2016年10月29日

最後は大逆転で日本ハム日本一

プロ野球日本シリーズ第6戦、広島東洋カープ×北海道日本ハムファイターズがマツダZoom-Zoomスタジアムで行われました


試合は、1回表にいきなり西川遥輝選手の目の覚める3塁打で始まり、その後岡大海選手のショート強襲の内野安打(ちょっと捕り損ねているようにも見えるんだよねぇ・・・)で先制します。
しかし、この試合はシーソーゲームの様相を呈し、2回裏に広島逆転、4回表に日本ハムが再度逆転。そこから5回表と6回表に広島が追加点を重ね、勝負は五分五分になっていました

そして、8回表に広島はジャクソン選手を登板させ、杉谷拳士・市川友也両選手を抑え、盤石の投手リレー・・・と思ったところで落とし穴が待っていました。
西川・中島卓也・岡3選手の連打の後、中田翔選手にはストレートの四球で押し出し。ここに来て、日本シリーズ全試合登板していたジャクソン選手の疲れが一気に出たんだなと思わされましたね。その後はネクストバッターズサークルに立っていた大谷翔平選手を引っ込めて投手のバース選手がそのままバッターボックスに立ったのですが、ジャクソン選手は投手ということで3球棒球でも抑えられるだろうと高をくくっていたのでしょう見透かされたのか、きれいなセンター前ヒットで追加点。そして、とどめはレアード選手の満塁弾。ここで勝負あり。日本ハムが10年ぶり3度目の日本一を勝ち取りました。


広島はジャクソン選手が全てでしたね。普通の登板なら試合をぶち壊したと非難轟々だったんでしょうけど、今日で5試合連続登板でしたからね。移動日を挟んでいたとはいえ、疲労はピークになっていたと思いますわ。正直ジャクソン選手以上もしくはジャクソン選手クラスの投手がいればなと思わされたことでしょう。一岡竜司選手とかもいただろうに・・・。

そして日本ハムは個人的には西川選手にMVPをあげたかったですね。第5戦のサヨナラ満塁本塁打に今日の猛打賞は得点に繋がっていたのもあるのにね。美味しいところをレアード選手が持っていたように感じるもの(苦笑)。


最後に、広島は本当に強かった来年も戦うことになったら、相当苦労させられるだろうなぁ。来年も是非優勝の狙えるチームになって下さい。
そして日本ハム日本一おめでとうございます。よく戦ったと思います。福岡ソフトバンクホークスから神懸った優勝劇もすごかったですけれども、2連敗の後に4連勝とよくチームを立て直したなと思います。素晴らしかったです。


・・・さ、明日はシャウエッセン買ってくるか(ニヤニヤ)。


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2016年10月27日

いや、その勝ち方はおかしい。

のび太「陽がフライアウトだろ。そしたら賢介が四球だろ。」
のび太「次が市川だから送りバントだろ。」
のび太「中島卓也が粘るだろ。」
のび太「岡に死球を出す頃には、相手ががっくりして打たせてもらえるだろ。」
のび太「これじゃ、西川がサヨナラを打つのもあたりまえだ。」
実況「打球はスタンドまで伸びたー!サヨナラ満塁ホームラーン!!」
ドラえもん「いや、その勝ち方はおかしい。」


・・・こんなの絶対おかしいよ→だがちょっと待って欲しい→逆に考えるんだ、とも取れそうな試合だったわ(爆)。


プロ野球日本シリーズ第5戦、北海道日本ハムファイターズ×広島東洋カープは、いつもと違い、18:00(シーズンのナイター開始時間と同じ)に始まりました。

試合は、広島が先制し、第1戦で好投したジョンソン選手が再び好投するという流れで進んでいきました第3戦・第4戦で、サヨナラ・逆転といった負け方をしても、広島はめげないんだ強いんだと思っておりました。この試合で勝てば王手になるというのも影響しているのでしょうね。

ジョンソン選手は6回まで無失点で投げ切り、さあ今度は継投陣の番だ・・・となった時、日本ハムは変わりっ鼻を待ってましたとばかりに攻め込みます7回裏に中島卓也選手のヒットと岡大海選手の犠牲フライで同点に追い付きます。

日本ハムは先発の加藤貴之選手がダメだったのに、後続で切り抜けた感がありましたね。特にシーズン不安定だったメンドーサ選手が抜群のキレで5回1/3を投げ抜いたのが大きかった栗山英樹監督が三顧の礼で待っただけの選手だと思ったけど、いつもこのピッチングをやってくれよと言いたくもなった(苦笑)。

そして9回裏、ドラえもんもおかしいと思った(笑)西川遥輝選手の逆転サヨナラ満塁ホームランに繋がるわけです。
だって、西川選手ってホームランバッターじゃないのよ(苦笑)。ここは粘って四球待ちか内野の頭を越えるシングルヒットでもいいわけよ。それができる選手ですからね。もしかしたら、その前の岡選手への死球にナイン全員が飛び出したことも関係しているのかもしれないですね。あれで火が付いたのかもしれないですわ。でも、だからってサヨナラ満塁ホームランはおかしい(ギャハ)。でも逆に考えれば、あの死球がなければ、どうなってたんだろうな。あそこまでヒートアップするようなことになっていたのだろうかなぁ。逆に岡選手が決めていたかもしれないね。ここまで好調な感じだったし。


しかし、日本ハムは劇的と言うにはあまりにも陳腐な言葉で勝ったと言わないといけないのが申し訳ないと思えるくらいの最高の勝ち方で広島に向かいますマツダZoom-Zoomスタジアムなため、広島ファンの猛烈な声援に再び悩まされることでしょう。
土曜日の天候次第ですが、第1戦のように雨交じりの天候でなければ、大谷選手で勝てると思いたいです。その時の相手が黒田博樹選手になれば、最高の決戦になるんですけどねぇ。予告先発が楽しみだわ。いや、双方が示し合わせたようなふうになってもいいから、そうなってくれ(ニヤニヤ)。


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2016年10月17日

広島はどーんとチャーター、日本ハムはいつもの定期便

日本シリーズ進出を決めた広島東洋カープと北海道日本ハムファイターズ、2球団の選手達の待遇の違いがちょっとした話題になっています


25年ぶりに日本シリーズ進出を決めた広島は、1日2本しかない札幌(新千歳空港)への定期便のことを考慮して、ファンが寄付してくれた、いわゆる樽募金を元手にして、チャーター便を確保したとのこと。その金額は1000万円(往復)
カネが無いと言われていた広島にしては本当に大盤振る舞いといえる金額です。マツダスタジアムに変わってから、いい意味で儲かる球団になったんでしょうね。ドジャースに行った前田健太選手の移籍金もあるのでしょうけれども。

いずれにしても、この好循環は維持したいですし、使うべきところに使うのが本当大切だとも思います。あとは還元するのも大事だけど、いざという時のためにも貯金もしておくんやで(ニヤニヤ)。


で、今回チャーター便にしたのは、選手の疲労軽減のため。また選手やスタッフ達だけで独占して使えるというメリットもあります。特にガタイのいい選手はシート1席では狭く感じることもあるそうなので、2席使えるのは選手としても楽でしょうね。


対して、日本ハムは定期便を使っての移動になるとのこと。カネを絞りたいのか、2回しか移動しないと踏んでいるのか、真相は不明ですけれども、この待遇の差が後々どう響くのかも気にしながら、日本シリーズを見るのも面白いかもしれないですね。


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2015年10月29日

やっぱりソフトバンク日本一

プロ野球日本シリーズは今日神宮球場で第5戦が行われ、0-5と圧倒的なスコアでソフトバンクが勝ち、大方の予想通り日本一となりました。
日本シリーズ開始前から内川聖一選手がいない、李大浩(イ・デホ)選手が神宮に移動してから寝違いで首を痛めた状況となり、本来の力を発揮していない状況にもかかわらず、李選手は今日の試合で先制弾を放ち、その後もメンバー入りした選手が一丸となって奮闘。ヤクルトを圧倒しました。ヤクルトは先日山田哲人選手が3連続本塁打を放った第3戦がよかったと思えたくらいで、全く実力を発揮できないままに終戦となってしまいました。さぞかし、真中満監督をはじめ選手・スタッフ達は悔しかったことでしょう。
ソフトバンクは、創設時の南海、1989年からのダイエー時代を併せて7回目の日本一となり、工藤公康監督は2010年のロッテ監督だった西村徳文さん(2016年からオリックスのヘッドコーチ)以来の就任1年目での日本一となりました。また2年連続の日本一は1990年・1991年の西武以来なのですが、異なる監督で連続日本一になるのは史上初の偉業となりました。


ソフトバンクは3軍制度を敷いているので、戦力が充実しており、2016年には2軍・3軍の新施設が開場するとのことなので、ますます充実することでしょう。また3軍制度の有効性が示されたことで、巨人が3軍を新設しました。今後、資金面で余裕のある球団はソフトバンクや巨人に続いて3軍制度を導入することになるでしょう。


最後に、ソフトバンクの皆様、日本一おめでとうございます下馬評がよかっただけに、ポストシーズンはプレッシャーの連続だったでしょうけど、よく頑張ってここまで至ったものだと感心しています。もう皆さんを大一番に弱いとかポストシーズンに弱いとは言わなくなるでしょう。それだけ、過去の評価をがらりと変える強さだったと思います。この強さが続けば、ソフトバンクは黄金期を迎えることでしょう。充実した戦力と層の厚さをこれからも維持して、さらなる連覇を目指して下さい。


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2015年10月27日

神様・仏様・山田様

日本シリーズ第3戦ヤクルト×ソフトバンク、場所を神宮球場に移して開催されました。
この日の試合は乱打戦になり、ヤクルトの先発杉浦稔大(としひろ)選手もソフトバンク先発中田賢一選手も5回を終える前に早々と降板し、中継ぎ勝負の様相を呈してきました。

そんな試合の中で、ひときわ輝き注目を集めたのが山田哲人選手。ある意味今日の試合を決定付けただけでなく、彼がいなければ今日もヤクルトは負けていたことでしょう。
というのも、1回裏に先制2ラン、3回裏に逆転のソロ、そして再度逆転にされた5回裏には代わったばかりでポストシーズン調子のいい千賀滉大(こうだい)選手から再度逆転となる2ランを放つという離れ業を成し遂げたからです。
この3打席連続ホームランというのは、過去(1970年)に長嶋茂雄さんが2試合にわたってという形で記録したことはあるものの、1試合3打席でのホームランは史上初なのだそうです。ちなみに、3打数連続ホームランという記録もあり、これは過去(2003年)に金本知憲さんが記録しています。この記録は、1四球を挟んだもので、やはり2試合にわたってのものになっています。まさに、山田選手の記録はすごいもので、記録にも記憶にも残るものになるでしょう。

この3本のアーチでやっと打線が覚醒したのか、8回裏に畠山和弘選手のソロと中村悠平選手の2点タイムリーでダメ押し。ヤクルトがソフトバンクを8-4で制しました。


でもね、この3本で勝てなければヤクルトは重傷だよ(笑)。中継ぎ陣が踏ん張ったおかげで呼び込んだ勝利とも言えるので、今後神宮の(今日の試合を含めた)3戦は中継ぎ投手の使いどころと継投策がポイントになってくるでしょう。神宮は球場が狭いですからね。
ただ、これで少し面白くなってきましたよ。何せソフトバンクが圧倒的に強いと思っていましたから。この試合でほころびができて、そこにヤクルトが突っ込めれば、あるいは・・・。


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2014年10月30日

あっけない幕切れでソフトバンクが日本一達成

福岡ヤフオク!ドームで行われた日本シリーズ第5戦ソフトバンク×阪神。今日ソフトバンクが勝てば日本一決定。阪神が勝てば甲子園の大勢のファンの中での決戦に挑めるということで、がぜん盛り上がっていたと思います。
その盛り上がりに呼応するように、先発の攝津・メッセンジャー両選手の粘投が光っていましたね。攝津選手は6回でマウンドを降りたものの、その後を引き継いだ森選手もルーキーとは思えないくらいに粘り強いピッチングをしていました。
ソフトバンクはメッセンジャー選手相手に何とかランナーを出すものの、要所で打線が繋がらない。やっと繋がるかと思ったら、阪神のセンター大和選手の堅守(ファインプレー)に先制点を阻まれるという嫌な流れを2度も引き起こし、このまま昨日に引き続き延長戦になるのではないかと選手もファンも腹をくくりかけていたのではないかと思います。

しかし、針の穴ほどのほころびからチャンスを掴んだのは、ソフトバンクでした。
8回裏に柳田選手のヒットを後続の明石選手が何とか送りバント(2回失敗後の3回目)で生かし、松田選手が粘った末に値千金となるピッチャー返しのタイムリーでもぎ取りました。

ただ、最終回を任されたサファテ選手が誤算。球が大荒れで1死満塁の窮地に陥りました。
ここで西岡選手が粘って打ったものの、ファーストゴロ本塁アウト、一塁もアウトでゲッツー・・・かと思ったら、球が西岡選手に当たってファウルグランドに転がってしまうことに。何とかカバーしにきた選手が本塁に慌てて投げたものの、あわれ間に合わず同点に・・・と思ったらば、一塁塁審が守備妨害の判定でランナー本塁突入の前にゲッツー成立。これにより、ソフトバンクの3年ぶりの日本一が決まってしまったのでした。ソフトバンクの選手が歓喜に酔いしれる中、和田監督の必死の抗議がものすごくコントラストが効いていて、特に阪神ファンにはちょっと後味が悪いんじゃないのかなと思ってしまったほどです。
個人的には、過去の資料映像で見た東京オリンピックの女子バレーがソ連との決勝をソ連のオーバーネットという反則で日本が勝った時のような拍子抜け感で見ておりましたよ。


ところで、一体西岡選手は何をやらかしたのかというと、簡単に言えば、走塁で守備妨害を犯したということなんですね。
本塁から一塁には向かって引かれている線は、途中2本の線(長い長方形のような形)になっているかと思います。この間は、この中に両足が入らないといけないということなんだそうです(実は初めて知った(汗))。西岡選手は、本来は右足が左側の線の外側(ファウルゾーン側)になければならなかったのに、その右足が左側の線の内側(インフィールドゾーン側)に入ってしまっていたんですね。これにより一塁塁審は守備妨害とみなしたわけです。
映像で見る限り、正直微妙な判定なんですけど、こういう時だからこそグレーゾーンな行為は控えるべきではなかったのかと思えてなりません。実にもったいないプレーでもありました。


秋山監督は有終の美で指導者としてのキャリアを一旦終えることとなります。どんなことがあっても最後まで選手を信じた秋山監督の姿勢には頭が下がります。本当におめでとうございます。そしてお疲れ様でした。
阪神もポストシーズン大暴れしたと思います。最終的にはソフトバンクの総合力で抑え込まれたものの、日本シリーズを迎えるまでの間、そして日本シリーズ初戦の戦いは見事でした。これだけの戦いができれば、来年の阪神は他のセリーグ5球団にとってとても手ごわい相手になると思います。


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2013年11月03日

楽天、涙の日本一

まさか、〆でマーくん(田中将大選手)が来ようとは・・・。昨日も志願して160球完投して、あまつさえまた志願してブルペン入りなんて考えられないんですけどねぇ。男気を感じて入れた星野監督にも感服しましたが。


途中から雨降るクリネックススタジアム宮城(宮城球場)で行われた楽天×巨人の日本シリーズ。急遽、隣の宮城県陸上競技場もパブリックビューイングで開放した運命の第7戦、この一戦は田中選手敗戦のショックから立ち直れるかどうかがポイントになっていました。
しかしふたを開けてみれば、そのショックから立ち直ったどころか、さらに強くなった印象を感じました
先発の美馬選手は序盤こそおっかなびっくりなような変化球主体のピッチングだったものの、加点されるたびに大胆なピッチングをして相手を翻弄してきましたね。各回ごとにピッチングを変えたのが功を奏した部分もありましたけれども、3回以降は速球と速球系の変化球(スライダー・ツーシーム)で相手をかく乱させて、相手を上手いこと手玉に取っていましたね。正直5回まで持てばいいと思っていましたけど、もう行けるところまで行けばいいというふうに思えたくらいですよ。正直則本選手を出すのさえもったいないくらいに。

その次を繋いだ則本選手も疲労困ぱいの中でも無難に2回を抑え、後を田中選手に託したのではないかと思っています。

そして、田中選手。
相性の悪いロペス選手には打たれたものの、連投をもろともしない力強いピッチングで、田中将大という選手が楽天の、いや日本プロ野球の伝説、いえいえ本当に神になってしまったのです。


打線も効果的に点をあげられてよかったですね。特に決め手になった牧田選手のホームランは、全ての選手の思いがそうさせたのだと思います。数少ない創設メンバーというのも何かしらの縁があったのかもしれません。


これで、楽天は創設初の日本一も飾り、指揮を執った星野監督は中日時代にも阪神時代にも成し得なかった日本一をこの東北の地で、因縁の巨人からもぎ取ったのです。


今日仙台に振っている雨は、楽天ファンの涙雨になりました。震災の過酷な状況を乗り越え、嶋選手の述べていた野球の底力を見せてくれました。その底力が、選手だけでなく、ファンも、宮城県をはじめとした東北地方の人々の思いが乗り移って、大きな力になっていたのではないのでしょうか。それが普段以上の力を発揮できたのだと思います。


楽天日本一、おめでとうございます。そして、夢と感動をありがとうございます。


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2013年11月02日

不沈戦艦田中、撃沈

これはもうヤバい。楽天の日本一に黄色信号が灯ったことになりました。
日本シリーズ第6戦、場所を再びクリネックス宮城(宮城球場)に移し、田中選手で日本一・・・というビジョンを描いた星野監督の構想は、見事なまでに夢想に終わってしまうことになりました。


先発の田中選手は、実のところそれほど危なげないピッチングをしていたのですが、5回に坂本選手のフェンス直撃弾を浴びたあたりから歯車が狂ってきたのではないかと思っています。ボウカー選手凡退(送りバント失敗)後に出てきたロペス選手のホームランで同点にされたのが、今思えば田中選手敗戦の決め手になったのでしょう。
その後も寺内・長野(ちょうの)両選手に連打を浴び、ホームスチール阻止で何とか2死まで持ち込んだものの、高橋由伸選手に投じたストレートを狙われて逆転不敗神話の終了を予感させる当たりになりました。
6回には村田・坂本両選手に再度連打を浴び、今度はボウカー選手が送りバントを決め、ロペス選手が放った内野ゴロの間に1点追加。これで万事休す。
その後160球の粘投むなしく、楽天は敗戦。実に1年以上続いた不敗神話は事実上終了しました(レギュラーシーズンでの不敗は継続のため)


打線も2回に取った2点までで、巨人の先発菅野選手を打ち崩せなかったのが痛かったですね。もっとも、2点目はロペス選手の失策絡みだったので、結局のところ運ですわね。これ以降、運を天に見放されたと言ってもいいでしょう。全てはロペス選手の失策がきっかけで、ロペス選手が奮起したから巨人は勝てたと言ってもいいでしょう。普通ならズルズル行きかねない展開です。

逆を言えば、ルーキー離れした菅野選手の老獪なピッチングもあるでしょう。以前敗戦してしまっただけに、今回ばかりは・・・と奮起していたのでしょう。周囲の『失点』でも動じないピッチングは本当に彼がルーキーなのかと疑いたくもなってしまいます。
楽天打線に関しては、それほど悪くないはず。今回は菅野選手にしてやられたと言っていいでしょう。キーマンの選手は調子を崩していないと思われるので、次の先発次第では調子を取り戻すと思われます。


しかし、これで投手陣は盤石の巨人に対し、投手陣のコマが全くと言っていいほどない楽天という事態に。
巨人は恐らく杉内選手をリベンジ登板させることになるでしょう。実績はあるだけに、前回のような事態にはなりにくいと思っています。
対して楽天は先述の通り弾がない。恐らく第3戦に好投した美馬選手を据えざるを得ないでしょうけど、細やかな継投リレーをせざるをも得なくなり、第4戦で好投した辛島選手、第1戦・第5戦を投げた則本選手、果ては田中選手を再度投入(今日TBSテレビ系で解説していた衣笠さんは「あり得ない」と言っていましたが、個人的には、1イニングなら可能性が全くないわけではない)・・・という事態も考えられます。もちろん、第4戦で好投したレイ選手といった中継ぎ陣も控えているので大丈夫とは思いますが、継投に不安の残る楽天だけに、巨人に分がいいのは否めないんですよねぇ・・・。
そして『田中で敗戦』という精神的ショックから一夜で立ち直れるか次の試合は、彼らのメンタル面を測る上で重要になるでしょう。今後田中選手がいなくなることを想定すれば、来年以降の戦いも占う試合になると思っています。
ここまで巨人が粘るのは、まさかとは思っているんですけど、先日亡くなった『打撃の神様』が勝たせてくれてるんだろうなぁ・・・。にわかに信じられないのですが。


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Posted by alexey_calvanov at 22:44Comments(0)TrackBack(0)

2012年11月04日

プロ野球「日本シリーズ」見てますか?

既に終了してしまいましたが、日本シリーズに関するトラックバック。
今回の日本シリーズ、日本ハムファンとして放送時間開始からなるべく見られるようにしてましたが、仕事の絡みもあったので、だいたい試合開始前後になってしまいましたね。テレビ中継ももちろん見ていましたが、ガンちゃん(岩本勉さん)の解説が聞けるときは、なるべくラジオも並行して聞いていました
日本ハムに関しては、本当に惜しい試合もあったし、よく善戦したと思うのが所感としてまず思い浮かぶところ。色々あるんですが、そのあたりはこちらを参照して頂いて


テレビ中継に関しては、東京ドームに関しては日テレ系の独占放送になっていた(第2戦除く)のは少々頂けないですね。巨人主催の放送なので仕方のない部分もありますが、全国で日テレ系が見えるわけではない(注:巨人キャンプのおひざ元の宮崎県や沖縄県では日テレ系がないために放送されていない)のですから、できることならNHK-BSで放送できるように配慮してあげるべきだったのではないのでしょうか。その点、日本ハム主催のゲームでは民放(テレビ朝日系・フジテレビ系)とNHK-BSで見られたので、どちらか好きな方で見て楽しめましたね。解説者(NHK-BSでは梨田さんが出てた時は見ていた)で選べますし。


来年はどのチームが勝ち上がってくるのかわかりませんけど、できることなら民放独占とかNHK-BSでしかやりませんという事態は避けてほしいものです。やはり今年のプロ野球の集大成なわけですし、多い少ないはあれども、全国のファンにとっては待ち望んでいたものですから。


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2012年11月03日

泣き虫監督の爽やか全員野球

今日の日本シリーズで、巨人が日本ハムを4-3で下し、巨人が3年ぶり22度目の日本一になりました。


平たく言えば、巨人は選手層の厚さだけでなく運も持っていたなと。
先制しても流れを絶対に引き渡していない(逆に先制されたら流れを一気に失ってる)のは実に素晴らしい。追いつかれても追いつかれそうになっても崩れることがないのはその証左でしょう。

あとは、死球で勝っていったものじゃないかと。
第2戦の投手の沢村選手が、陽・中田両選手への死球で崩れるかと思ったら、けん制のサインを見逃したことで阿部選手が一喝したらとたんに立ち直ったことで、第5戦の加藤選手への『疑惑の危険球』がまかり通ったことで、一気に持って行かれた印象がありますね。


阿部選手がいなくなってから巻き返せるんじゃないかと思ったんですが、第5戦が全て。その後復帰した第6戦で持って行かれたわけで・・・。
あとは、阿部選手や首脳陣がよく日本ハムを研究してたんだなと。吉川選手をああも打ち崩せるとは、単純に調子の悪いというふうだけでは済まされない事態だと。


で、日本ハムは、先述と絡んで、日本ハムらしい野球をさせてくれなかったと。
守りで勝つ・繋いで勝つという野球が、ズタズタに引き裂かれてしまいました。それでも栗山監督は選手を信じて起用し続けたのだから、彼に大きな咎はないと思います。むしろ開幕前にあれだけ酷評されていたのをここまで持って来たのですから、大健闘と言ってもいいでしょう。


下馬評が低い中、栗山監督は本当によくやって下さいました。そして監督が変わろうが、これまでの日本ハムのスタンスは変わっていないし、選手一人一人がきちんと動いてくれる限りは、来年以降も優勝を狙えるチームになるでしょう。まだこれからです。
とにかく、栗山監督1年間お疲れ様でした。あとは大谷選手獲得に全力を注いで下さい。


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2012年10月31日

ごめん、絶対打てないと思ってた(苦笑)

そろそろブログ書こうかなと思ってたら、丁度おあつらえ向きに今日の日本シリーズ第4戦が終わったんですけどね。意外な幕切れですよ。


試合に関しては若手、双方20歳の投手がいい味を出していました。日本ハム中村選手・巨人宮國選手、共に将来のエースとなりうるにふさわしい投球をしていました。あっぱれです。
その後の継投策も、双方実によくハマっていました。相手を決して打たせんという気迫はひしひしと感じられましたよ。わずかなほころびが出たら負け、そう体現してもいい雰囲気になったら、案の定最後に大きな穴が待ってて、その穴に巨人が落ちちゃったわけですよ。

延長12回裏、ノーアウトで小谷野選手が出塁後、守備固め(実際は、ホフパワー選手の代打で出た二岡選手の代走)で登場した中島卓也選手が事実上の送りバント失敗。そして大野選手が再度送りバントを行って、すわ2アウトになるのか・・・と思ったら、2塁の藤村選手が西村選手の送球を捕り損ねて1・2塁になってしまったのです。

ここで回って来たのは、中島卓也選手と同じく守備固めで登場していた飯山選手。この打席が2回目いなり、最初の打席はセカンドゴロ。以前から言及している通り、元々守備は上手いものの、打撃に関しては、からっきしダメという選手そのダメさ加減を象徴するエピソードは、こちらを見てもらえればわかるかと。逆に、出会い頭のホームランに象徴されるように、当たった時には何かが起こる、つまり勝負の時に決めてしまう人でもあるんです。
で、第2打席になったこの打席、珍しく弧を描く当たりが飛んだんですよ。ああ、またレフトフライか何かかなと悲しい目で見ていると、思った以上に伸びたのと、レフトの矢野選手が前進守備だったことも幸いしてか、矢野選手の頭を越えるヒットに。一気にセカンドランナーの中島卓也選手が帰って来て、サヨナラ勝ちとなりました。


飯山選手には本当に申し訳ないと思う。絶対打てないと思っていたもの(汗)。だけど、この大一番でこのバッティングができるというのは、もしかしたら何か持ってるのかもしれないですね。
ともあれ、おめでとうございます。ホントに飯山選手が何かしでかすと涙が出そうですよ。いや実際出ましたよ(泣)。何だろう、飯山選手のポテンシャルの大きさに感動してるんでしょうかねぇ・・・。


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2012年10月30日

ガンちゃんの解説がおかしすぎる

日本シリーズが行われている今日この頃でございますが、ラジオ中継に出ている岩本勉さん(以下ガンちゃん)が今日全国放送向けの中継に出ていたので、テレビを見ながらradikoを付けてCBCラジオのラジオ中継を聞いておりました


ガンちゃんの中継は、時折CSのGAORAで見る際に聞くことはあるのですが、とにかくアツい。そして頭の回転が早いのか、とにかくフレーズを放り込むしゃべりをするんですね。専門的な言葉は少ないのでわかりやすいものの、早口になると少々流れてしまうこともあり、そのあたりはプロの人とは違うんだなぁと感じながらもぐいぐい引き込まれる、日本ハムファンなら必ず聞いてほしい解説の一人であります(他に聞いてほしいのは西崎さんとか梨田さんあたりかな、日本ハム関係者だと)。


今日は稲葉選手が活躍したので、再三再四稲葉選手が打つと、「1時半から汗びっちょりで練習していました」というフレーズが何度も飛んだ(笑)。おじいちゃん(注:まだガンちゃんはそんなふうに呼ばれる歳ではない(爆))もうええっちゅうねんとか思いながらも、苦笑しながら聞き入ってしまうのは、ガンちゃんの人柄と話術の賜物じゃないのかと。時々いいこと言うんですよ。<時々かい!

中でも今日の解説で面白かったのは、陽選手が守備の際に股間直撃をした話独特の擬音で股間直撃の痛さをラジオの皆様に伝えておりました(笑)。「女性の皆様は想像で結構です」って、そんなん言わんでもわかるわい(ゲラゲラゲラ)。


でもね、稲葉ジャンプが起こったら、「全国の皆さんに稲葉ジャンプのすごさを伝えてやって」とさりげなくHBCラジオのアナウンサーに説明をお願いするなど、やはり日本ハムの在籍選手だったんだなと思わせることも。また自分の喋りだけでなく、進行の人もきちんと立てたり、会話を面白く成り立たせようと(時に暴走しながらも)奮闘する姿、私大好きです。


この人の解説が明日北海道オンリーの放送で聞けるそうで。今年はHBCテレビ(TBSテレビ。ひいてはJNN系)は放送権を獲得できなかったので、テレビの解説でこれを聞けないのが残念ですけど、下手な解説を聞くより面白いと個人的にオススメしております。そして、HBCラジオを聞けるエリアの人がうらやましい・・・。


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