2013年11月27日

短気は徳気?

よく、「短気は損気」と言います。短気な人は人間関係がこじれやすくなったりして、結局のところ自分が損をしやすいという戒めの言葉でもあります。ところが、今日放送していたNHKのニュースで面白かったことが紹介されていました。いわゆる短気な人・怒りっぽい人というのは、心臓病の再発が低くなるとのことだそうです。
重い心臓病や心筋梗塞を患った入院患者414人を対象に、日本医科大学はその患者達が退院の際に怒りっぽい性格なのかどうかをアンケート(10項目の質問)したそうです。そこで怒りっぽい性格と判断された患者はそうでない患者に比べて心臓病の再発による入院・死亡の割合が半分だったそうです。
怒ること、つまり怒りの感情表現が素直にできることでストレスが発散され、心臓への負担が減るのではないかという結論だそうです。

まぁ実のところ、怒りっぽい人というのは血圧が上がりやすくなって心臓病や脳梗塞へのリスクが大きいとも言うはずなのに、一度罹ると逆に心臓病の再発のリスクが減るというのも不思議なものですねぇかえって身体への負担が増すと思っていたのに(汗)。だからと言ってガミガミ怒ることを推奨されているのではないわけで、あまり頭に血を上らせ過ぎると別の病気を引き起こしかねないので十二分に気を付けましょう。


ちなみに、この調査でもう一つ面白いことがわかってまして。
いわゆるうつ状態かどうかを安定する検査も行ったところ、うつ状態の人はそうでない人に比べて心臓病の再発による入院・死亡の割合が2倍になるのだそうです。
・・・いやぁ、うつ病に関しては何事に対しても損なんだなぁ。人は人を過剰に追い詰めてはいかんということが改めて証明されましたね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:34Comments(0)TrackBack(0)