今日(11/16)、今年の2月・8月に行ってきた飯田線の旅に三度(みたび)行くことになりました。
2月は山並み、8月は飯田線縦断でしたが、今回は秘境駅の旅です。
秘境駅とは、大まかに言えば、人家のほとんどないところにある駅を指し、元々そういうところに作られたのもあれば、時代の流れ(例として、ダムで周辺が沈んだ、過疎化の波に揉まれたなど)で自然とそうなっていったところもあります。
そんな秘境駅が6つ(個人のランキングによるもの)もあるのが飯田線なのです。4つが長野県、2つが静岡県にあり、何もないけど見ていて飽きない・・・というところだそうです。
そういうわけで、駅のポスターを見て絶対行ってやろうと、予約できるギリギリの日(約1ヶ月前)に早々と入れてきたわけです。
そして当日、前日の雨がうそのような秋晴れ(快晴)の下、行って参りました。
まずは、名古屋から新幹線で豊橋に向かい、そこから特急伊那路に乗って天竜峡駅を目指します。
そこで出されたのが、「飯田線秘境駅オリジナル弁当」。
豊橋にある壺屋が製作した地元の食材をメインにしたものです。
中はこんなふう。
たくさんの食材を少しずつ食べられるので、駅の多い飯田線を早くも乗り切った気分になれます(笑)。
ご飯を食べながら、電車に揺られて数時間、特急伊那路は天竜峡最寄りの駅である天竜峡駅に。では、前半のメインである天竜峡への旅をば。
天竜峡とは、長野県飯田市にある天竜川の名所で、急流箇所の一つ。ここでは、日本三大ライン下りの一つ「天龍ライン下り」も楽しめます(写真のほぼ中央の川岸がその乗り場)。
こちらは姑射橋から見た景色。
見てわかる通り、天竜川の激流が生み出した名勝だということがいかんなくわかる場所の一つですね。
さて、いよいよ天竜峡にある天竜奥三河国定公園に向かいます。
ちなみに、左隣にあるのは北川阿智之助の歌碑。
写真のように急峻な階段の先にはつつじ(ドウダンツツジ)の紅葉が秋空に映えた姿を見せてくれます。
こちらは、龍角峯。
天竜川に突き出した大きな岩で、タレントの峰竜太さんの命名の基になった岩でもあります(ちなみに、峰竜太さんは天龍村の近くにある下條村の出身)。
そして、龍角峯の先にあるのは、つつじ橋。天竜峡に掛かる吊り橋です。
西から東に見た感じはこんなふう。
かなり細いので、すれ違いにも難儀します。
そんなつつじ橋からはこんな景色が。
今思えば、芙蓉峒(ふようどう)側を撮ればよかった(苦笑)。
ちなみに、吊り橋なのでかなり揺れる。度胸のない人と高所恐怖症の人は覚悟していくように(ニヤニヤ)。
そんなつつじ橋への道のりには、今年襲来した台風18号の影響で、道の崩落が起こっております。歩く際は山側の方を寄り添うように歩くようにとのこと。特にこの時期は紅葉の落ち葉で道が滑りやすいので、足元を取られないようにして下さい。
実のところ、天竜峡に滞在できたのは正味40分(しかも電車の遅れでさらに短くなり、30分くらいに(泣))。ホントは新そばが出てたということで食べたかったんですけど、時間が無かった・・・。
そういうわけで、駅前の特設会場で振る舞ってくれた地元の一品を。
最初はこのあたりの名物である五平餅。ここでは御幣型ではなく円型ですね。
くるみの風味と甘辛のたれが最高ですね。
そして、地元の豚で作った豚串。
さらに地元の豚で作ったソーセージによるフランクフルト。
ホントはもうちょっと焼き色が付いている時に撮りたかった(苦笑)。
どちらも豚肉のジューシー感が出ていて美味しいですね。オススメです。
この天竜峡は、ヤマユリなどの草花も多いので、年中楽しめるのではないのかなと思います。この時期ならりんご狩りもオススメなのだそうな。あとは、新そば。食いたかったなぁ(嘆)。
次回は、秘境駅の旅になります。