:39Comments(0)TrackBack(0)

2014年06月14日

FC岐阜総力戦

今日、FC岐阜はホームでジュビロ磐田を迎えました。
磐田は言わずも知れたJリーグの雄。1994年にJリーグに昇格。以降J1で何回も優勝を飾るなど、オリジナル10(Jリーグ開始当時の10チーム。鹿島・浦和・市原(現市原・千葉)・川崎(現東京ヴェルディ)・横浜マリノス(現横浜・F・マリノス)・横浜フリューゲルス(現在は解散し、横浜マリノスと合併)・清水・名古屋・ガンバ大阪・広島を指す)クラスの伝統あるチームとも言えます。サッカーファンの間では、なぜJ2に落ちたのかわからないとさえ言われております。

そんな強いチームと相手をするわけですが、チームの調子は何とも微妙な模様で、京都に勝ったのはよかったのに、アウェーの大分で自滅的な負け(スコア的には惜敗のようにも見えるが)を遂げ迎えるというふうになりました。


しかし、岐阜にはぶざまな負けは許されない日でもあります。
というのも、今日は総力戦。丁度ワールドカップが行われている中、そして日本代表が明日試合を迎える中で行われ、かつての日本代表が勢揃いというある種レジェンドマッチとも言える一戦なのです。
ちなみに、J2で唯一日本代表となった伊野波選手はこの磐田出身の選手です。


SHL23_0341そんな中、今日の試合は、先述の通り日本代表との対戦相手であるコートジボワールがフィーチャーされておりました
コートジボワールは西アフリカにある国で、英語名はアイボリーコースト、日本語名は象牙海岸というふうになっておますが、現在は同国の公用語であるフランス語の名称であるコートジボワールが国際的に認知された正式名称になっております。

その国の料理が出展されておりました。食べて勝つ・・・か。
最初は、アチャケ・スカヤアチャケというのはキャッサバのことを指し、クスクスのように炊いたものです。下処理が結構大変で手間が掛かるそうです(そのままでは毒があるため、食用に適さないため)。一緒に鶏肉とサラダが添えられています。



味は、アチャケは酸味が加えられていて、少々すっぱいのですが、鶏肉やサラダとの相性は悪くないですね。
個人的に、この味は好きです。


SHL23_0342もう一つのコートジボワールの料理は、リグラ
コートジボワール風の炊き込みご飯だそうです。



お米に関しては、日本で一般的なジャポニカ米でも縦長なインディカ米でもないパサつき気味の米で炊きあげられています。でも、そんな米がまずいのかというとさにあらず。あっさりとした米なので食べやすいですし、他の味の邪魔をしないんですね。
今回の場合だとケチャップ風味の味わいと鶏肉やにんじんなどの風味がアクセントになって美味いですね。
これも日本人ウケがいいんじゃないかなと。これも私大好きになれそう。


SHL23_0340こちらは、湧水ギョーザと牛肉ギョーザ。黄色っぽいのが牛肉ギョーザです。
この料理は今回フィーチャーされた大垣市の名物とのこと。大垣市は水のきれいな街ですからねぇ。個人的には水ようかんも食いたかった(笑)。

湧水ギョーザは、キクラゲなど野菜中心のあんに大垣の水で練った皮を使っております。牛肉ギョーザは飛騨牛をあんにして、卵黄を一緒に入れた皮で包んでおります。



まぁ湧水ギョーザは普通のギョーザとも言えるのですけど、唯一大きく違うのは、キクラゲのシャキシャキ感がギョーザに合うんですなぁと。
牛肉ギョーザは牛肉の風味がほのかに伝わってくるものになっています。皮は卵黄が練ってあっても味は普通でしたね。


SHL23_0360今日の試合は先述の通り総力戦。ゆえに、FC岐阜の運営会社岐阜フットボールクラブの社長も来場しておりました。
実はJリーグで最も若い社長なのだそうな。若い活力とアイデアで岐阜を盛り上げてほしいものですなぁ。



SHL23_0345今日は演出面でサポーターの方々も頑張っておりました。



SHL23_0346こちらも岐阜サポーターが用意したもののようです。観客数が伸び悩んだ時代も選手と共に耐え忍んだ苦悩がこのフラッグに伝わってきます。



SHL23_0347こちらはアウェーである磐田スペース。
・・・京都の時も驚いたが、磐田もすごく来たなぁ。
京都に関しては日曜夜という条件であれ。今回は土曜昼という条件でこれですから、一概には言い切れないですけど、京都も磐田もすげーなーと。でも次の長崎ではこうもいかんだろうな(ニヤニヤ)。



SHL23_0348今回の観客動員目標は15,000人とのこと。過去にガンバ大阪戦で11,719人を集めたのが最高だったのですけど、今回はそれを大きく上回る観客動員数(15,138人)になりました。
その瞬間うわーっとなったのは言うまでもない。私自身2000人弱の時代を知ってるだけに、感慨深かったですね。



SHL23_0354しかし、そんな中の試合は何とも言えない結果になってしまいました。

完敗です。何とも言えません。
だってJ1クラスの選手がゴロゴロいるんですもの。特に初得点を食らったチームはJ2降格行きがほぼ確実とまで言われた、通称「前田の呪い」でおなじみの前田選手が大活躍。前半だけで2点取ってるもの。
まず何より動きが違う
岐阜イレブンもよく頑張ってるんだけども、決定的に違うのは運動量が落ちないキレのある動きが最後まで落ちず、最後まで攻め立てる。これこそこれからの岐阜に必要な動きなんでしょうね。
ふがいないと言うのは、あまりにかわいそうなくらいなワンサイドゲームでした。反省はもちろんすべきですけど、これでラモス監督や今日初めて試合を見た方々は酷評してあげないでほしいなぁ。今の実力では仕方ない面が多すぎる。



この敗戦のショックを引きずらすに、来週の長崎戦を頑張ってほしいですね。実力面では少し上ですけど、今の岐阜なら勝てなくはないと思いますよ。
そして、その試合は岐阜市民総力戦とのことで、岐阜市民は無料観戦(バック自由席。詳細は公式サイトにて)できるそうです。岐阜市民の方々は是非に。
私も行きたいんですが、プロ野球交流戦がデーゲームで行われているので、間に合うか、それとも前半までには行けるかな・・・とも(汗)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:10Comments(0)TrackBack(0)

2013年02月11日

水都大垣へ、再び

昨年9月、東海環状自動車道の完成直前に企画されたツアー旅行で大垣に行っていますが、まさかその半年も経たないうちに大垣に向かうことになりました
名古屋から快速電車でおよそ40分。岐阜以降は米原まで普通電車と同じ運行扱いになるものの、岐阜から大垣までは(大垣を含んで)3駅しかないので、意外に早く着くものです。ホントは岐阜市内や西岐阜駅・穂積駅にも降りて寄って行こうかと思ったんですが、時間がなかったのでまたいつか。


ISW11F_20130210_143640119その理由は、この展示会。
美術監督でもある山本二三(にぞう)さんの展示会が行われていたからです。
「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」は、昨年神戸で行われ、以後全国を巡回していく予定とのこと。

では、なぜ、山本二三展がこの大垣で行われたのかというと、実は山本さんが高校時代の4年間(山本さんは大垣市内にある大垣工業高校の定時制工業科に通っていた経緯がある)を大垣市と関ヶ原町で過ごしていたため、彼自身の思い入れは強く、今回の展示会開催になったのではないかと思います。



ISW11F_20130210_143600194会場の大垣市スイトピアセンター
元々の名称(正式名称)は、大垣文化会館といい、学習館(こどもサイエンスプラザ含む)・文化会館・図書館で構成されています。

交通手段としては、JR・樽見鉄道・養老鉄道の大垣駅からバスでスイトピアセンターに向かうことが可能。ただ、なかなか来ないと思うので、歩いて行くこともできなくはないふう。
歩きの場合は15分(私の足で10分くらい)かかるので、人によっては少々遠いかも。なお、養老鉄道の場合、室駅から5分ほどで着きます



ISW11F_20130210_151058764その展示会の入口には、代表作の一つ「時をかける少女」の大きなタペストリーが。この他にも「もののけ姫」のワンシーンを立体的にしたものが置かれていました



作品展示は、初の監督作品になった「未来少年コナン」の原画をはじめ、「名探偵ホームズ」・「天空の城ラピュタ」・「火垂るの墓」・「もののけ姫」・「時をかける少女」・「川の光」などの有名な作品以外にも、「かちかち山」といった制作中止になった作品や「ファンタジックチルドレン」のような知る人ぞ知る作品も展示されていました。

緻密な絵画(本人いわく8割がたで止めているとのこと)で知られている通り、細やかなタッチで見ていてビックリするほど。それでいて時に一部を省略して描いているところがあるのに全くそれがわからない。言われてハッとするふうなので、緻密な絵がいかに目をそちらに逸らしやすいかがわかります。
なお、この展示会では、映画「くまのがっこう ~ジャッキーとケイティ~」が流れていました。そしたら、今日(2/11)Eテレ(NHK教育)で流れていたんですね(笑)。


ISW11F_20130210_23211195そこで買ってきたクリアファイル。
彼の絵の緻密さを知る上でもっともわかりやすいのと実用性を兼ねて買ってきた。



ISW11F_20130210_155057548スイトピアセンターから次に向かったのは、大垣市民病院そばにある胡蝶庵というお菓子屋
以前、小倉やっこというようかんを紹介したのですが、そのお店がここにあるわけです。

場所としては、大垣駅よりバスで市民病院前で下車すぐ。こちらは大垣駅からそれなりに本数が出ているのではないのでしょうか。
今回私はスイトピアセンターから向かいましたが、こちらはあまり本数がないので、最悪タクシーを呼んだ方がいいのかも

この店でお買い物をしていると、お茶と店のお菓子を出してくれました(この時は酒蒸しまんじゅう。写真も撮ったけど、酒蒸しまんじゅうが光っておったわい(泣))。



ISW11F_20130211_210838798ここで買ってきたのが、「もちもち珈琲わらび」コーヒーを吉野葛の中に練り込んだもので、水はもちろん大垣のもの。



粘り強くその名の通りもちもちしています。コーヒーの味も甘味の中にほろ苦を感じるという実にいい塩梅。一緒に付いてくるコーヒーフレッシュをかけるとその味がより強調されます。これも美味しいのでオススメです。わざわざ来たかいがあったわい。
できることなら駅近くで売ってほしいんだけど、近隣には和菓子屋がひしめいているからなぁ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(2)TrackBack(0)

2012年09月10日

完成直前の高速道路観賞ツアーに行く③

ISW11F_20120901_145412関ヶ原町にあるレストランから向かったのは、再び大垣市。大垣市内にあり、駅から歩いて16分ほどにある「大垣市奥の細道むすびの地記念館」に向かいました。
写真は「大垣市奥の細道むすびの地記念館」そばにある住吉橋。こういった橋は水と川の多い水都大垣の象徴とも言えますね。



この大垣市奥の細道むすびの地記念館は、俳人松尾芭蕉の一生と彼を最も有名にした奥の細道に関する展示を行っているところで、当時の風俗や奥の細道における松尾芭蕉の心境や書物の詳細な解説を見ることができます。
今年の4月にオープンした施設なので、まだまだ新しく、これからといった雰囲気でしたね。企画展示がこれからのキモになてくると思いますし、観光案内所としては少々遠いので、イベントで集客を行っていくことが今後の活性化として必要になってくると思います。

ちなみに、この日は月一度の「おおがき芭蕉楽市」が行われていました(次回は11月の予定)。会場には地元以外にも岩手県一関市や三重県伊賀市といった芭蕉ゆかりの地の店や周辺の地域である三重県桑名市や岐阜県海津市の店も出店していました


ISW11F_20120904_181847ここで買ってきたお土産。
左は若鮎。岐阜県以外にも清流のある地域ならば必ずと言っていいほど置かれているお菓子。
中には求肥(ぎゅうひ)が入っています(地域によってはあんこが入っていることも)。
あまり甘くないお菓子で、求肥のもちもち感を味わうものと。シンプルですけどお茶受けにはいいお菓子です。

右は小倉やっこ。胡蝶庵から発売されている北海道産の小豆と吉野葛切を大垣の水で作った水ようかんの一種。「飛騨・美濃すぐれもの」・「大垣いちおし製品」および岐阜県観光連盟より「特選推奨土産品奨励賞」を受賞した商品です。
もちもちしていながらものどごしは非常によく、よく冷やすと清涼感を感じられる夏にぴったりなようかんです。もちろん、冬の寒い時期でも美味しく食べられるお菓子なので、季節問わずよく売れているとのこと。
これは美味しいのでオススメです。地方発送も行っているので、ぜひとも。



その後は、岐阜市に向かうことになりましたが、そのあたりはまた次回。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)